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子宮頚部円錐切除術を受けた時の話

わたしの場合


組織診にて子宮頚がんの腺がん疑いだったものの、MRI、CT、腫瘍マーカーの値に、がんの所見が見当たらなかったため、より詳しく細胞を見てもらうための検査として、子宮頚部円錐切除術を行うことになった。

子宮頚部円錐切除術とは

子宮頚部を円錐状に切除して診断や治療を行うもの
〈目的〉
1.子宮頚部の病気の広がりや程度を正確に診断するため
※子宮頚部異形成の程度が重くなってきた(高度異形成になった)場合や早期子宮頚がん(上皮内がん、微小浸潤がん)の場合に診断と治療を兼ねて行う
2.子宮頚部の病気を切り取って治療するため


入院から退院まで

手術前日


入院。
10:30にキャリーケースを引きずり、1人で入院手続き。
院内で昼食と聞いていたが、昼食の発注ができていなかったらしく、院内のカフェで購入して病室で食べる。

・院内の説明をうける
・麻酔科医から、全身麻酔の説明をうける。
・シャワーOK
・飲水は20:00まで。その後は、翌朝8:00まで指定のOS1(経口補水液)のみOK。
・消灯21:00

比較的、時間に余裕アリ。


手術当日

朝食、昼食はなし。
手術の3時間前まで、指定の飲み物が飲める約束。
わたしの場合は8:00までオッケーだったけど、気づいた時には8:40。時すでに遅し。朝起きた時に飲んだきりになってしまった。

ストレッチしたりして準備万端だったけど、予定より遅れている様子。お腹がすいてきたし、待ちすぎて少しウトウトしながら待つ。
予定より50分遅く開始すると連絡をうけ、いざ準備。

●はみがき
はみがきは、術中、術後の口腔トラブルを避けるために必須。

●着替え
手術着に紙ショーツ。紙ショーツの前と後ろがあってるか全然わからなーい。何回も前後はきかえてみるも、どちらもお尻がおさまらない感じで歩くと食い込む。
正解がわからないまま着替え終了。まぁいっか。

手術室までは看護師さんの案内で自分で歩く。手術室に入ると、テレビで見たような光景で、思わず「わぁ~すごい」。思ったよりも広くて、無機質でドキドキが高まる。

ベットに自分で上がり、横たわる。
・名前の確認
・心電図、血圧計、体内の酸素をはかる器械(パルスオキシメーター)を装着
・点滴
・腕はT字に広げて固定
・マスク

麻酔科医「ふわふわした感じありますか~。」
わたし「あ、はい~。なんとなく~。」

・・・

手術医「聞こえますか~手術終わりましたよ~。」
わたし「…?」一切記憶なし。
恐らくものの10秒くらいで落ちていたと思う。

実際、手術室に入ってから出るまでで約1時間だったようなので、麻酔にかかっていた時間は30分~40分位かな。

2時間くらいベットで安静にして、軽く歩行練習。
まったく痛みを感じず、拍子抜け。
帝王切開で開腹手術を経験しているので、手術=開腹の痛みを想像していたというのもある。

19:00に1日ぶりの食事。夜ご飯は通常食。めちゃくちゃお腹すいていたから完食。
21:00就寝。

手術翌日


出血がなかったので予定どおり朝9:30に退院。
家までは自分1人で帰れるくらい、体調は回復しましたが、念のため、家族に迎えに来てもらいました。


術後は?

●患部の痛み
患部の痛みは感じませんでした。生理痛のような下腹部の気だるさをたまに感じました。

●麻酔の副作用
全身麻酔中は人工呼吸を行うために、口からのどを通して気管の中に管を挿入する(気管内挿管)のですが、麻酔にかかっている間の出来事なので自覚はなく、終わったあとものどの痛みや声のかすれなどの症状は出ませんでした。

●出血
生理最終日くらいの出血があります(術後3日目)。ナプキンはつけておくことをおすすめします。


報告は以上です。
わたしの経験が、誰かのお役にたてたら幸いです♡

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