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ユニフォームの命名権

こんにちは!

何がきっかけかは覚えていませんが…
昨日お風呂に入っていた時に「ネーミングライツ」についてボヤーっと考えていたんです。
そんな時にふと思いついたことがあったので、今日はそれを書いていきます!

ネーミングライツとは

ネーミングライツとは「命名権」のことで、簡単にいうと何かに名前をつけられる権利のことを言います。

最近だと、僕の地元名古屋で「ナゴヤドーム」→「バンテリンドーム ナゴヤ」になった例がありますが、このように企業がスタジアムや体育館の名前をつけることが一番イメージしやすいのかなと思います。

場所によっては命名権が競技場自体の管理者権限とほぼ同等にあるようなところもあり、それだけの価値を持つものとして、高い金額で取引されています。
だいぶ日本でも浸透してきていますが、地名がそのまま名前になっていて(=県や市などの自治体が管理している)機能を十分に使いきれていないスポーツ競技場は未だにいっぱいあるので、各地域に眠っているそれらのような素材を生かしてもっと積極的にお金のサイクルを生み出すことが必要だと言われています。
ここ最近だと、これ関連の問題では「サスティナブル」(持続可能)という言葉がよく使われていますね。

しかしそれは、ネーミングライツの中の1種類の例に過ぎず、それ以外にもいろんなものがあります。

まぁ言ってしまえば何にでも名前はつけられるので、企業に名前をつけることの価値を感じさせることができれば、それはもう立派な権利として商売ができるんです。

例えばこんな例があります。

1、「タカガールシート」→「ミラエールタカガールシート」
球場の一部の座席のネーミングライツを販売したものです。

2、「TOYOTAゲート」「intelゲート」
スタジアムの入場ゲートのネーミングライツです。
このスタジアムの名前は「リーバイススタジアム」なので、たくさんの大手企業が名前をつけていることがわかりますね。

あとは道の名前をつけたりとか、リーグに名前をつけたりとか…。
本当にネーミングライツにはいろんな種類があります。

新体操だと

先ほど上げたようなネーミングライツは、スタジアムのような箱を持って初めて売ることができる権利です。
なので、スタジアムやシート、ゲートに名前をつけるということは新体操ではできません。
(厳密に言えば、各クラブチームの体育館にはできますね。)

では、どんなことに名前をつけられるかなぁ。
と考えていた時に出てきたのが「ユニフォーム」でした。

新体操の場合、複数のユニフォームをチーム・個人が所持しています。
演技会で違うものを着用したり、Bチームが試合に出場する際に余っているものを着用したり…。
メインで使っているユニフォーム以外のものを使う機会(いろんなユニフォームを一度に着る機会)が意外とあるので、わかりやすくするためにユニフォームに名前をつけることがあります。

少なくとも僕の高校・大学はそうでした。
色から名前をつけたり、デザインのイメージを名前にしたりとか…。
団体だと1試合で着用するユニフォームは1着だけですが、個人選手の場合は種目に合わせて4種類のユニフォームを持っている人が多いので、その数だけネーミングライツを売れるのはすごくいいなと思っています。

先日、初めて高校選抜大会のテレビ中継がありましたが、ここ最近はそういったメディア媒体の絡みが増えてきているので、ネーミングライツの価値を高めるのも十分に可能でしょう。
実況でユニフォームの名前をいうのか、チーム紹介の時にテロップで出すのか…。

ユニフォームにスポンサー枠を設置するのがビジュアル的に厳しいのであれば、そのように命名権を売ればいいのです。

スポーツはお金がかかる

どんなスポーツも始めるにはお金がかかります。

先日、音声SNSのclubhouseで車椅子バスケの選手の話を聞いていましたが、競技用の車椅子はとてつもなく高いのだとか。
また、僕の兄はアーチェリーをやっていましたが、あの弓矢を一式買うだけでもかなりの額がかかります。

新体操の場合、選手として試合に出るのに最低限必要なものとして、ユニフォーム・音楽があります。個人の場合はそこに手具も追加されます。
正直なところ、どれも高いです。

年々煌びやかになっていくユニフォームですが、その裏では金銭に苦しむ選手やその親御様は少なくはないと思います。
金銭面的な視点で見れば、勝つためにいいユニフォーム、いい曲を用意しなければいけないというのはこの競技が持つ負の特徴です。
もちろん、ユニフォームのデザインを採点する項目があるわけではありませんが、デザイン一つでスタイルがよく見えたりするので、間接的に点数に影響するものなのです。

もしユニフォームにネーミングライツをつけることができれば、その金銭面の負担がなくなるかもしれません。
少ない部費で3年に1回ユニフォームを新しくしているチームが、毎年新しいユニフォームに袖を通せるかもしれない…。

それだけで競技人口は増やしやすくなるのではないでしょうか?
選手がスポーツに取り組みやすい環境を作るために、大人がお金のサイクルを生み出してあげる。
その競技特有の問題点を解決するために様々な策を立てて試行錯誤する。

そんなことが必要なのではないかなと思います。

まとめ

書きながら思ったのですが、曲のネーミングライツも売れますね!
あとは、チーム自体の名前も売れるでしょう。
それらを販売することで地元と接点を持つことも可能なので、地域に根ざしたスポーツクラブへの第一歩にもなると思います🤔

ウンウン、これ我ながらいいアイデアだ。笑
(よくよく考えてみたらもうすでに実施しているチームがあるけど…笑)

みなさんは、何か新体操で思いつくネーミングライツはありますか?


井藤 亘(いとう わたる)

・シルクドゥソレイユアーティスト(Cirque du Soleil)

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