見出し画像

大きな愛に包まれたら

槇原敬之の「もう恋なんてしない」を聴きながら愛について書く。
何でだよと言われてもそれは私も知る由はない。勝手にYouTube musicが流してくるからだ。
まあそんなことはどうでも良い、愛だよ愛。



普段疲れやストレスを感じても滅多に体調を崩すことはないのだけれど何故だか私は急に体調を崩した。
しかも39℃という高熱を叩き出し、頭痛と吐き気に襲われ意識朦朧とする中で仕事をしていたんだから恐ろしい話だよな。仕事したとはいえ流石に患者さんに対する治療は出来なかった。
座ることもままならなかったからなあ。


先に帰っていた上司に事情を説明し、あらゆる業務を放って帰宅した。
上司から今後の状況報告と方向性を示す執拗な業務連絡をこなしようやく寝た。
全く、異常なまでに心配症なんだからな。(お前が言うな)
そこからは布団にしがみつくまでもなく熱にうかされながらとことん寝まくった。

翌日、上司にまだ下がりきらない発熱状況を報告しまた寝ようとしたら社長から連絡が来た。



「生きてるか?」



この一言のみ。
だけどこの一言だけで十分だった。


一般的には“何だよ、それだけかよ“と思う人が多いのかもしれないけど私にとっては愛を感じた。

その前もその後も上司からは体調を気遣うというよりかは状況説明を求める連絡がひっきりなしにきてたけど、社長からはたった一言だけだった。

上司と社長では立場が違うから視点も違うのかもしれないけれど、上司からしたら私の体調に関しての状況確認は院を運営する中での一つの情報でしかなくて、そこに私は存在しないんだよね。


求めている情報だけ得られればそれでいい。


だけど社長の言葉にはそれらの機械的なやり取りを一切感じず、むしろ愛を感じた。
なぜなのか。
それは、私自身のことだけを見ているかのような言葉だったからだ。
たとえそこに会社運営が絡んでいたとしてもそれらを感じさせないこの配慮こそが、社長が社長である所以だといつも思う。


人を率いる先導者としての人格があるからこそ、多くの人々が慕い、いつまでも求められる存在であり続けられるんだなと感じた。




私がこの地でしがみついていられるのはこの人のお陰。いつかちゃんとこの人から受け取った多くの愛に絶対に恩返しするんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?