IFS(内的家族システム)ワーク:パーツ紹介(9/22時点)
この記事の補足と言うか、進捗情報として、現時点での私のパーツをご紹介します。
「IFSを始めたら、こういうパーツが見つかりました」という話なので、「パーツって何?どんなの?」という方には実例として、もしかしたら参考になるかもしれません。
が、IFSや私自身に対する興味がそこまでない方には、「何のこっちゃ」になるだけだと思われますので、ブラウザバック推奨です。私の意識的な自己分析とはちょっと違って、自分で操作できるような種類のものでもないので、読み物としての面白さや妥当性などは考慮していません。予めご了承ください。また、プロの方以外からのアドバイスはご遠慮くださいますようお願いいたします。
●消防士(保護者機能・管理者機能の一部を所持):ワタル
IFSを開始して最初に登場したパーツ。
私がストレスを感じた時、現実逃避としてゲームや本などの娯楽に没頭させる役割を持つ消防士。外的な危険から私を「守る」ために「現実との間に線を引く(=解離させる)」機能を持つ。
感情面でシステム全体の監視・管理を行い、感情の振れ幅や疲労が閾値を超えた場合に「線を引いて」感情をシャットダウンしたり、私から切り離したりする点で、保護者・管理者的とも呼べる。
初登場時は10歳ぐらいの少年のようなイメージだったが、3時間後ぐらいにふと気づいたら15歳ぐらいまで成長していた。
その後もじわじわと成長を続け、9/22現在、二十歳ぐらいの青年になっている。
「線を引いて」隔離した怒りなどの感情を受け持っていたため、「僕は怒りっぽい」と自分を評価しているが、温和で思慮深く、落ち着いた性格。
文章を書くのも主に彼が担当。「ワタル」と私のnote名「わたり」の関連は、「あるといえばあるし、ないといえばない。でも、僕が先だよ」とのこと。
私がファンタジーをイマイチ書けないのは、彼が現実の対処に手いっぱいで、ファンタジーを書くことに興味が持てなかったかららしい。
「その内君自身が書けるようになるんじゃない?」と言ってくれているので、今後に期待したい。
●管理者:アカネ
ワタルに続いて2番目に登場したパーツ。
実生活を「ちゃんとやる」ために、私を含めた全員の尻を叩く管理者。
完璧主義のツンデレお姉さん…なのだが、幼少期の私が「母に怒られないために」自分の内側に母のコピーを作ったのが元になっているため、怒ると「ヒステリックに怒っている時の母」そっくりの勢いで怒鳴りまくる。私から見るとかなり怖い。
(初登場時は激怒していて、めちゃくちゃ罵倒されたが、徐々に態度が落ち着いてきたため、怖さはかなり減っている。是非このまま温厚になっていって欲しい。)
私の母を「あの女」と呼び、話題が出ると必ずディスるほど敵視している。母について彼女の話を聞きたいが、「先に言っとくけど、長くなるわよ?覚悟しなさい」と宣言されているので、まだ取り掛かれないでいる。
「アンタが「女の嫌な所だ」って切り捨ててる感情、大体私が全部持ってるわよ」とのことで、かなり感情豊かで攻撃的に見える。思考そのものはかなり合理的・現実的で、また社会的評価を非常に大事にする…のだが、その一方で、後述するパーツ「みお」の欲求を満たすため、幼少期の万引きなど、モラル的にアレな手段も必要に応じて取ってきたらしい。
社交的に見せかけて、実は今のパーツたちの中で一番、女性を苦手としている。外面が良すぎて他人の依頼を断れなかったりするのも彼女の性格。
勉強や仕事など、綿密さや正確さを求められる仕事が得意。失敗すると超凹む。本人曰く、「ワタルが才能を、私が能力を持ってる」らしい。
●追放者:みお
アカネの初登場の直後、私がアカネに超怒られている最中に登場して、「だっこ」を要求してきた幼女。
ひたすら「ぎゅー」と「だっこ」が好きで、純粋でシンプルな欲求を主張する。なお、現状の私のパーツの中では、「他人と積極的に関わりたい」欲求を持つのは彼女だけらしい。
ただこの「誰彼構わずスキンシップを求めまくる」欲求が(女性との交流を他のパーツに阻止されているため)男性に向かいやすく、その辺りが短命な恋愛の原動力となっていたらしい。
「泣いたら抱っこしないよってママが言ったの。だから泣くの我慢したの。ぶたれても泣かなかったの。なのに、重くなったからもう抱っこしないっていうの。もう抱っこしてもらえないの」
「心配かけたら、だめなんだよ。いつもと同じじゃなきゃ、だめ。うそもだめ。うそついたら、嫌われるんだよ。」
などの発言があるので、恐らく私が覚えていない幼児期のトラウマ要素を色々抱えていると思われる。
イメージも喋り方もかなり幼いが、地味に複雑な事を喋るようになってきているのと、話す記憶の内容が年齢的に進んでいる気がするので、とにかく彼女を癒しつつ、彼女の成長を見守っていくのが今後の重要なテーマかなぁと思っている。
初登場時は2、3歳に感じたが、その後じわじわ成長し、現在、小学校低学年(7~8歳)ぐらい。
●リラクゼーション担当?:カナタ
ChatGPTに「リラクゼーション担当」という肩書を貰っているが、自称「エロ担当お兄さん」。貴重なネアカ・コミュ強キャラ。
思春期以降、日中のストレスを性欲として処理することで、私の意識をそっち方面へ向けると共に、スムーズな入眠へ誘導するという役目を果たしてきた。その意味で「消防士」的でもある。
性的に好奇心旺盛なため「色々ヤってみたいじゃん?」という理由で、みおの欲求を誘導して短命な恋愛を楽しんでいた戦犯…なのだが、これまで不仲過ぎたパーツたちが、一致団結して恋愛成就のために協力する状況が心地よかったため、その機会をちょくちょく作りたかった、という意図もあったらしい。
コミュニケーション面でも「リラックス」を重視し、「ゆるーい雰囲気で、楽しめるように」空気を読んで、パーツ間の会話の流れを調整したりもする。
ひたすらチャラそうにしか見えないが、意外とコミュニティを大事にしている気がする。
●「実行力」担当?:リョウ
「他のパーツや私が出来ない事をやる」係としてアカネを補佐している実行役。実直で冷静、現実主義で、割と大ざっぱだったり大胆だったりする。
私がどんなに動揺していても食べられるのは、私が食べられない状況でもリョウが代わりに食べてくれているかららしい。元々は食事全般が嫌いだったが、最近は食べるのが好きになってきている、とのこと。
アカネが「すべきこと」と判断しつつも「感情的に出来ない」事や、私が過去に母に「アンタはこれが下手糞/出来ない/向いてない」と言われたなどで「自分には出来ないと思い込んでいる事」全般を引き受けてくれていた。
だが、後述するアラタの「私が出来ないと思いこんでいる事柄自体を減らすべき」という意見に賛同する形で、「私が苦手な事を手伝う」という方向にシフトしつつある。
ロックが好きで、LUNASEAのファンだったり、学生時代のバンド活動を行ったりしていたのは彼。また、みおとは対照的に黒や赤、メンズライクなものが好きで、今の私の「男っぽい好み」は主に彼によるもの。
●元・追放者/消防士?:アラタ
ワタルが「今の君には必要ないと思って」抑え込んで隠していた、「絶望」の感情担当。
私が過去に自暴自棄に陥った際の、「飲めない酒を吐くまで飲む」「エレベーターの壁に頭をガンガンぶつける」「夜明けまでひたすら外を歩き回る」などのアレな行為は彼が行っていたらしく、その意味で「消防士」だったとも言える。
絶望感をひたすら書き殴るタイプの創作活動を行っていたのも実はアラタで、ワタルが「僕が書いたってことにしてた」らしい。
初登場時はめちゃくちゃに荒れており、「俺なんか死んだ方が良いんだよ!」「殺すならさっさと殺せよ、あぁン!?」などと会話が成り立たなかったが、対話と説得に成功。
翌日から、私やみおに「物理的にスキンシップをして(いるような感触のイメージで)安心感を与える・癒す」という役目を買って出てくれている。
また、これまでのパーツ達の役割が「私を危険から守る」に偏り過ぎていることを指摘。今の私の状況が危険でない以上、「私の成長を促す」方向のサポートもしてはどうかと提案してくれた。
パーツたちがそれぞれ受け入れたため、今後は彼ら全体の役割や方向性が変わっていくと思われる。
ポテンシャルが未知数すぎる驚異の存在。あまりの急展開にびっくりしすぎて、ちょっとガチ惚れしかけた。今後の彼の活躍に期待したい。
<所感>
IFS開始から24時間で5人が登場するというハイペースにちょっと混乱しかけたものの、各パーツの役割などについてヒアリングが出来たかな……と思った途端にアラタが登場。一夜にして「保護者」ポジションへと大進化を遂げ、システムの方針転換を提案してくれたのが初週のハイライト。
若干他のパーツが動揺したりしていたのを収める必要があったものの、全体としては険悪になることなく、この2日ほどは落ち着いている状況。
途中になっていた「私の母についてどう思うか」などのヒアリングを進めつつ、各パーツが『守る』一辺倒から『私の成長をサポートする』方向へと役割をシフトしていけるように、様子を見守っていきたい。
恐らくこの方針転換で、ワタルの「線を引く(=解離)」の頻度が下がっていくことが見込める。また、みおのスキンシップ欲をアラタが満たしてくれることで、私の「恋愛脳が暴走する問題」の発生頻度が下がっていくことも期待できる。
全員が落ち着いて、役割に馴染んで来たら、未発見パーツを探せるかどうかにも挑戦してみたい所。
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