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たこあげ


出かけて帰ってくると近所の子ども達が道路でコンビニ袋にビニールひもをつけて駆け回っていた。
オレが車から降りると「たおのとうさーん、ひもがからまっちゃったからなおして」と寄ってきた。
わたる「これ、飛ぶんかよ?こんなにからまってちゃダメだ。うちにすげー飛ぶやつあるから待ってな」とたおに凧をとりにいかせる。

手作り凧

ハルヤ「このたこ、紙でできてるっ!」
(凧ってのはそういうもんだよ>少年!)
ミサキ「これあがるの?」
わ「ったりめーだろ。すっげー飛ぶんだから。でも、ここじゃダメだから、工科大横のグランドに行くぞ。」
ハ「えー、行っていいかなぁ」
わ「へーきへーき!たおんちのオヤジが一緒に行くから大丈夫って言ってきな」
ミ、ハ「うん!」
ってことで工科大横グランドに向かう。
途中田んぼがあって、そこを突っ切るとちょっと近道。
タオ「ここ行っちゃうか?」
ハ「いや、ダメだろ?おこられるよ」
わ「へーきへーき、走っていけばだいじょうぶ。」
みんなでだーっと駆け抜ける。
グランドに着くと
ミ「ここ入っていいの?はじめてきた。」
タ「へーきへーき、オレなんかなんかいもきてるから。」
ミ「だまって入っていいの?」
タ「いつもかってにはいってるよ、ねーパパ?」


↑ のタオがわんぱくっぽいのは、この出来事のちょっと前に二人でたこあげに行った時、同じようなやりとりがあったから。
わ「田んぼ突っ切っていくか?近道だぜ!」
タ「えー、いいの?おこられない?」
わ「へーきへーき、怒られたって、走って行っちゃえば、オレ達のが早いから」



グランドはサッカーおっさんが一人いるだけ。
風も良い具合。
わ「じゃあ、行くぜ!」
みるみるぐんぐんあがるあがる!

前橋工科大グラウンド

ハ「すげー!もう少しで雲にとどく!」
ミ「初めてやった!面白い!」
みんな夢中になって代わる代わるあげる。
午前中浜川公園で初通背練習やった時も寒いと思ったけど、夕方のここはもっと寒い。
でも、子どもはみんな平気。
少し薄暗くなるくらいまでやってオジサン寒さが限界になってきたので終了~
わ「来月、この凧がもらえるたこあげ大会があるから行くか?」
ミ「うーん、用があるから行けない。」
わ「どんな用?」
ミ「わかんないけど」
わ「じゃあ、行こうぜ!連れてってやるからさ!」
鬼ごっこしながら帰ろうってことになり
ハ「オジサンはしってね」
わ「オレは早いぜ!ワッハハ」
オレは瞬発力には自信が(まだ少し)ある。
が、持久力はないので、途中で棄権。
帰るとハルヤママが「子どもと遊んでもらってすみません」と言って缶ビールをくれた。
「いや、こんなことなんでもないですよ。そんな気を使わなくても」と言いつつももらう(オレは飲まないけど)。
近所の子どもが外で一緒に遊ぶってことが非日常的なことになりつつあるのかなぁってちょっと考えた日でした。

2009年01月11日の話し


たお、ミサキ、ハルヤ

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