お茶のお稽古⑦

今日はお茶のお稽古7回目でした。

10月は風炉のお稽古がおしまいの月です。
私はまだ風炉ではなく盆点手前なのですが、風炉のお話も聞いていたので少し名残惜しいような、炉が楽しみなような気持ちになりました。

本日の掛け軸は「深雲古寺鐘」というものでした。
先生が説明の中で、昔は鐘の音で時を知らせていたことと日の長さによって鐘を鳴らしていたので夏と冬とでは鳴らす時間が違ったということが驚きでした。
時間によって生活を決めている時代なんてとっても短くて、ほとんどの時代で人は日を中心に生きてきたんだと、なんだか今の時代がおかしく思えました。

また香木についてのお話も伺いました。
自然にしかできず、また、作られるのに大変な時間を要するため、とてもとても貴重なもので、蘭奢待という国宝になっているものもあるそうです。
叶う時がくる気はしないけど、一度聴香してみたいなぁ・・・🥺

お点前では、茶杓建水帛紗はクリア。
しかし、また違うところを間違ったりして、三歩進んで二歩下がるという感じでした。
やりながら先生に質問できるようになったので、少しは余裕が出てきたのかなと思いました。
次回から私も炉のお点前をさせていただけるそうで、今からドキドキです。

廻船問屋だった千利休の話もしてくださって、茶の湯のはじまりは決して綺麗なものだけじゃなく黒いものもあるというお話を伺って、ものごとはどんどん変化していくものなんだということを改めて感じました。

ものの価値は案外つけたもん勝ちなのかもしれません。

また、受験勉強で習った歴史のこと。
当時は一体何の役に立つのんだろう・・と思いながら勉強していたけど、必死で覚えた知識たちが色々繋がっていくからやっておいたことってどこかで役に立つんだなと思えました。

どこのものか忘れてしまった本日の栗のお菓子。
めちゃくちゃ美味しかったです。
もう一つは赤坂にある塩野の御干菓子。私はコスモスの琥珀糖をいただきました。
少し香ばしくてとっても美味しかったです。
塩野は老舗でおもてなしがとてもすごいそうなので、一度行ってみたいです。
また、お土産でいただいたという吹寄もいただきました。吹寄は落ち葉などが風で集まったり、かき集めたものをから来ているそうで由来を聞くとナルホドと納得。言葉や名前の由来って面白いです

来月振る舞われるぜんざいの由来は、「神在月(じんざいづき)」からきているそうです。


来月のぜんざいと炉のお稽古もとっても楽しみです😊

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