視覚



このメチャか〜わ(であるかどうかは各自の好みによる)ジーンズを買ったんやけど、これ着たさにお出かけへの意欲が上がっている実感がある。服には人を動かす力がある。

今まで24時間365日×4年間パジャマだけを着てきて、「衣類」というものと縁遠い生活を送ってきたから、「衣類」が着られるようになってきて本当に嬉しい!

一般的に知られていないかもしれないけど、「衣類」の魅力はハンパない!!

私は今に至るまで一度たりともおしゃれを楽しみたいという心は喪ったことはないし、これからも手放すつもりはない。時折、空白の期間に楽しめなかった服のことを考えると空虚な気持ちになったりもする。時間は人と同じだけ過ぎるのに、体験だけが欠落している。知らぬ間にファッションの流行すら見知らぬ姿に移り変わり、自分だけがいつまでも過去に取り残されているのだと思い知らされる。だからその分、全力で好きな服を集めて好きな服を着ていきたい!たとえそれが数日に一度のお出かけでも。


綺麗な服を着て外に出ると嬉しいし、それ以前に凄く安心する。自分が自分でいられる感覚がある。外に出かける時、人一倍身綺麗にしていないと奇異な目で見られるのではないかという恐怖心が常にあって、みっともない人、異質な人、哀れな人と思われるのが嫌でたまらない。多分、自分の尊厳を守りたい、誇りを失いたくない、そんな気持ちからくるものだと思う。

その要因の一つには車椅子があって、車椅子はこの世の車輪が付いている物体の中で群を抜いて造形が美しくない上、なぜか悲壮感すら内包しているから、自分の生活に欠かせないものであるにも関わらず、絶対に好きになれない。こんなにダサくてみすぼらしくてみっともない物体に強制的に"乗らされて"いる自分が恥ずかしくて情けなくてたまらなくなる。他の車椅子ユーザーの声を聞いたって、少なくともあのデザインに満足している人は一人もいない。デザインがもう少し良ければ、もっと外へ出たい、人波に乗りたい、という気持ちが生まれてくるだろうに。

「外見」って何なのだろう。綺麗な服を着ては喜び、みっともない車に乗っては絶望する。人間は結局のところ、視覚的な魅力を無意識的に判断する機能を放棄できないのかもしれない、と思った。マジでなんの話?


とにかく春は体調もいいしお出かけもしやすいし総てが最高〜〜〜!🌿🌿🌿🌿🌿そよそよ…



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