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お茶のお稽古⑥

お茶のお稽古6回目でした。

掛け軸に書かれていたのは「閑坐聴松風」でした。
松風とは松の葉の間を風が通る音のことで、茶道では茶釜の煮えたぎる音を指すそうです。
松の葉の間を風は通る音なんて考えたこともなかったけど、素敵。日本には色んな音があって、味わい深いものがありますね。

花瓶には先生のお庭に咲いているまさに今の季節のお花が生けてあり、植物を大切に育てるところからおもてなしが始まっているだなとありがたく感じました。

炉は五行棚でした。
五行はいろいろなところに浸透しており、曜日やお寺の幕(のようなもの)など現在で様々なところでみることができるそうです。

盆点手前をしていると少しずつ手が覚えていて、動きが滑らかになっているように感じました。
茶杓・建水・棗の順をついつい間違えてしまいますが、今までと違うところを指摘いただくようになり、少し嬉しかったです。

そして、本日の和菓子は虎屋のあんこ焼きと、先生が先日行ったお茶会でいただいた特別に作られたお茶菓子でした。

卵とあんこで作られたカステラのような味がするお菓子で、鶴屋八幡という大阪の和菓子屋さんと一緒に作ったそうです。今はもう作られていないお菓子で、作るのが大変だったそうです。
『ばからもん』という漫画に出てくる、亡くなった先代のお菓子のレシピをメモ書きから再現するというストーリーを思い出しました。

もう一つ豆豉のような納豆なんとかというお菓子もあったのですが、名前を忘れてしまいました。

今日は生徒が私だけだったので、お茶を自分で点てて、お客様役をやってとなんだか目まぐるしかったですが、自分の点てたお茶も美味しくて嬉しかったです。


お茶にいくと今に集中し、そして誰かと比べることなく自分を見ることができるような気がして、とても大切な時間だと感じています。
だから次のお稽古に行くのも今からとても楽しみです。


最後に先生が好きなことをできることがありがたいとおっしゃっていて、
私自身もヨガをしたり料理を振る舞ったり、好きなことをお伝えする場をいただけていることがとてもありがたいことだとハッとしました。

どんな場でも「おもてなし」の心が伝わる先生のように一つ一つを大切にしていこうと思いました。


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