昭和のくされ大学生のような生活の日々
大学入学式の日。
ワンダーフォーゲル部の勧誘にまったく出会えなくて
自分から探して早々に入部した。
仕送りもそこそこいただいていたのでバイトをすることもなく
どっぷりとサークルに勤しむ日々だった。
筋トレや歩荷(荷物を背負って歩く)などの訓練はきつかったけど
特別なことをするわけでもないのに、山にいることは楽しくて
週に2つほどだされる山行計画のなかから毎週のように山に行っていた。
はじめての試みだったサイクリングに参加したのはよいものの
ちびっ子の私には、サイクリング部から借りたロードバイクが大きすぎて
足が地面につきづらく、7mほどの土手を転げ落ちるなんてこともあった。
いや、かすり傷ひとつなかったよ。ありがたいことに。
阿蘇で出会った牧場の人が提供してくれた麦茶をがぶ飲みしたのも懐かしい。
あー、あの麦茶はほんとに美味しかった。
同期は男子7人、女子1人で、楽しく過ごせていたはずなのに
3年次には全員がサークルを辞めてしまっているなんて、予想外だったな。
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