【アニメ感想】名探偵コナン 第1118話「女子会ミステリー2」
前回の「女子会ミステリー」同様、脚本は大和屋暁さん。
登場キャラは江戸川コナン、毛利蘭、鈴木園子、吉田歩美、灰原哀、佐藤美和子、阿笠博士、小嶋元太、円谷光彦、高木渉。
■今週のゲスト声優について
ゲスト声優は、北田脩:園部啓一さん、山口聡子:小澤亜李さん、係員:星野佑典さん。
支配人・北田の声はベテラン声優の園部啓一さん!『ボボボーボ・ボーボボ』ところ天の助、『ONE PIECE』シルバーズ・レイリー、『スイートプリキュア♪』調辺音吉など、様々なアニメで脇を彩る名バイプレイヤーの方です。
人気声優・小澤亜李さんが山口聡子役でコナン初出演! セリフが少なくてちょっともったいない気もするけど!笑 小澤さんといえば『月刊少女野崎くん』の千代ちゃんこと佐倉千代、めちゃくちゃ好きでした! 『がっこうぐらし!』の恵飛須沢胡桃のようなボーイッシュな役、『ちいかわ』のうさぎのようなエキセントリックな役などなんでもこなせる方です!
■今週の感想
【登場人物】
山口聡子(やまぐち さとこ)……26歳。スフツリゾート従業員。
北田脩(きただ しゅう)……60歳。スフツリゾート支配人。
コナン・博士・元太・光彦は、秘湯・寿佛の湯につかって息抜き中。
歩美と灰原はというと、スフツリゾートで偶然会った蘭・園子と佐藤刑事と一緒に、女子会を楽しんでいた。
ホテルでも女子会を続けていた5人は、支配人の北田から奇妙な事件の話を聞く。巨大な雪だるま・看板・かまくらが、3日前から相次いで敷地内に出現したのだという。そして今日は植木を白く塗りつぶされた。支配人はお客さんの手前、無下に撤去できないというが……。従業員の山口は、2年前にセレブ客のダイヤのイヤリングが紛失した事件と関係があるのでは、と話す。その事件以降、座敷わらしが出たり、壁に大穴が空いたり、巨大雪像が現れたりといった奇妙な事件が起きるようになったらしい。
園子は「探偵女子ファイブにお任せ!」と意気込む。
雪だるまなどの実物を見た園子たちだが、手がかりは掴めず。手分けして従業員に聞き込みをすることにする。
歩美・灰原は「コイラ&ケルカ 犬ゾリ体験」の従業員に話を聞く。
コイラ&ケルカってなんだ……?
大和屋暁さんのことだから競走馬の名前?かと思ったけど、そんな馬いなかったし……。
コイケルっていう犬種はいるけど、ここの犬はハスキーっぽいし、そもそも犬3頭いるけど、コイラとケルカとあと1頭はなんて名前なんだ……?笑
歩美はコナンに、蘭は新一にメールしてみるが、当の本人はまだ湯につかっていた。
聞き込みの成果はイマイチ。しかし灰原はあることを閃き、警備員に話を聞くことを提案する。
警備室では、警備員が殴り倒されていた!
蘭が警察と救急に連絡。灰原は、防犯カメラに「映っているはずのものが映っていない」と指摘する。そう、雪だるま・看板・かまくら・植木はどれも白いため、防犯カメラに映っても画面が真っ白になってしまうのだ。
警備員は悪戯の目的に気づいたため昏倒させられた。警備員がまず連絡するのは支配人。そう、この一件を仕組んだのは支配人だった。
2年前に2億円のダイヤのイヤリングを盗んだのは支配人で、ほとぼりが冷めるまで敷地内のどこかに隠しておき、それを回収するところを目撃されないよう、白い物で防犯カメラを塞いだのだ。
イヤリングの隠し場所を特定するため、歩美は脳内でシミュレーションしてみることを提案する。
おお~RPG風の演出たのしい!!! アス比もレトロゲー風になってる~!
いいな~このパーティ! 歩美が勇者で、灰原が魔法使い、蘭が空手戦士、園子が炎使い、佐藤刑事が狙撃手!
佐藤刑事の背景に音符が描かれてるのはなんだろ?何か元ネタあるのかな?
シミュレーションの末に辿り着いたのは、スケートリンク。支配人はリンクの氷にイヤリングを隠していた。
蘭が聞き出した情報を頼りに、佐藤刑事は園子を乗せて車をかっ飛ばす。
佐藤刑事が自分の車で来てるってことは、スフツリゾートは北関東らへん?
だとすると群馬っぽいよな~。ってかなんで園子連れてった!?笑
激しいカーチェイスの末、北田は捕まった。一方、元太とコナンの卓球勝負は元太の勝ち。コナンくん「ノ~~~」って!笑 みなみさん遊んでる!?笑
事件解決後、ホテルで打ち上げをする一同。次回も事件を解決すると意気込む園子に、コナンは「探偵なめんなよ」とツッコむ。
北田、回収するところを見られないためにあんな大がかりなことしたなら、隠しに行く時はどうしたの? 座敷わらしと大穴は何だったの?
よくわからん!笑
■今回の小ネタ
小ネタ① コナンの眼鏡
博士とコナンくんは眼鏡かけたまま温泉入ってました。温泉入る時に眼鏡かける人って結構多い気がしますけど、曇っちゃうから外す人もいますよね。コナンくんって温泉入る時眼鏡外すっけ?と思い、原作を繰ってみると……。
9巻・小五郎の同窓会編では眼鏡かけたまま。でも蘭と一緒なので、「素顔を隠す」意味で付けてる可能性もあるかも。
69巻・湯けむり殺人編では入浴シーンはないものの、扉絵では外していました。
ちなみにアニオリだと、第567話「露天風呂に降る殺意」や第851話「恋の地獄めぐりツアー」では眼鏡着用のままでした!
つまり結論としては……
誰かと一緒にお風呂に入る際は眼鏡をかけたまま!(スタハチ調べ)
そもそもが素顔を隠すための眼鏡ですしね……笑
小ネタ② 鈴木リゾート
今回、園子の口から「鈴木リゾート」の存在が語られました! 恐らく初?
黒鉄の魚影では「ベルツリーリゾート」なるホテルが登場しましたが、こういうホテルを運営している会社が「鈴木リゾート」なのかな?
小ネタ③ 魔法使い灰原
歩美のRPG風の妄想で、灰原が魔法使いのコスプレをしていましたが……、第744話「容疑者か京極真(前編)」のネクストコナンズヒントでも似たような衣装を披露していました。
色こそ違うものの、ほっぺに星が描いてある点から、この回のネクストコナンズヒント灰原を参照したのは間違いなさそうです。
■【今週のおすすめ】『雪のなかの標的』宮原龍雄
今回ご紹介するミステリーは、「雪に白で同化する」というキーワードから、宮原龍雄が1959年に発表した『雪のなかの標的』! 作者の宮原龍雄は、推理雑誌「宝石」に寄稿していた作家で、地元・佐賀の風俗を活かした作品が多いのが特徴です。本作は満城警部補と三原検事が登場するシリーズになっています。
鴨猟に向かう途中のハンターが狙撃され、佐賀県議の北上松三が死亡する。ハンター仲間が狙撃地点に向かい、足跡を追って辿り着いた小屋では、北上県議とは反対勢力の息がかかった落合為四郎が首を吊って死んでいた。状況からみると、北上県議を撃った為四郎が自殺したようだが……満城警部補の考えは違っていた。
……というお話。満城警部補は、心理的な見地から犯人像に迫っていき、巧妙なトリックを解いていきます。なかなか複雑なトリックが数個使われているのですが、それをすぐに思いついてしまう満城警部補がすごいです。
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