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ここが僕のアナザースカイ

こんにちは!
今日はカナダ・モントリオールでこの記事の執筆をしています。

と、言いますのも。
アメリカに居住しながら仕事をして収入を得るためにはビザが必要なのですが、その更新が1年に1回ありまして…。
僕の場合その更新をできるのが、国籍を有している日本かシルクの本社があるカナダか、のどちらかでした。
つい3週間前に子どもが生まれたばかりなので、一緒に飛行機に乗って日本に帰るというわけにもいかず…
今回は僕一人だけでカナダに飛び、現在に至るわけです。
(妻のビザの更新はアメリカ国内でもできるそうです。)

そんなこんなでカナダはモントリオールに1週間ほど滞在しているのですが、僕が前回ここに来たのは2年半前。
まだ僕が大学を卒業して1年目の年でした。

2019年撮影 当時23歳

海外での仕事。
パフォーマンス。
生活。
チームメイト。
英語。
全てが初めてのことばかりで、右も左も分からない状態で過ごした2ヶ月間。
この街に降り立った瞬間、その全ての記憶が頭の中に蘇りました。

今日はこの街に滞在しているからこそ書ける、今の自分の気持ちを素直に書いていけたらなと思っています。

自分は変われたのだろうか

カナダ南東に位置する、170万人ほどが住む街モントリオール。
ここには、世界中で人気のサーカス団・シルクドソレイユの本社があります。

2019年、オーディションを無事通過し、晴れてシルクドソレイユアーティストとなった僕は、この街へ一人でやって来ました。
現在(5月)のモントリオールには緑が生い茂り、心地よい風が吹き、暖かい日差しが射し込み…
なんとも気持ちのいい過ごしやすい気候となっていますが、2年半前の当時、モントリオールはすでに冬に入っており、凍てつく寒さと降りしきる雪で「いかにもカナダ!」といった風景でした。

家族や友達と離れる寂しさ。
世界に挑戦できるドキドキ。
言葉への不安。
いろんな感情を抱きながら歩いたこの街。

そんな思い出が、空港に降り立った瞬間に僕の頭に蘇ったのです。
当時の感情、風景、出来事…
「思い出」という言葉が簡素で味気ないものに感じてしまうほどの濃い記憶でした。

あまりうまく言葉に表すことができませんが、なんとも不思議な気持ちでした。

「あぁ、気づけばもう2年半も経ったのか。」
これが、僕が最初に感じたことでした。

いまだに英語は流暢に話せないし、アメリカでの生活はまだまだ知らないことばかり。「海外でしっかりと生活ができている」と自信を持って言えるほどの成長ができていないからこそ、これまでの2年半という時間が非常に短く感じました。

この2年半で掴んだものはなんだろうか。
海外に来て、何か自分は変わっただろうか。
変われたのだろうか。

そんなことを考えながら、この街を眺めています。

シルクドソレイユの社員寮からの景色(向かいが本社施設)

始まりの場所

今回の記事の題名、ややふざけてしまいましたが、一度は書いてみたかった記事なのでお許しください笑

なぜ、僕がここモントリオールをアナザースカイに選んだのかというと…
ここが僕のブログの始まりの場所だからです。

もちろん、初めて海外で生活をした場所でもあるし、初めてパフォーマーとして仕事をした場所でもあるので、ここが「僕のアナザースカイ」である理由は複数あります。

しかし、1番の理由を聞かれたなら、僕は自信を持って「ブログの始まりの場所だから」と答えます。

2019年の末ごろに投稿を開始して以来、これまで296本のブログを書きました。
ここ最近僕のことを知ってくださった方はご存知ないかもしれませんが、ブログを始めてから2、3ヶ月ほどは毎日投稿をしていました。

毎日毎日書き続けた。
誰かにやらされるでもなく、誰かに決められるでもなく。
ただただ、自分の意思で毎日書き続けた。

最初は、ただ単純に海外での生活やシルクでの練習などを発信したくて始めたこのブログ。
もちろん、「男子新体操を広める人」なんていうキャッチコピーもありませんでした。

ブログを書き始める前まで、文章を書くことが得意だなんて一度も思ったことはありませんでした。
こんなにたくさんの人が読んでくれて、コメントをしてくれて、シェアしてくれて、応援してくれるだなんて思ったこともありませんでした。

しかし、書いているうちに自分のスタイルが見つかり、自分が発信したいことの方向性も固まり、自分が安定して書けるペースも見つかり…
2年経ったくらいから、「やっと形になってきた」と感じられるようになりました。

「ブログを書く」ということを通して僕が学んだことを一つ述べるのであれば、間違いなく僕はこれを選びます。

『とりあえずやってみること』

これに限ります。

スタイルなんて気にしない。
やり方なんて気にしない。
周りの目なんて気にしない。
上手下手なんて気にしない。

やりたいと思ったらとりあえずやる。
やり始めてから考える。

何事もこのマインドが大切なのかなと思います。

記事を書いていると、よく自分の過去の記事を引用することがあります。
その度にその記事を読み返すのですが、正直、昔の記事なんて読めたものじゃありません。
見にくいし、読みにくいし、意味が伝わりづらいし、接続詞がおかしいし。
たくさんの間違いを見つけます。

でも僕は修正しません。
なぜなら、その過程があって今の僕があるから。
その文章は、その時の自分にしか書けないから。

その時その時に思ったこと、感じたことを言葉にしているからこそ、それを未来の自分が勝手に書き換えては意味がないのです。

読む人にそれを楽しんでほしい。
書く自分もそれを楽しみたい。

それを気づかせてくれたブログ。
そして、それが始まった場所モントリオール。

ここが僕のアナザースカイです。


今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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井藤 亘(いとう わたる)🇺🇸
フロリダ ディズニーワールド常設ショー
Cirque du Soleil 「Drawn to Life」
男子新体操アーティスト🤸‍♀️

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KYOMEIプロジェクト

名古屋市立原中学校ー埼玉栄高校ー青森大学ーシルクドゥソレイユ

3歳から男子新体操を始め、中学校3年生時の全日本ジュニア出場をきっかけに、埼玉栄高校へ進学する。
骨折などの大きな怪我を克服しながら3年時にインターハイで団体優勝し、名門・青森大学へ進学。
大学では、全日本選手権・全日本学生選手権ともに4連覇を果たし、4年時には主将も務めた。
卒業後は、幼児・小学生を対象にスポーツ指導をしていたが、パフォーマーとしてイベント出演したことをきっかけにシルクドゥソレイユのオーディションを受け合格し、渡米。
現在はパフォーマー業を行いつつ、男子新体操の普及を目標に様々な活動に取り組んでいる。 
【実績】
 ・インターハイ団体優勝 
 ・全日本学生新体操選手権大会団体4連覇 
・全日本新体操選手権大会団体4連覇
【出演】
・東京テレビ「年忘れにっぽんの歌」鳥羽一郎コラボ 
・TBS「音楽の日」三浦大知コラボ 
・BS11 ドキュメンタリー「ザ・チーム 勝利への方程式」
・Avex主催「STAR ISLAND」サウジアラビア公演 
・大阪ガス主催「10歳若がえりセミナー」講師
【資格】 
・中学、高等学校第一種教員免許状 
・ビジネスアスリート2級
・日本スポーツ協会公認スポーツリーダー


20年以上続けてきた「男子新体操」というスポーツをより多くの人に知ってもらうため、日々活動をしています!! 頂いたサポートは、今後の活動費、またはその勉強のために使わせていただきます!🙇‍♂️✨ また、サポートとともに記事のリクエストも募集しております。