Amazon Web Services(AWS)を一挙に網羅。おすすめの資格取得順も紹介。
はじめまして。Shingu(しんぐー)です。
今回はAmazon Web Services(AWS)の資格取得を開始するにあたり
まずサービスそのものの理解とおすすめの取得順を紹介します。
AWSとは
AWSとは、Amazon Web Serviceの略で、通販大手Amazonより提供されているクラウドコンピューティングサービスのことで、日本では、日本法人としてアマゾンウェブサービスジャパン株式会社が運営しています。
『クラウドコンピューティングサービス』には、サーバやデータベースなどのリソースを、インターネット経由で自在に使用できる、という特徴があります。同様なサービスの提供者はGoogle(Google Cloud Platform)やMicrosoft(Microsoft Azure)などがありますが、その中でもAWSは世界シェアNo.1のサービスです。
AWSの今後と将来性
AWSの需要は今後も伸びるといわれているため、将来性はあるといえるでしょう。多くの企業がクラウドへの移行に取り組んでいる中、クラウド市場では米国大手IT企業による寡占化が進んでおり、2021年上期は上位5社(Microsoft、Amazon、IBM、Salesforce、Google)が全体の48.1%を占めています(※2)。そのなかでも、AWSは大きなシェアを持っており、特にシステムの汎用性やセキュリティなどの面で高く評価され、クラウド市場で安定した地位を築いてきました。このような状況から、AWSは今後も多くの需要が見込まれています。
AWSエンジニアの仕事内容
AWSエンジニアの仕事は、AWSの設計、構築、運用・保守の3つに大きく分類されます。
①AWSの設計
AWSで動作するDBサーバー、Webサーバー、DevOps基盤、LDAPサーバー、仮想化基盤の設計など、AWSを使用した環境の設計を行います。
AWSの特性を理解したうえで、拡張性や可用性を考慮しながら、システムを最適化できるように設計しなければなりません。また、近年ではオンプレミスとクラウドを併用して運用する企業が増えているため、両者の連携運用にも配慮して導入計画を立てる必要があります。
②AWSの構築
設計をもとに、AWSのさまざまなサービスを組み合わせて、AWSの環境を構築します。AWSには、データベース、セキュリティ、コンテンツ配信など多数の機能が存在します。AWSエンジニアには、これらの機能を適切に組み合わせてスムーズな開発を行い、安定して運用できる環境を構築することが求められます。
③AWSの運用・保守
構築したAWSの環境を実際に運用します。具体的な業務は、サーバー増設、機能のアップデート、動作やセキュリティの監視などです。
AWSエンジニアは、日々のメンテナンスや障害対応だけではなく、AWSのサービスから企業に必要なシステムを取捨選択し、業務効率化を図るために、システムを改善していく必要があります。
AWSエンジニアの年収相場
レバテックキャリアに掲載されている求人(※2022年12月現在)を例に、AWSエンジニアの年収について解説します。
AWSエンジニアの年収相場はレバテックキャリアの求人を参考にすると、約500万~700万円が多いようです。 インフラエンジニアと比べると、ほぼ同等かやや高いです。 年収1,000万を超える求人も見られるため、AWSのスキルを磨いていけば、年収アップも目指せるでしょう。
AWS資格取得のメリット
AWSの資格を取得することで、自分のスキルを証明することができます。また、資格を持つことで、求人市場での競争力が上がるとともに、給与面での評価も上がる可能性があるでしょう。
しかし、AWS(Amazon Web Service)のスキルを高めるためにAWS認定資格の取得を検討しているものの、
という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、
・AWS認定資格の試験内容や難易度
・AWS認定資格の初心者向けの勉強方法
についてご紹介します。
基礎レベル:
たくさんの種類があるAWS認定資格のうち、初級レベルの方におすすめなのが以下の資格です。
AWS認定Cloud Practitioner
AWS認定資格としては基礎レベルと位置付けられており、AWSサービスの全体的な知識を求められているため、まずは取得しておきたい資格です。
AWSクラウドに関する総合的な知識を問われます。技術的な詳細よりも、AWSのコンセプトや中核となるサービスの位置付けに関する理解を深めておく必要があるとされています。
アソシエイトレベル:
AWS認定資格のうち、中級レベルの方におすすめの資格はアソシエイトと呼ばれ、以下の3種類があります。
AWS認定Solutions Architect(SAA-C02)
-勉強法
AWSのアーキテクチャ原則に基づいた、安全で堅牢なシステムを設計する能力が問われます。クラウドプラクティショナーと比べるとより技術的で、実際に現場で活用されるソリューションに近い内容が出題される傾向があります。
AWS公式サイトには、試験ガイドやサンプル問題、公式練習問題集のほか、デジタルトレーニングや試験対策ウェビナーが公開されていますので、市販のテキストや問題集などと併せて活用しましょう。模擬試験(有料)も用意されています。
AWS認定Developer(DVA-C01)
AWS を使用したクラウドベースのアプリケーションの開発、デプロイ、デバッグ、およびサーバーレスアプリケーションのコードの記述についての知識などが必要です。
-勉強法
ソリューションアーキテクトアソシエイト同様、試験ガイドやサンプル問題が公開されているほか、有料で模擬試験の受験も可能です。有償・無償などさまざまな形でAWSより提供される各種トレーニングも活用しましょう。
AWS認定SysOps Administrator(SOA‐C02)
AWS上でのワークロードのデプロイ、管理、そしてオペレーション、およびセキュリティコントロールとコンプライアンス要件の実装の経験や知識などが求められます。
-勉強法
従来の選択式問題だけでなく、試験ラボと呼ばれる実技試験があります。内容は、表示されたシナリオ通りにマネジメントコンソールからAWSの設定を行っていく試験で、AWSの操作経験を積む必要がありそうです。AWSの操作経験は、AWSが提供しているAWS hands-on for Beginnersなどでも積むことができますので、実業務ではなじみがないサービスの操作を習得することも可能です。
プロフェッショナルレベル:
AWS認定資格のうち、上級レベルの方におすすめの資格はプロフェッショナルと呼ばれ、以下の2種類があります。
AWS認定Solutions Architect
(SAP-C01)
複雑な要件に適切に対応し、動的でスケーラブルなアプリケーションやシステムをAWSで設計・デプロイするための知識のほか、マイグレーション、コスト管理、継続的な改善など、幅広く高度な知識が求められます。
-勉強法
AWS公式の試験ガイドの理解、問題集、デジタルトレーニングを行い、AWSサービス単体の理解を深めるのはもちろん、複数のサービスを組み合わせた出題にも備える必要があります。模擬試験(有料)も活用し、出題の内容、傾向に慣れておくとよいでしょう。
AWS認定DevOps Engineer
(DOP-C01)
高度に自動化されたインフラストラクチャの構築、オペレーティングシステムの管理、最新の開発プロセス、運用プロセス、開発手法、および運用手法などの幅広い経験と理解を求められます。
-勉強法
AWSの試験ガイドを読み込み、公式問題集や模擬試験(有料)を活用し出題傾向を把握しておきましょう。デジタルトレーニングや市販の問題集も正答率を上げるのに役立つでしょう。
上級レベル・専門分野
AWS認定試験には、以下のように特定のジャンルに特化した専門知識に対する認定資格もあります。難易度はプロフェッショナルレベルとされ、AWSの実務経験は2年以上、各分野での実務経験は5年以上あることが望ましいとされています。
AWSの知識に加え、特定の分野での経験も積んでいる方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
全12冠の最適な取得順序
AWS認定資格の難易度は受験者のバックグラウンドによって異なります。そこで,本記事では全くのAWS初学者かつ特定の分野に関する知識も有さない受験者にとっての難易度を考えます。このような仮定の下では,AWS認定資格全12冠の最適な取得順序は下図のようになります。
NOTEのこれから
現在私はインフラエンジニアとして2年目を迎えようとしています。
もともと文系だった私がエンジニアニラになろうと思ったのは
世の中のITの需要の高まりと自分自身の価値を高めながらキャリア形成をしていきたかったからです。このNOTEを使って自分自身のIT学習をしながら
周りの人たちにも還元できるようにしたくNOTEを始めることにしました。
理解を深められるコンテンツ作りを目指して頑張ります。
(まだまだ未熟ものですのでFB等のコメント是非お待ちしています。)
参考文献
・AWSエンジニアとは|年収やキャリアパス、転職に役立つ資格も紹介
AWS活用支援コラム
新卒入社から1ヶ月でAWS Certified Cloud Practitionerに合格できたので、やったことをまとめてみた
【AWS認定資格】レベル別・おすすめの認定資格と合格体験談
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