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2021年度を振り返る③
何かになるのではなく、生み出すことへの苦悩。
プロジェクトチームの最初のミッションは、学校として同じベクトルになること。チームに属していない方の説得と、構想のプレゼンテーションであった。
学校を良くしたいという思いで、発足したチーム。校務とは関係なく、夜遅くまで、今後どのようにしたらよいかという話し合いが続いた。
その姿を見て、大変だと心配してくださる方もいれば、残念なことに自分がプロジェクトチームに選ばれなかったことに不満を持っている方も多くいた。
そして1番衝撃を受けたこと。それは新コースのプレゼンを任されたこと。
既存のものを良いものにしていくのではなく、新しいものを生み出すという世界を私は苦手としていた。新しいものは擬態をするオリジナルがいないからだ。
私は平静を装い、まずは今までやってきたことで新コースに足らないものを探した。
そうだ。新しい学習指導要領に伴う、コースの教育課程の作成。まずはこれに取り組もう。
何かやらないと不安になってしまうので、まずはこのことに集中した。
必修科目をベースに、どの大学を選択しても受験できるカリキュラム作成を考える。
大丈夫だ。こなせている。今まで何十種類ものペルソナ作って擬態していた私になりきれないものはない。
そう思っていた矢先。新コースでの主軸が決まった。
「総合的な探究の時間」に力を入れる学校にする。
・・・た、探究???
私の思考は止まった・・・。頭を巡らせる。
どんなペルソナもしっくりこない。
自分の経験が全く使えない。
そもそも探究ってなんなんだ???
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