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お茶のお稽古19

3月はじめにあった19回目のお稽古日記です。

床の間

この日は、上巳の節句にちなんで、お雛様のお軸でした。
お雛様とお内裏様のみが描かれていて、とても可愛かったです。

また、菱餅の香合も置かれていて、女の子のお祭りが嬉しかった子供の頃を思い出しました。

花入れは通い筒で、藪椿と蕗のとうが飾られていました。

春ですねぇ。


お菓子

先生が京都に行かれたお土産で、京都でしか買えないお菓子をたくさん買ってきてくださいました。

主菓子は、聚洸さんの「ひっちぎり」でした。
アコヤ貝のような形をしたお雛様のお菓子で、桃色にうぐいす色がなんとも可愛かったです。
はるか昔、宮中でたくさんの方にお菓子を振る舞うため、ひきちぎったような形になったのだそうです。

お干菓子は、亀屋伊織さんの「菜花の月」と「早蕨」でした。
なんとも美味しいこと😊

先日、亀屋伊織さんの本を読み、お菓子を作っている風景を思い浮かべながらいただだいたので、
作られた背景などを知っていると、楽しみが増えていいなぁと思いました。


徒然棚薄茶点前

3月は釣釜を使うそうです。
釜がゆらゆら揺れて、少し緊張するのですが、この揺れるところがいいところなのだそうです。

徒然棚は、棗を入れておくところに戸がついていて、戸を開ける時に鹿の革の紐を掴みます。
これがなかなか難しく、少し手こずりました。

しかし、棚そのものがきらびやかで美しく、上巳の節句をさらに盛り上げてくれました。
蓋置が太鼓を模したものになっていたり、お茶碗もお雛様が描かれていたり、桃の花の形をしていたり、キュンキュンしました😊

また、3月は卒業の月ということで、筆洗を模したお茶碗もあり、おもしろかったです。


感想

2月の寒い季節が過ぎ、春がやってくる3月。
雛祭りがあって、自分の誕生日がある月でもあるので、大好きな季節です。

なんとなくはじめたお茶ですが、3月が好きだったということを思い出したり、家で雛あられを食べたり・・・

お茶のお稽古の時間以外にも、季節を楽しめるようになってきた気がします。

日々がより楽しくなる。
それもお茶の醍醐味の1つですね😊

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