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Dub Techno系音作りの方向性と機材の選定について

こんにちは~

 終わりのない制作環境の構築、ある程度ディレクション持ってやっているつもりではあるんですが、一回言語化してみようかなと。この記事では今後のMNGで気になってるものを中心に上げてみました。
 今のスタジオはこんな感じです。
「プライベートスタジオ2022」

 実は以前のBasic Channelの使用機材の記事が2万PV超えまして(ありがとうございます)、噂ではProCo RATの市場価値が上がったとか…?

では早速やっていきましょう!

Synthesizer[Hardware]


Elektron - Digitone
Digitone: Dub Techno & Drum Machine 1
 これです。これ見て腹括りました。パッド系とFMって相性いいですね…

Access - Virus B
grad_u Live @Paraffin Showcase Tehran
 なるほどね!って感じです。

MS-2000(R) - KORG
 grad_u、こちらも使ってますね。情報くれた方からスタブやコードは僕が使ってるElektron Analog Fourより作りやすいと教えて頂きました。

Synthesizer[Software]

Luftrum - Bioscape
 Stay at home concert #33 (Ambient with Waldorf M, Iridium, Analog Four, Modular & Bioscape)
 いい音しますね~
 ambient系にめちゃくちゃ使えるんじゃないでしょうか。
 いちおう日本の代理店(?)はNative Instruments社らしいので、サポート考えるとこっちで買おうかなーと検討中。いちおリンクも下記に貼っておきます。KONTAKT系のどのバンドルから含まれているかまでは調べきれてないので、気になる方はそちらも併せて確認すると無駄がなくてよいかも。
 Native Instruments - BIOSCAPE

Effector[Hardware]

Strymon - El Capistan
 BOSS RE-20を数年間メイン機にしてたので、そろそろ他のも試したく…という感じです。相も変わらずテープエコーですが。どうやらTimelineよりもEl Capistanの方が音質がいいという噂があり、あと取り回しの良さもあってこっちでいいかなーと思ってます。2機種の音質の差が自分に判別できると思えませんが…

VESTAX - DDG-1
 これは上記のBasic Channelの記事でも触れたMoritzのセットアップに写ってるやつから解析班が導き出したやつですね。しかしこれよりも欲しいのがこっち↓↓↓↓↓↓
Waldorf - 4-Pole
 Interview | Pole | Stefan Betke「間違いを認識して、理解する」
 そういうことです。Poleが自身の名義にしたほど愛用していたとのことで(本人は飽きてしまいこんでいるっぽいですが)

――3部作当時に使っていた機材とその現在について教えてください。
 「3部作のときには、かなり限られた機材しか使わなかった。持っていたのはRolandのSpace Echo、ミキシングボード、MiniMoog、Waldorfの4-PoleとMicroWave。正直言って理想的だったよ。使える楽器の選択肢に惑わされることなく、音楽そのものに集中できたから。フィルター以外は、今も僕のスタジオにある。4-Poleは箱に入ってるよ」(上記リンクより引用)

だそうです。赤青黄のやつのことですね。

 お、またWaldorfやん…!ということでここから少しだけ話が逸れます。

 いろいろなソースで目にしたことがありますが、「Basic Channnelの『あのリフ』はPPG Waveで作ってるのでは」(ちなみにリンクはV3ですが当時どの世代を使っていたのかは不明。)との論調があり、BC~CRと受け継がれるDub Technoの根幹を作り上げたのはPPG~Waldorfのwavetableサウンドなのではないでしょうか。
おそらく現行(かつ最新)機で上記の条件を満たすのは
Waldorf - M
 こいつに間違いないんですが、お値段…!
 そもそも論、自分だけの音を作り上げるのが目標なのでアプローチのひとつとしてwavetableという音源方式に向き合ってもいいのではないでしょうか。
 Live Suiteには純正デバイスとしてついてますし、何より超絶有名なSERUMもwavetableですしね。

 話を戻して、続いてはこちら。
ProCo - RAT2
 「デジマートマガジン」Pro Co RAT〜独特のディストーション・サウンドで熱烈なフォロワーを生んだ80年代の名機
 同じくMoritzの手元より解析された一台。
 弾数はありますし、後継機のRAT2は現行機でもあるのでこれもいいんですが、個人的に咀嚼した結果がこちら。
Elektron - Analog Heat MKⅡ

FMR Audio - RNLA7239E
 2mixを通せるマスターセクション用のアウトボードが欲しいんですが、とりあえずこれ買っとけ!みたいな雑な感じです。シンセの積極的な音作りとしても期待してます。Analog Heat買うならこれも要らない気もするので、精査が必要かなーって思ってます。

Effector[Software]

Fabfilter - Pro-Q3
 思考停止で買っとけ!とよく言われるので今年中には買いたいです。
 とりあえずデモかな…

Eventide - SplitEQ
 これは彗星のごとく現れ、話題をかっさらっていった感じしました。
 Pro-Q3に同じく導入に当たりデモしないとと思ってます。

IK  Multimedia - MIXBOX
 これはAPI500に「手を出さない」ために欲しいです。
 めっちゃバカな発言ですみません…

midi controller[Hardware]

Fader Fox - PC4
 まずはこちらをご覧ください…
 The Art Of Production: Surgeon's techno live setup
 外部コントローラーとしてライブセット(特にOctatrack)へのアクセスをよくしているのではないかと。どんな製品かは、こちらのブログが判りやすいです。
「Faderfox、シーケンサー付きコントローラSC4 、24個のノブ付きコントローラPC4 の出荷開始」
 発売からはそれなりに年月が経っていますが、SYSEX対応なので長いこと使っていけそうです。
 ちょっとこの辺苦手なので経験値上げないといけないんですよね…名前は伏せますが国内でも使ってる人は相当に手練れの方々でして、これに限らずライブセットへのmidiコンの導入は個人的な課題になってます。

Outboard[Hardware]

KORG - MR-2000S
 DSD!…についての詳しくはこちら
 体験したことがないので、一度良さを感じてみてそっから精査だなと思ってます。しかしあんまりやってる人いなさそうな感じなんですよねー現行機もほぼPCMで、ちょっと昔の流行りって扱いなんでしょうか。TASCAMとか見ても2015年あたりの記事ばっかりなんですよね…詳しい方是非コメント頂ければと思います。
 ひと手間増えるだけでぶっちゃけ面倒っちゃ面倒なんですが、DSDがどれほどの恩恵があるものなのか、今後もある程度長く使っていけるスタイルなのか、情報が不足してます。

その他

Wacom - Intuos Smallベーシック
 なんとペンタブがLiveで使えることを知り(皆さんご存じですよね、すいません…)、パライコだとかLiveのデバイスの中の波形描画とかでめちゃくちゃ使いやすくなるのではと。いや、なくてもできるんですけどね、楽しいじゃないですかこういうの。

Dub Techno系アーティストの制作環境

 ちなみに上記にあるPoleのスタジオはこちら。
かなり苦労して掘り当てました。
 他にも激アツなの一緒に貼っときますね。
Pole
ASC
Robert Henke
Rod Modell
Brock Van Wey
Vladislav Delay(旧スタジオ)
Vladislav Delay(新スタジオ)
Biosphere

まとめ

 手元の音源でも十分なんですが、兎にも角にも一回吐き出しきって俯瞰視してみようかなと思った次第。まぁ間違いなく言えるのが「お前こんな記事書くのに時間使ってないで一曲でも作れよ」ってことですね。すいません…
 以上です。おしまい!

2023/03/23 追記

Elektronautsにてフォーラムがあったので転載。

落っこちてた有用なリンクも転載。身も蓋もないけど、triad鳴らせるポリシンセならなんでもいいんじゃないかなって最近思います。VCOの質感は好みだけど、VCFとEGが個人的にはかなり重要だなと最近思います。


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