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giver

僕のした単純作業が この世界を回り回って 
まだ出会ったことのない人の 笑い顔を作っている 
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑 

Mr.Children 彩り

私の好きな歌詞だ。

日本は共感をとても大事にする国。

しかしその分、誰もが多数派になりたく、相手への承認欲求が高い国であると思う。

私も・・・その1人。

「帝力何有於我哉」  

平和で豊かな土地を収めた王様が、民の声を聞きたくて変装をし、自分をどのように思っているか聞いてまわったそうだ。  

すると民達は口々にこう返す。

「帝力何有於我哉」(帝力なんぞ我にあらんや)  
我々にとってどんな王様であろうが、王様が代わろうが代わらなかろう      が関係はない。


  王様は民に感謝されたかったはず。
  王様のおかげと言われたかったはず。
  民の言葉を聞いた王様はどんな気持ちだったろう。

 「人間」は今ある環境が「当たり前」と思ってしまう。この王様が国を収めていなければ、民が豊かに暮らすことはできなかったに違いない。

 しかし民と王様。あまりにも遠い存在が故に、民が自分たちの当たり前の幸せにつながっているとは感じないのだろう。

 与えたものにモノや言葉の見返りを求めてはいけない。与えた本質は相手にこうしてあげたいと自分が行動したものだから。



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