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PJCS ベスト16 悪ニンフィア デッキ解説


★はじめに

初めまして、こんにちは、群馬でポケカやっているわたぬき(@QvOwata) (https://twitter.com/QvOwata)です。
ポケモンカードを初めてちょうど1年でPJCSで予選7-2(42位)通過Day2にてベスト16に入ることができ、来年の世界大会権利を獲得することのできました《悪ニンフィア》のデッキについてご紹介していきます。

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今回のPJCSは環境予想が難しかったため、多くのデッキに対し、安定した立ち回りや勝率を取れるデッキを選択したつもりです。予選を通過するためには最低でも7-2を取らなくてはならないためです。いつも一緒に練習をしているさーとぅる(@saturnlchacha) (https://twitter.com/saturnlchacha)とデッキ選択や構築、練習をし大会に望みました。この記事ではデッキにおけるカードの採用理由、各環境デッキへの立ち回りや意識したことを具体的に説明していきたいと思います。2人での共同執筆になりますが、2人とも初めての投稿になりますので読みにくい点もあるかと思いますが、気になった方はぜひ読んでいただけますと嬉しいです。


★当日のマッチアップ

・7/17(土) PJCS2021 マスターリーグ予選
※スイスドロー形式 制限時間 25分
1回戦 黒馬マホイップVMAX 先行 6-0 ⭕️
2回戦 いちげきウーラオスブラッキー 後攻 6-5 ⭕️
3回戦 ハンデススイクン 後攻 1-6 ❌
4回戦 れんげきウーラオス 後攻 6-4 ⭕️
5回戦 スイクン(インテレオン軸) 後攻 6-3 ⭕️
6回戦 悪パーフェクション 後攻 6-2 ⭕️
7回戦 れんげきインテレオンウーラオス 後攻 6-0 ⭕️
8回戦 三神ザシアン 先行 3-6 ❌
9回戦 リーフィアVMAX 後攻 6-5 ⭕️
《予選 7-2 42位 予選通過》
・7/18(日) PJCS2021 マスターリーグ本戦
※BO3 トーナメント形式 制限時間 50分
1回戦-1 悪パーフェクション 後攻 6-3 ⭕️
1回戦-2 悪パーフェクション 後攻 6-3 ⭕️         計 2-0 ⭕️

2回戦-1 れんげきカラマネロ 先行 6-4 ⭕️
2回戦-2 れんげきカラマネロ 後攻 0-2(タネ切れ)❌
2回戦-3 れんげきカラマネロ 先行 6-5 ⭕️        計 2-1 ⭕️

3回戦-1 黒馬マホイップ 3-6 ❌
3回戦-2 黒馬マホイップ 先行 6-5 ⭕️
3回戦-3 黒馬マホイップ 後攻 3-5(時間切れ)❌  計2-1 ❌
《ベスト16 「ポケモンワールドチャンピオンシップス2022」Day2出場権獲得》

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★環境考察

大会1週間前の7/9(金)に『蒼空ストリーム』『摩天パーフェクト』が発売されました。それによる環境への変化は「レックウザVMAXデッキ」「ジュラルドンVMAXデッキ」「スイクンVデッキ(白馬バドレックスとの組み合わせ含む)の3デッキが追加されると感じました。その上で新弾発売前の現環境では超タイプの「こくばバドレックスデッキ」、闘タイプの「れんげきウーラオスデッキ」、悪タイプの「ムゲンダイナVMAXデッキ」「ゲンガーVMAXデッキ」の3タイプのデッキが三角形として弱点を付き合うマッチアップになると予想しました。またそこに弱点をつけ、新弾の《ガラルファイヤー》にて強化された「悪パーフェクション」というデッキが多いと予想しました。新弾からは高火力を出せ、弱点抵抗力のないドラゴンタイプの「レックウザVMAXデッキ」が登場しました。そして直近のシティリーグなので非V・GXのポケモンを軸にして戦う「れんげきカラマネロ」が成績を残していたことをうけ、このデッキも多くいるのではないかと予想しました。このように予想していると環境デッキが多すぎる上、どのデッキにも勝てる可能性がある環境だと思い、一旦整理し、Tier評価をしてみました。以下をご覧ください。

・Tier1評価
こくばバドレックスVMAX
れんげきウーラオスVMAX
・Tier1.5評価
ムゲンダイナVMAX
ゲンガーVMAX
・Tier2
悪パーフェクション
れんげきカラマネロ
レックウザVMAX
いちげきウーラオスブラッキー
悪ニンフィア
・Tier3
三神バレット
ルカメタザシアンザマゼンタ
はくばバドレックスVMAX
スイクンV
ジュラルドンVMAX
ジュナイパー

自分たちの意見に加え、シャロンさんの動画(https://youtu.be/JGlrFY3KTxM)やTier4チャンネルさんの動画(https://youtu.be/928b8mD_6lI)を参考にさせて頂きました。いつもわかりやすい動画ありがとうございます。


★デッキの選択理由について

環境考察の欄でも説明しましたが、Tier1と1.5の3タイプのデッキが三角形として弱点を付き合うマッチアップになると予想しました。このデッキどれかを握り、弱点をつかれる側に対し対策やプレイング、立ち回りを練習し、使用する選択肢もありました。しかし、まだポケモンカードを始めて1年という点で、知識やプレイングでは難しい点があると考えました。そのため新弾発売後の土日に行われたシティリーグやジムバトルの結果を踏まえての環境をみて、この3タイプ以外のデッキを選択しようと思いました。結果を見ると会場により、活躍しているデッキなどが違うため、回戦数が多くなるPJCSでは弱点をつかれないような対策や弱点分散ができるデッキで尚且つ、安定させれるデッキであるべきではないかと考えました。そこで候補になったのが「悪ニンフィア」「レッドパーフェクション+ブラッキーVMAX」でした。

・レッドパーフェクション+ブラッキーVMAX

まず「レッドパーフェクション+ブラッキーVMAX」は環境トップのTier1デッキである《れんげきウーラオス》に対し弱点をつける《ミュウツー&ミュウ》が主体であり、サブに《ブラッキーVMAX》を採用することにより、もうひとつのTier1デッキである《こくばバドレックス》に対し弱点をつけるため有利が取れると思いました。その他《オーロラエネルギー》の採用により、様々タイプのポケモンを採用できるため、相手によって立ち回りを選び後出しじゃんけん的に立ち回ることで勝率をあげれるのではないかと考えました。しかし、炎タイプのデッキのため溶接工が必要になります。個人的には《溶接工》+《オーロラエネルギー》が必要な場面が多く、それを引くために無理やり回したりすることでリソースを落としてしまったり、引けなかった時の立ち回りが難しくなる点などを嫌いました。そのため保留兼第2候補となりました。完成しきっていませんが以下のレシピです。

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・悪ニンフィア

もう一方の「悪ニンフィア」は環境のTier1、Tier1.5のデッキに対し、すべてで弱点をつけるデッキであること、また《ニンフィアV》の特性ドリームギフト《ガラルファイヤーV》じゃえんのつばさを使えることにより、安定感があると考えました。また普段から《ニンフィア》《れんげきウーラオス》を使用していたことから、回し方に慣れもあり、練習を続けるうちに上手く立ち回りができるようになったためこのデッキを選択することにしました。
一般的な悪ニンフィアといえば以下のレシピのような《テッポウオ》《オクタン》を採用した形が主流だと思います。それに伴って《れんげき》のカードである、《コルニの気合い》を採用した以下のような形が多いと思います。

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しかし今回PJCSで使用した「悪ニンフィア」は以下のレシピになります。

★今回のデッキレシピ

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シティリーグやジムバトルで活躍している形と大きく違う点は《オクタンライン》を採用していないことです。また《基本闘エネルギー》も1枚採用しています。この構築は環境デッキの3タイプてある、超・闘・悪のデッキに対して幅広い選択肢をとることを意識しました。弱点をつけない限りは、どうしても1回の攻撃では相手のポケモンVMAXを倒すためには2回の攻撃が必要になるため、2回の攻撃で倒すプランにおいても幅広い対応ができるデッキになったのでは無いかと思います。

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