自分に自信はあるか?

自分に自信を持って服を着れる? 口紅を塗れる? 化粧をできる? 街を歩ける? 食事ができる? 夜寝られる? 

自分に自信を持って行動できる?

そんな人間がいったい何人いるのだろう。そうではない人間もいったい何人いるのだろう。私たちは日々、自分の自信のなさをひたすらに自分の中に隠しながら生きている。あるいは露呈しながら。

今日もまた君は自信のない人間の仲間入りだ。人の目を気にし、うつむきながら歩く。人と目が合わないように用心する。毎日神経をすり減らしながら行動している。

いつになったら、もっとラクに生活できるのか、考えている。精神的なラクさを手に入れられる日とはいつなのか。どうやればいいのか。こんな私たちでも考えている。それでまた神経をすり減らす。自信が削れていく。どんどん、どんどん。

生まれつきか? 育った環境か? 人はなぜ、そうなる? 答えがわかる人が誰かいるだろうか。明確にずばっと答えられ、そして自分の自信なさを解消してくれる人間。魔法のように一声唱えたら、それが稲妻のように自分の心に響き、語りかけ、その瞬間、自信のある人間へと変われる。それを生業にしている人間はいないのか。それともそれは不可能なのか。私たちはコツコツ、コツコツ、少しずつ自信をつけ、それを積み重ねなければいけないのか。

そんなことをやって疲れやしないのか。日々の肉体労働に加え、感情労働。そのうえ、自分を改善させる努力。そこはただひたすらに地獄だ。地獄を這って毎日進んでいる。少しずつでも進んだ先に、希望はあるか? 地獄から希望は見えるのか? あるいは、地獄は希望に変わるのか? 誰か知っているなら教えてほしい。答えを先に教えてほしい。それが私の希望になるから。

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