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ネット上での誹謗中傷とリアルないじめ

今日は子どもに言われてふと考えさせられたことを書きます。

日本の情報を得るために、わが家ではだいたい食事のときにNHKラジオのPodcastを毎日聞いています。テレビの方が情報量が多いので情報を得るという意味では適しているのですが、テレビがついていると子どもの食事が・・ね。

ここ数日、ネット上での誹謗中傷についてのニュースが毎日報じられています。詳細は省きますが、女子プロレスラーの件です。そのニュースを聞いてうちの子が「これっていじめみたいなこと?」と質問してきました。それに対して反射的に「いじめよりひどいかな。顔も名前も知らない大勢の人から悪口を言われるんだよ。」と答えました。それを聞いた子どもは「ふぅん」という微妙な反応でした。

答えたあとに思いました。"いじめよりひどい"という部分は本当にそうか?と。"顔も名前も知らない大勢の人から"より「顔も名前も知っているクラスメートから」の方がしんどくないか?と。で、「どっちがひどいって比べることではないね。どっちもひどい。」と付け足しておきました。(そのときすでに子どもの関心はよそに行ってしまっていましたが)

いじめにせよ、誹謗中傷にせよ、ゼロにすることは無理だと思います。ただ、どちらもある程度のタガというか、節度のようなものはあってしかるべきではないかと。匿名性の高いSNSでも発言者特定のための情報提供を迅速にするとか、そういうことは早々にやるべきだと思います。あと今回の件とは直接関係ないけど、裏サイトとかも摘発ができるような仕組みを持ってもいいんじゃないかと。

こういうことを国が言い始めると、やれ言論統制だとかプライバシーの侵害だとかいう議論になりがちですが、今回のようなことが起きた事実は重く受け止めるべきで、同じようなことを起こさないための策は講じなければならないと思います。

こういうのも「専門家」の出番なのではないでしょうか。心理学者とか精神科医とかあとはITの人たちも。お金を払ってでも何かしらの策を考えてもらいましょうよ。

それでは、今日はこの辺で。
Image by Anemone123 from Pixabay

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