見出し画像

セブンイレブンの駐車場にて

(写真は本文と関係のない、ひびの家のお墓名物アマガエルさん)

あきもせず、脚本を書いております。

初めて劇化された「はっぴいえんど を探して」(半角スペースを挟むのが面倒くさいけどこだわりの部分)で、お褒めの言葉を沢山いただいて、気を良くして調子に乗っておること、否定いたしません。もしかしたら悪評がこちらの耳まで届いていない、裸の王様状態なのかもなんて、思わなくもないのですが、あまり考えないようにしています。

「はっぴいえんど を教えて(以下、はぴ教)」の稽古中、少し終わりが見えてきたころから、次の"作品(なんて言ってみる!)"のアイデアはいくつか出ていまして。

稽古場に向かう途中みた景色から
飲んだ帰りタクシーに乗って
仕事で現場へ向かう途中ふと
帰り道のバス停で待つ人をみて
あの人の新曲を聴いて

など、きっかけは様々で、思いついたらとりあえず書き始めてみる。すぐに結構進むこともあれば、2行で止まっているもの、設定だけのもの、進み具合は色々で。古いから進んでいるというわけでもなく。

その中のひとつがずぬけて走り出したのだが、もうすぐ終われそうで終われていない。

スケッチブックにシーンごとのキーワードを書き出して頭の中を整理してみたりしてる。あともう少し。な、気がしている。

まあ、煮詰まったらそのまま放り出して寝るのだが、ふとした時に「ソレ!」と、パズルのピースが見つかることがある。

コレが気持ち良い瞬間。やめられない。

さっきもあったんだよねー。車から見えた風景にヒント。

実は「はぴ教」の中のシーンでおばさんとナミの会話のとこ、「アレがアレでアレしないとアレやから!」みたいのは、書いてる時期にたまたま見た夕方のニュースのインタビューで、どっかの企業の女性社長がパートの女性社員からお礼の言葉を受けて、感極まって涙ぐみながら
「〇〇さんもね、アレがアレなのにアレで
アレを...」って話してる、何言ってんだかわかんないのが放送されてて、大笑いしてまって採用させてもらいました。
(TV局さんこの編集、マジなの?笑わせてんの?どっち!?みたいな。大好き)

とにかく、アンテナ立ててるとヒントが集まってくる感覚はあって、面白い。

あと脚本(てか文章?)書いてると、めっちゃ時間過ぎてる時あって、ちょっとの間の時間潰しに書き出せば30分なんてあっという間だし、なんなら課金する必要もない、たいへんに安上がりな娯楽なような気がしてる。

なんでこんなに夢中なんだろ。

バンドをやっていた時代にも作詞・作曲という創作はあった。しかし、今思えば、曲にのせるものとして何かメッセージや主義主張のようなものが必要で、いや必要だと考えていた節があって、正直さや純粋さ...なんやかんや自分ルール見たいのに縛られていたのに対して、いま脚本には自由さを感じている気がする。

どこでやろうが、いつやろうが、誰とやろうが、どんな風にやろうが、衣装も照明も好きに出来る。メッセージのこもった演劇だってあるけど、それも自由だったりして?

いやまて、バンドだって音楽だって自由で良いのに、勝手に不自由にやってただけなのかも知れないね。んー、、


さっき思い出したのだが、バンド解散前、最後に作った曲 "NIGHTBIRD" が、メッセージと言うより、ただ風景や情景・状況を歌ったものだったのが、今となれば何か、現在の自分を予見していたのかも知れない。(と、カッコよい感じでおわるとする)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?