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歩きをみえる化するということ

先日の記事で、歩きの見方についてお伝えをさせて頂きましたが、それに関連したお話しです。

歩行をみえる化する、「ミラーウォーク」

以前、株式会社ジャパンヘルスケア様にお邪魔させて頂き、ミラーウォークというシステムを紹介して頂く機会がありました。

こちらはモーションセンサーのついたカメラを用いて歩きをその場で解析して、分析した結果をその場でフィードバックしてくれるというものです。

体にセンサーなどを装着する必要はなく、ただカメラの前で歩けば良いだけということですので、非常に手軽に歩き方を客観的にみえる化してくれるというのはとても良いシステムだと感じました。

この精度をさらに高めていくことで、将来起こりうる身体の不調、関節の痛みなどを予測することができれば、トラブルが起きる前に防ぐことが可能になります。

また、どうしても経験値に左右されてしまう歩行分析や動作分析といったものの部分が、このようなテクノロジーを活用することで経験の差を埋めることができれば、どんな方にも適切な運動指導や運動療法、サービスなどを提供できるようになり、とても有意義だなと感じました。

私たちのスタジオでも必ず歩きは評価を行い、動画を使ってフィードバックを行っていますが、動画の解析についてもどうしても私たち運動指導者の経験や見るスキルによって精度が変わってきてしまうため、より良いサービスのためにはうまくこういったシステムを導入できればなと感じています。

日常の中で歩きや姿勢への気づきを促すこと

このミラーウォークは前述したように特別なセンサーの設置などが必要ないため、街中などに設置しておくことで、そこを何となく歩いた人が自分の歩いている姿や姿勢により関心が向くきっかけになるのではと、そういった環境から人々の健康への意識、予防への関心の向上に繋がればともお話を頂きました。

そして何よりとてもオシャレでスタイリッシュにデザインされているので、美意識の高い層にも訴求しやすいのではと思います。

テクノロジーと予防医学の可能性

まだまだ予防医学の分野、特に身体の痛みの部分については発展途上の部分が多いと感じていますが、こういった新たなテクノロジーを活用して人生100年時代を身体に不調なく過ごしていくことに関与していきたいですね。

運動についてなどの専門性を持った理学療法士やインストラクターなどがこういった業界にもどんどん関わっていけるように守備範囲を広く、広い視野と高い視座で社会と繋がれたらと感じています。

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