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【14日目】ウルグアイ牧場滞在記2019

DAY 14 2019/09/08(日曜日)

6時30分起床。
朝からスカンクの匂いが部屋に立ち込めている。

すばしっこくなく、のそのそと歩くスカンクは、
青草を濃縮したような独特な匂いを残す。


おならに直撃しなければ、超くさい、というほどではなく、嫌な匂いがする。


(羊肉の煮込みパスタと、デザートのタルト、アルファフォーレス)

昼食を済ませ、釣り情報を収集しにガウチョたちの住まいへ。


彼らが使っている道具を見せてもらう。

すると、ルアーや、天秤のような仕掛け、
ペットボトルに糸を巻いた投げ釣りの仕掛けを見せてくれた。

やはり遠投して、魚がいる棚を探るような仕掛けになっている。


釣りは世界共通だ。
(アベルの仕掛けで本当に釣れるのか、、、?)

冷凍保存している40㎝程度の魚、干してあるナマズ、
中にはリールに釣り竿を持っているガウチョもいた。

ミミズやカエルでも釣れるとのこと。
雨が降らなければ夕方釣りに行くか?という流れに。


午後からは乗馬。

パドック内を一人で練習かと思いきや、
ガウチョ2人と行ってみるか?というので
ついに見回りに連れて行ってもらうことに!

アルベルト、ルイスとともに出かける。
アルベルトに走る練習をしたいと伝えると、
鞍を締め直してくれた。

正しく締め直すと乗り心地が全然違う。

まずは、Trotarというパカパカと走る練習。
本気の走りと歩きの中間で、上下に揺れる。

しばらく慣れてくると、次はもう少しスピードを上げる。
バランスを保ちながら、膝を使って馬の動きに体を合わせる。

しばらく走っているとだいぶ慣れてきた。
時折バランスを崩して落ちそうになる。

川を渡ったり、羊を追いかけたり、
いつもは見送るだけで何をしているのか全く分からなかったガウチョたちの行動が見えてくる。

お尻の肉が動物にかじられてしまった子羊を投げ縄で捕らえ、
赤いチンキ?のようなものを塗っていく。

(ケガをした羊のお尻に赤インクを塗るアルベルト)


そんな隠し道具を持っていたんだ!
という新たな発見。

途中で雨は激しくなり、雷も鳴り出した。
本来なら3時間程度の見回りも、今日は1時間程度でおしまい。

背骨が壊れるかと思うくらいの振動だったので、
今日は雨が降ってくれてよかった。

それでもガウチョたちに付いていくことが出来たことが何よりも嬉しい!
これで馬に乗って仕事が出来る!

小屋に戻ると、ウゴーとアベルが馬の蹄を付けている。


競走馬だった新しい馬を購入したらしい。

ここにいる馬と比べると1.5倍くらい大きい。

馬の脚を持ち上げながら作業するため、馬が言うことを聞かないと作業が止まる。


馬が逃げないよう、暴れないように手綱をもつ役割も必要。


今日は、4人で作業を行っていた。

だいたい1脚に20分程度。×4本なので、1時間30分程度の作業。


馬は暴れると、後ろ足で蹴り上げる。
これが危険なので、後ろに回り込んではいけない。なだめながら作業をする。

5時頃に作業は完了し、ずぶ濡れになった服を干してシャワーを浴びる。


毎週日曜日の夕食は、楽しみにしているアサドだ。

出来ればビールと一緒に食べたい、豪快な直火肉。
顎が痛くなるほど、噛み応えがある。


ここで暮らしていると鼻毛や眉毛や爪が全然伸びない。


日本にいるときは1週間ごとに鼻毛を切ったりすることが面倒だったが、
ここでは2週間たって爪を1回切っただけ。


それも切らなくてもいいくらいの伸び方だった。
大自然の影響をこんなところにも感じている。

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