お洒落は足元からっていう話。
靴への愛が止まらないから書いてみようっていうただただ自己満の内容かもしれない。
だけどちょっといろんな人に読んでほしいなぁ、、っていう話。
車いすに乗っているわたし。
だけど、掴まれば少し立ったり歩いたりできる。
小学校は手すりを掴まって階段を登っていた。
それ故、困った事がある。
履ける靴が極端に少なかった。
当時の条件はこう、
ハイカットで足首を支えてもらえるようなもの。
理由はこう、
立った時に踵がつかないから。
常につま先立ちだ。
そうなると、足首の支えがなければ簡単に脱げてしまう。履ける靴が限られてしまう。
わたしは市販の靴は小さい頃からそういう靴を選んできた。
別になんとも思っていなかった。
ところが
大学生になった時だ。
周りの子は毎日色々な靴を履いてくる。ヒール、パンプス、スニーカー、サンダル、、ありとあらゆる靴が目に飛び込んでキラキラして見えた。
そりゃそうだよ。
女子って靴好きよね。
お洒落は足元からだよね笑
やっぱりわたしも履きたくなった。
そうだ!!ここはもうバリアフリーの大学だ。
階段を登る必要もないし。座っているだけなら少しトイレで立つくらいなら、、ハイカットじゃなくても履けた!!なーんだ!履けるわ!!
軽い気持ちでわたしは好きな靴を履くようになった。
とは言っても時と場合によるし、踵がつかないだけでなく、幅広甲高の足だからなんでも履けるわけではなかった。
それでも履ける靴を見つけては喜び、時には友達が一緒に探しに行ってくれたりもした。
ところが
社会人になって捻挫を繰り返すようになった。
きっかけは今考えればおそらく、北海道胆振地震で停電し、階段を使って避難していた時だ。買ったばかりの短めブーツを履き必死に足を運んだ。
1回だけグキッっとなった気がした。
正直その時はそんなことより早く降りなきゃ、登らなきゃ、、。
慌てる。とはまさにこれか、状態だった。
だからそんなこといつのまにか忘れていた。
それからというもの、車いすからトイレに移る時や、車に乗る時、もう、それはそれは、え?こんなことで?まじ??というようなことで捻挫をするようになった。
最初のうちは…いやいやいや、気のせいでしょ!と誤魔化していたが、回数を重ねるうち痛すぎて、え、トイレ🚽いきたい。
うわぁ、、また痛いのかよ。的な感じになり、車に乗る時も、なんだか、、色々と無理だわこれ。状態になり、日常生活に支障が出始めた。
しょうがないわ。と、リハビリの先生に相談。
サポーターをつけましょう。となり、サポーターをつけなければいけなくなった。
最初は、治ればとれるんだよね!と軽く考えていたが、わたしの足は変形していたり、まぁ、とりあえず、世界に1つ✨超レアキャラ!!的な
足なので、繰り返すならずっとつけといた方がいいんじゃない?と言われ。
ま、まじか、、、ガーーンガーーンガーーン。あのボクシングの負けた時に鳴らされる鐘が脳内でリピートされましたわ。
今までも?履ける靴が少なかったというのに??今持ってる靴も?履けなくなるということですかい??
NOーーーー、ま、まだ買ったばかりの靴もありますけど、、
とりあえず、ありったけの靴を何度も試した。
ええ、見事にサポーターをつけている足には入りませんでしたーーー!!かろうじて履き古しのスニーカーのインソールを外し、なんとか、、。
そこで、数日落ち込んだ。いつものヘルパーさんも驚きを見せるほど、食欲もない、やる気もない。靴も履けない。あーーー!まるでムンクの叫びのようなポーズをし、ケータイを見つめたことを覚えている。
しかしだ!つい最近、めちゃくちゃわたしのために作られましたか?というぶっ飛んだ勘違いをしそうになるほどに、わたしにぴったりのスニーカーを見つけた。もう、それはそれは嬉しすぎた。神様〜〜〜😭✨と叫びたくなる感じだ。
こういう出来事があると、二十数年車いす女子やっててよかったなぁ💕しみじみ。となる。
今では毎日それを履いている。幸せだ。
これで終わればよかったんだが、、
春が終わり、夏がやってくる、、
また次回。
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