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新体操

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記事一覧

全日本選手権を終えて

こんにちは! 大会自体は今日が1番盛り上がる決勝の日なのですが、僕自身は昨日の予選を勝ち上がることができなかったので… 少し早いですが振り返りをしていこうかなと思っています。 5年ぶりの復帰今年、5年ぶりに現役復帰をしました。 最初の頃はめちゃめちゃ練習がしんどくて、毎日筋肉痛に襲われてました。 「いやいや、あなたシルクドソレイユで第一線で体動かしてたんでしょ?」と思うかもしれませんが、新体操の団体演技は全く違うお話です…。 正直言っちゃうと、パフォーマンスってそんな

業界が稼げないと大人も子供も大変。

大人の皆様。 新体操OBの皆様。 頑張って稼ぎましょう。 勉強して、知識つけて。 頑張って稼ぎましょう。 「お金が全てじゃない」なんて言葉がありますけど、 稼いでから言いましょう。 僕はまだまだ全然稼げてないし、いただいているだけの身ですけど。 これから頑張るんです。 そうなろうと努力するんです。 だって、僕らが稼いでなかったら夢がないじゃないですか。 教育は教育。 心を育てることはめっちゃ大事です。 僕もそれ大好きです。 でも、同時に業界も育てないと。 今

Gym Dream Festival2023 in 越谷

こんにちは! 台風がいよいよ…という嫌な雰囲気ではありますが、男子新体操激アツweekが終わりましたね。 11,12日に北海道で行われていたインターハイ。 11日に埼玉で行われていたジムドリームフェスティバル。 両方とも熱かったです🔥 さて、本日は僕も出演させていただいたジムドリームに焦点を当ててお話ししていきます! 昨年に続き2回目の開催となったジムドリームフェスティバル。 ただの体操の演技会かと思いきやそんなことはなく、かなり練り込まれたイベントなのです。 演技会

やっぱり青大の演技は凄かった。

こんにちは! 8月11日に埼玉県の越谷で行われる「Gym Dreamフェスティバル」に男子新体操枠で参加予定のbakuten新体操クラブ。 本番まで1ヶ月を切った今、練習の日々が続いています。 今年僕たちが行う演技は青森大学の2017年の演技。 2015年のルール改正以降、今もなお破られることのない歴代最高得点を記録した演技を今年は復刻でやるわけですが… まぁこれがキツい。 5年ぶりに本格的に新体操をしているのですが、びっくりするほどにこれがキツいんです。 当時はそんな

男子新体操の曲の選び方

こんにちは! 僕最近、仕事の関係でチアリーディングの大会に出場するための楽曲を作成しました。 チアの曲って、いわゆる「リミックス」と呼ばれるような形になっていて、有名なノリノリな洋楽をbpm(テンポ)を調整して短いフレーズで何個も繋いでいくみたいな形になっているのですが、その作業がなかなか面白いものでした。 とはいえど、チアリーディングの楽曲なんて作ったことがなかったので、いろいろと調べたんです。 「チアリーディング 曲 作り方」 「チアリーディング 曲 おすすめ」 「H

勝つことは削ること。

新体操界であれば知らない人はいないであろう、青森大学。 先日、僕は約3年ぶりに母校を訪問した。 感想を端的に述べよう。 学生の練習は非常に物足りなかった。 言葉を選ばずに言ってしまったが、今回は僕が行ったタイミングが悪かった。 東日本インカレ直後である上に、チームの主軸である4年生が教育実習のために地元に帰ってしまっていたのだ。 見る側からすると大会直後の練習はとっても退屈だ。 次の大会に向けて演技を作り直す作業に取り組んでいるからだ。 演技の練習をしているのではなく、

シルクドソレイユを退社して思うこと。

2023年4月27日。 3年半勤めた「シルクドソレイユ」という企業を退社しました。 旅の始まり入社は2019年の10月末。 僕のシルクドソレイユアーティストとしての旅は、ショーの制作「クリエーション」からスタートしました。 世界に数多くいるアーティストの中でも限られた人数しか経験できない「クリエーション」。 どんなイマジネーションの中で、どんな想いを込めて、どれだけの細かなこだわりを持ってシルクドソレイユはショーを作っていくのか。 そんなものを見ることができる貴重な貴重な

ひと呼吸の間

こんなことを言ってしまいましたので、誰もついてこれないくらいマニアックな話を誰でもわかるくらい簡単に書いていこうかなと思います。 題して「ひと呼吸の間(ま)」。 ではでは、れっつらごー🫡 きっかけはTwitterこの記事を書こうと思ったのはTwitterがきっかけでした。 僕は自分のプロフィールに3年以上前のツイートを固定しているのですが、それに対して久しぶりにコメントをいただいたのです。 このツイートは、僕が4年生の時に行った「無音演技」を紹介しているものです。

¥500

NCA College観戦記 2023/04/06

こんにちは! 先日、チアリーディング・チアダンスの全米大会「NCA/NDA College」を観戦してきました! Netflix「CHEER」でこの大会を知ってから3年。 やっと観に行くことができました🥹 チアの観戦は初めてでしたが、めちゃめちゃ楽しかったし、めちゃめちゃ勉強になりました。 今日はその感想をまとめていきます! Netflix「CHEER」の紹介記事を公開していますのでこちらをご覧ください↓ 会場内の配置がすごい!このNCA/NDA Collegeという大

登り続けろ。

目の前に先の見えない階段がある。 全員が同時にスタートして登り始める。 登る人。 降る人。 休む人。 速い人。 遅い人。 僕が描く「成長」の世界はこんな感じだ。 何かにおいてトップになりたいと思った時。 この階段をイメージすることは非常に効果的だ。 思いつく限りのライバルを思い浮かべる。 彼らと横並びになってスタートラインに立つ。 スタートの合図で全員が一斉に登り始める。 登りながら考える。 「どうしたら1番上に行けるだろうか」 「どうしたらライバルと差

僕にとっての引退

本当はタイトルを「アスリートにとっての引退」にするつもりだった。 しかし、個人的な意見を述べるにしては主語が大きすぎると思い、"僕にとっての"に修正した。 ただ、この想い、多くのアスリートが抱えていると思う。 多くのアスリートが抱えた経験があると思う。 スポーツの第一線で活躍してきた人にとってその場を離れるということがどういうことなのかを是非知っていただきたい。 そして、共にその未来を考えたい。 アイデンティティの再獲得僕は4年前に男子新体操という競技を引退した。 そし

15で家を出るということ

僕は15歳で実家を離れた。 男子新体操というスポーツに本気で打ち込むためだ。 中学卒業と同時に見ず知らず地へ。 慣れ親しんだ名古屋の街を離れ、埼玉へ。 世間的に見ればかなり早めに実家を出たわけだが、そのことが僕にもたらしたものはなんだったのだろう。 どこへでも行ける強さ早々に実家を出たことが僕にもたらしたのは、間違いなく「どこへでも行ける強さ」だろう。 15歳の僕にとって、家族のもとを離れ、関東の地で暮らすのはとてつもなく大きなことだった。 出発の日が近づくに連れ、

太田雄貴氏に学ぶ男子新体操普及の道筋

先日、スポーツ超会議というコミュニティが主催するセミナーで元フェンシング銀メダリスト・太田雄貴さんのお話を聞きました。 ほとんどの方がお名前をご存知だと思いますが、選手引退後のご活躍をご存知の方はそこまで多くないと思うので、是非こちらからご確認ください↓ フェンシング界に改革をもたらしただけでなく、現在世界のトップでスポーツを引っ張っている太田さんのお話から学んだことを男子新体操に置き換えて考えてみました。 人気→認知太田さんのお話から学んだことはたくさんありましたが、

1週間体を休める。

ボイシーでは少し前から話をしていましたが、実は今週、僕、バケーション中なんです。 うちのショーは、祝日や休日に何も関係なく5日働いて2日休むというサイクルで仕事が進んでいきますが、1月・9月に1週間、5月に2週間のお休みをもらいます。 それ以外にも、3月、7月、11月に3連休があります。 と、いうことで今は1週間のお休み中です。 感覚が命のタンブリング。 休めばもちろん感覚はズレます。 体に大きな負荷がかかるタンブリング。 休めばもちろん体は回復します。 あくまで僕