執筆記録#6

 この記事は、私がラノベ大賞に応募する用の2作品の制作過程を記録したものになります。

 現在の進捗は2作品目の文字数が+6000字程度になり、5万字近く書いたことになりました。残りの話を考えると、7万~8万くらいで収まる気がします。

 流石にここまでくると完成も見えているので、もう手を止めてしまうことへの怖さはなくなりますね。逆に今は、ちょっとプロットからブレてしまった部分の修正について悩んでます。

 1作品目の推敲作業も中途半端なところで止まっている状態。そこに、問題児の2作品目が入ってくることになるので、もしかしたら執筆よりも大変な作業になる予感が……。

 1作品目の推敲は、2か3の記録で書いた気がしますが「ラノベらしく」を意識した改善になってます。文章や展開をわかりやすく、読みやすくする。そうしながら文字数も増やしていく作業と。

 2作品目の推敲はそれとは違う形になりそうです。

 1作品目を描きながら、私はラノベを読みまくっていたので、2作品目にはその経験値が反映されて、最初っからラノベらしい作品に出来上がってます。
それに文字数も十分にあるので、1作品目みたいな推敲作業の中でさらに文字数を伸ばすなんて手間も必要ない。

 ですが、1作品目はプロットが丁寧に作れていて、物語そのものの整理は必要のない状態でした。2作品目は、かなりこの整理が必要になりそう。なんなら、完成した後に改めてプロットを作るなんていう作業が発生する可能性もある。

 私はこれまで何度も長編に挑戦してきましたが、一発で綺麗にまとまった作品を描いたことはありません。書いてるときのライブ感に振り回されることがあったり、先の話が思いつかなくなって手が止まったり。

 今こうやって、大賞に向けて2作の作品を作れていることは、今までにないことです。多分、今まで小説を書いてきた経験値によって覚醒状態みたいに突入している感じがあります。

 いつでもこの状態で書けるわけではない。

 だからこそ、まだ完成もしてない状態で締め切りまで一カ月もある状況ですが、結果が出なかったときを想像して勝手に虚無になったりもしてます。

 普通は10万字近くの小説を描くなんてできません。ただ、文字数を埋めるってだけでも、高い壁なのです。そのうえ物語の面白さ、構成の綺麗さ、その物語の強み。独自性。そんな、様々な要素があってやっと舞台に上がれる。しかも、その先には運の要素もある。

 改めて、作家を目指すってことの残酷さを考えてしまう。

 多分、この虚無感に勝つためにはそれ相応の作品を描くしかない。今の覚醒状態が続く限り、最高の作品を諦めず向き合っていかないといけない。

 馬鹿みたいなラブコメディを描きながら内心こんなにナイーブになってる自分こそある意味コメディだな……。

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