光の仏 阿弥陀如来


今回は阿弥陀如来のお話をしたいと思います。

阿弥陀如来は無限の寿命を持つことから別名・無量寿如来とも呼ばれています。限りない光(智慧)と限りない命を持って人々を救い続けるとされており、西方極楽浄土の教主でもあります。

 

阿弥陀如来は四十八願という誓いを立て、その中には「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へと導くとあり、多くの人から信仰されました。

 

阿弥陀如来の信仰は平安時代から始まり、権力者たちも極楽往生を願って阿弥陀如来を祀り、寺院を建立していきました。

藤原道長の子、藤原頼通が建立した平等院鳳凰堂もその一つです。

 

この時代は天災や疫病や戦が相次いで起こり、仏教の教えが廃れて世の中が荒れ果てる末法の世が到来すると信じられていたため、この世で幸せをつかめないならせめて死後は極楽に往生したいという人々からの願いから阿弥陀如来の信仰が生まれました。

 

阿弥陀如来は戌年と亥年の守り本尊でもあるため、生まれ年が戌年と亥年の方は一度阿弥陀如来にお参りするのもいいかもしれません。

 

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