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音MDM天 編集後記(Braglight)

2023/09/17にニコニコ生放送にて開催されたイベント音MAD DREAM MATCH -天-にて、出場者の1人として携わらせて頂きました。
思い出せる限りの情報を書き残しておきます。

また、この記事および完成した動画は、先日投稿されたインタビュー記事 ⇩

を読んでから見るとより楽しめるかもです。お時間ありましたら是非。



はじめに

そもそも『音MAD DREAM MATCH』って何なの?
という人のために簡単に説明しますと、音MAD作者が2人1組のコンビを作って1本の動画を制作し、生放送で一挙に放送するでかいお祭りです。

「音MAD DREAM MATCH -天-」はその第2回であり、俺はその参加者の1人で、

この動画はそこで流れた作品の1つというワケです。


出場に至るまで

2022年の夏、第2回音MDMの招待状が届きました。
すごそうだったので即了承したものの、音MDMってなんぞや?名前は聞いたことあるけど……
くらいの認識だったので調べるとそこには数々の名作が。あの動画もこの動画も音MDMだったんすか!?

特にあべこべクレイジーの『おかしすきかい』チャージマン研!を追っていた時期に死ぬほど見ていて大好きだったので、「これと同じ舞台に立てるのか!」という期待と感動を覚えました。


立ち絵

弟と新加ポルのどちらを描いてもらうかで結構悩んだのですが、顔が2つあるスネ夫人間と美少女のどちらが自身の象徴として相応しいか考えた結果、弟にしました。

最高

マッチング

企画の本格的な始動は翌年、2023年の1月に入ってからでした。
先月12月はnerdtronics2に参加したり、2022年の音MAD10選にゲストとして呼ばれたりでウハウハの浮かれポンチの有頂天だったのですが、マッチング期間が始まってからはもう恐ろしくて恐ろしくて廊下をうろうろする日々です。
他人にアプローチを仕掛けるのが極端に苦手なので、誰を指名すれば良いのか?を中々決められずにいました。

最終的に、今の自分に足りないのはカッコいい映像を作る能力だろう、ということでマッチング1巡目はHappy Machineryさんを指名しています。

音MDM天 前夜祭での写真
(マッチング全体の感想の欄は上下逆です やたら怖がってるのが俺です)

1巡目の結果発表では、ありがたいことに2名の方から指名が来ていました。
なぽりさんとさくれいさんです。元より「指名が来たら必ず返す」と決めていたのですが、ここで二者択一を迫られることになりました。
どちらを選ぶべきなのか時間ギリギリまで考えても決まらず焦燥に駆られていましたが、「どちらを選んでも悔いは残らないだろう」という結論に達し、サイコロを振って奇数が出たのでなぽりさんと組むことになりました。

結果的には2巡目というかなり早い段階でコンビ結成できたので一安心。


題材選び

「スネ夫が自慢話をするときに流れている曲」を素材に使うことは1番最初に決まりました。というか俺もなぽりさんもお互い最初からそのつもりだったみたいです。
その上で、このコンビならではの要素として実写映像をメインに扱いたいね
→ ゾンビ映画みたいなのが良いんじゃないか、という話になっていったと記憶しています。もう半年前のことなのでおぼろげにしか覚えてないですが。

当時2人で書いてたメモを見つけたので見てみましょう。

Googleスプレッドシートで2人同時に書き込んでいました
(大体なぽりさんが書いてくれてたような気もします)

・家族の協力あり
・実写とイラストの兼ね合い、互いに認識し合う
・外で撮影
・スネ夫の被り物した人がいっぱい出てきたら面白い
・スネ夫は被り物をかぶせることで増える
・タイムマシンで過去のわたぴーさんに干渉

この辺りは本採用されたアイデアです。他には……

・誰かの手により2人がスネ夫になっちゃう→そこから戻ろうと奮闘する
・バッドエンドもあり
・最終的に動画を作るわたぴーさんが映される→引いていくと床には大量のスネ夫の頭が
・ダンスいれたい
(スリラーみたいなイメージ)
・ふーみん呼びたい

ここらへんは制作過程で省かれていった要素ですね。
他にも七人のスネ夫(画質差分4人、実写1人、あと2人は忘れた)でラブストーリーを展開する案や、でっかい画像をドリルで回す案もあったみたいです。

(※ふーみん:お笑い芸人の方です。ケツの穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせることを得意としています)


コンビ名

なぽりとわたぴーのコンビ……なぽぴー?わたぽり?イタリアとシンガポールで何か共通点は……とか考えましたが、最終的に「スネ夫芸能事務所」に決まりました。
スネ夫探偵事務所 + お笑い芸人のふーみん要素 + 集団で活動、の意味が込められています。

(※スネ夫探偵事務所:スネ夫関連の古いミーム。グロい)


余談ですが、相方のなぽりさんが生放送中にBingAIにコンビを当てられてしまうという事故に遭ってました。他のコンビは全部的外れなのがまた凄い。

そうとは知らずフラっとなぽ生の様子を見に行った俺は「いつバレたんだ?!」とめちゃくちゃビビってました。(後日経緯を知って安心)
コンビ発表がかなり後半の方だったので、この後4ヶ月くらいシラを切り続ける羽目に。気の毒。


選曲

ぶっちゃけ知ってる曲のレパートリーがかなり少ないので、使用曲候補は相方に頼りまくりです。いろんな曲を教えてもらいました。

最終的には「ONE PIECE FILM RED」の劇中歌「逆光」で作ることになりました。
この映画に出てくるウタって人(サムネに大きく映ってる人)と俺の行動に近いものがあるってなぽりさんが言ってた気がします。言ってなかった気もします。忘れました。


音声制作

選曲が決まってからはすぐに制作に取り掛かりました。
映像との兼ね合い等をあまり考えなくても良いのは自慢話素材の長所です。そのぶん製作期間は短くて済みました。イントロ~1番サビまで3日間くらい。(そこから先は結局ダラダラ作ってたのでアレですが)

今回はそれを元に、相方に音量バランスや音色の調整などを行ってもらっています。
そのほか、2番AメロBメロ(ドラえもん達登場~サビ手前まで)と3番Cメロ(わたぴー怪物化~ラスサビ手前まで)の音声も作っていただきました。

せっかくなので修正前の音声を公開します。(相方に渡す前のデータです)
完成版と聞き比べて違いを探してみよう!


小道具制作

お互いのスケジュールの都合で撮影は7月に入ってからということで、それまでの間は段ボールで小道具を作っていました。
明確に他のコンビには無い、自分だけの強みだと勝手に思っているのでここは腕の見せ所です。


量産型スネ夫ヘッド

ゾンビとあらば、たくさんのスネ夫ヘッドが必要です。ご用意しました。

これまでのスネ夫ヘッド

1つのスネ夫ヘッドを高機能にする試みを行って以来、スネ夫ヘッドの新たな行く末を模索していたのですが、ここに来て低コスト・軽量化に舵を切ることになりました。

オリジナルを元に型紙を作り、それに沿ってひたすら段ボールを切り出します。
目や口、髪の毛などのパーツはコピー用紙を切って貼るだけでOK。

これをA3サイズで印刷(左右反転してもう1枚)
目の比較

オリジナルは各パーツに厚みを持たせることで強調していましたが、
黒い縁取りを付けることでその必要も無くなりました。

頭部を固定する器具も、よくわからん古着から100均のマジックテープに進化。

縁取り部分をくり抜くことで視界を確保。これが今回最大の進歩です。
これでも見づらいことに変わりはないですが、大分マシになりました。

今回作ったスネ夫ヘッドは3つだけですが、量産体制をきっちり整えたので必要とあらば幾らでも作れます。原価215円。
(カラープリント1枚80円×2、マジックテープ1本55円、段ボール無料)


なぽりヘッド

相方・なぽりさんのアバター頭部を作ります。

最初は立ち絵やTwitterアイコンに載ってるコレを作ろうと思ったのですが、髪型を再現するのが大変そうだったので……

これを作ります。

こういう経緯で使ってるらしいです。人に歴史あり。

制作途中の様子。動画内では逃げ回る役割 → 後ろ姿を向けることが多いので、後頭部までしっかり隠れるような構造にしています。
目と口部分はくり抜いて覗き穴にしました。

床屋


完成。

スネ夫と何の関係も無いキャラクターなので視聴者層に受け入れてもらえるか不安(特に生放送ではなく動画単品でこの動画を見る方々に)でしたが、
何の事情も知らない人が見たとしても「スネ夫ではない存在」「事件に巻き込まれた一般人」くらいの認識になるだろうと考えています。どうでした?

持ち運ぶ際は分解して平らにできます。

奥歯ガタガタ

なぽりさんの使用素材代表、ふーみんさんの小道具「奥歯ガタガタ」を作ります。
コンビ結成時は気付きませんでしたが、我々は段ボールで小道具を作るという共通点を持っていました。相性バッチリです。

ご本人が作り方動画を公開していたので参考にしました。(この動画の存在はなぽりさんに教えてもらうまで全然知りませんでした)

せっかく自分で作るからには動画映えする奥歯ガタガタを作ろうと考え、色々工夫しています。

一番の違いはやはり奥歯の大きさでしょうか。相対的にケツが小さく見えるくらいデカいです。

制作時点で奥歯ガタガタを武器に使うことは決まっていたので、強そうに見えるように上顎と下顎の大きさを揃えたり、歯1本1本を強調したりしました。
ついでにケツと奥歯を繋ぐ布部分もフェルトからチノパンにグレードアップしています。

動画本編ではあまり目立ってないですが、奥歯にでかい洗濯バサミを仕込むことで片手ガタガタが可能になっています。
(本家は右手で上顎を固定、左手で下顎を動かす両手ガタガタ方式です)

尺とテンポの都合でカットした、奥歯ガタガタの制作風景

スネ夫ノート

Twitterで描いてたスネ夫達です。

最初はコレ。スネ夫を描けるようになりたくて練習していました。
その後も何か思いつく度に書き記してます。この時点では音MDM天に活用する予定も特になく、単にウケが良かったので味を占めているだけでした。

この辺で「これは使えるんじゃないか」と勘づいて1日1枚スネ夫でノートを埋めるチャレンジを開始。

せっかくなのでスネ夫の全身を描けるようになりたい。修行の日々です。

途中で飽きてフォント作り始めました。

他のキャラにも飛び火。

ここで終了。記録は6月18日~7月28日で41日間でした!
お付き合い頂いた皆さんもお疲れ様でした。


実写パート

いよいよ撮影です。何日かに分けて行っています。
何回かスタジオや機材を借りる機会があったのですが、それらの支払いや予約は全てなぽりさんが行っています。頭が上がりません。

自分は普段、出来るだけ安く、極力自宅で、可能な限りお手軽に済ませようとするタイプ(つまりケチ)なので滅茶苦茶新鮮な体験でした。
おそらくこの企画に参加していなければ一生こんな機会は得られなかったでしょう。ありがたすぎる。


ハウススタジオ編

動画内におけるイントロと2番、わたぴー家の内装が映るところです。

なんとコレ、自宅ではありません。都内のどっかのハウススタジオを借りて撮影していたのでした。

「さんざん庭を晒してきたくせに今更何を怖気づいているんだ」と思うかもしれませんが、どの画角で撮っても住所特定されない状況だったので好きなだけ撮影できました。

この撮影には家族(弟、母、父)も同行しています。彼らにはスネ夫パンデミックの最初の犠牲者になってもらいました。

前夜祭で明かされたエピソードはこの日の出来事です。

グリーンバック編

GB素材をひたすら撮る日。
この時点で動画の内容はほぼ決まっていましたが、どんな画が必要なのかまではわからなかったため、思いつく限りの動きを時間いっぱい撮影し続けました。動画本編で使わなかった素材も結構あります。

上から被せるタイプの頭は思った以上に外れやすいことをこの日痛感しました。首ひもとか付ければよかったね。


屋外編

なぽり初登場 ~ スネ夫達に追いつめられるまで。
道行く人々に目撃されるリスクを抱えての闘いです。細心の注意を払って行動しました。
幸か不幸かこの日は8月上旬、外は猛暑で人通りはかなり少なかったです。(そもそも人通りの少ない場所を選んで撮影していたのもありますが)

この日は俺、弟、なぽりさんの3人で撮影しています。
ゾンビ映画である以上はもう少し人数が欲しかったというのが本音ですが、流石にいい歳こいた両親を辱めに遭わす訳にもいかないので……

服を何着か用意して、町中がスネ夫と化したことを表現しようと頑張っています。

視界の悪い状態で階段降りるの怖すぎる
こういう茂みに半ズボンで近づくのはやめましょう。蚊がいっぱい居るから。

カメラワークについては大体なぽりさんにお任せしています。ドラマチックに仕上げていただきました。

あまりの暑さにガムテープの接着剤が水みたいにサラサラになってしまうなどのトラブルもありましたが無事クランクアップ。お疲れ様でした。


余談ですが、なぽりさんは大阪に住んでいます。今回の撮影は全て東京で行われています。
つまり、撮影の度に大阪と東京を往復していることになります。7月と8月だけで最低3回、しかも別に撮影日じゃないのに来てた日もあったらしいです。なんというスタミナ。

あと、なぜか会うたびに手負いの状態でした。カラオケで徹夜してたり、親知らず抜いてきてたり、油そば食って胃もたれしてたり。
そんな状態でも何事もなかったみたいに撮影をやり遂げていて凄い人だなあと思いました。

⇧ 屋外撮影の翌日にコミケに行くタフガイ


映像制作

これまで用意した全てを使って、ついに映像を作ります。
最終的な担当箇所の割り振りはこのようになりました。

00:00~ なぽり
00:34~ わたぴー
00:48~ なぽり
01:48~ わたぴー
02:07~ なぽり
02:57~ わたぴー

1番なぽり、2番共同、3番わたぴー、くらいのイメージです。


1番

全編実写パート。なぽりさんの担当箇所です。撮影した映像を繋ぎ合わせてもらっています。

タイトルロゴが出てくる部分は元々スネ夫が両手を広げて夜の街を見下ろす画だったのですが、暗くてよくわからない(なぜなら俺がSDカードを忘れてしまい撮影機材が使えずスマホで撮ったため。マジで申し訳ない)ので、急遽家族を招集して新規映像を撮影しました。

ちなみに弟の衣装は買い換えました。
初登場から2年で身長が一気に伸びたのです。時の流れは速いものですね。


2番

Aメロ前半、なぽりさんとドラえもん達が出会って過去へ向かうまでが俺の担当箇所です。

お互いのイメージを擦り合わせるために絵コンテを描いてました。

この時点ではスネ夫が味方陣営に居ますね。本物スネ夫 VS 実写スネ夫の構図も考えていましたが、ややこしくなりそうので辞めました。
この動画におけるスネ夫は一貫して「敵」です。

おかげでドラえもん、のび太、源、ジャイアンの4人に「スネ夫を止める・取り戻す」という動機が生まれ、今まであまり焦点の当たらなかった彼らに活躍を与えることができました。

家宅捜索~タイムマシンチェイスのシーンはなぽりさんの担当です。

「転スネ夫のマシンに乗せてください」って頼みました。
せっかく乗り物に変形できるので運転したかった。
コエカタマリンでNEWSISを射出する発想には度肝を抜かれました。こうすればよかったのか!

3番

俺の担当箇所です。8月後半はほぼずっとココを作ってました。思い入れも強い。

現代に戻ると、渋谷がシンガポールになってしまっていた。
渋谷駅周辺の3Dモデルを手に入れたので活用しています。
増えたスネ夫を吸収して完全な存在になります。

唐突ですが、お恥ずかしながら「ONE PIECE FILM RED」は今まで観たことがなかったため、映像制作に着手する前に履修しました。

それによって思い出した幼い頃からの憧れ、それは……
「強大な力を手に入れて神様になろうとし、こっぴどい反撃を受けて死ぬ」ことです。

今の自分にとって、強大な力とはスネ夫の自慢話そのもの。
せっかくの機会なので神様になろうとして反撃を受けて死ぬことにしました。

ONE PIECE FILM REDのラスボス、トットムジカさんです。これを……

こう。初期構想ではこんなにゴテゴテしていました。

ここまで作った所で「パーツが増えすぎると動かしづらいなあ」
と気付いたので……

顔面のインパクトを上げることで補うことにしました。

コレです。


「上半身だけのスネ夫」というフォルムはスネ夫人形が元になっています。
目玉が赤い丸になっているのも含めて、撃破シーンへの布石です。
本来スネ夫の頭があるべき位置に自分のアイコンが鎮座しているのは、自己顕示欲に溺れてスネ夫より自分を優先していることの表現です。つまり自慢です。

そんな舐めとる奴には鉄槌を下す!最終決戦が始まります。
お互いに各々のアイコンを頭に、メイン素材を体に身に着けての戦いです。

ここぞとばかりに過去素材を詰め込む。

これまでの投稿動画から色々持ってきました。せっかくなので比較してみましょう。

皆さんはいくつ分かりましたか?こんなもん1つも分からなくて良いです。
分からないままでも楽しく見れる動画作りを目指しています。達成できたかは知りません。

かくして傀儡と化していたスネ夫は魔の手から逃れ、元の姿に戻ることができました。おめでとうございます!


イベント当日

我々スネ夫芸能事務所の作品は20組中19番目、かなり終盤の方に配置されていました。自分たちの出番が来るまで様々な作品を観て過ごすうちに、こんな強豪たちと対等にやり合えるのか?という不安はいつの間にか消えていました。
それはこの企画が単に力だけを競っているのではなく、もっと色々な、どんな種類の良さも受け入れてくれる企画なのだと気付くことができたからです。我々が勝てるかどうかはさておき、きっと受け入れてもらえるだろうと思うことができました。

できることなら全コンビ分の感想を書き記したいところですが、あいにく大したことは喋れそうにないので1つだけ……

04:24~
「どうせあなたはどんな道を選んだって今みたいな有様になっちまうんだ」
「いずれにせよ僕はあなたに出会って全力であなたをだめにします」

ここのセリフを聞いたとき、僕は一瞬スネ夫に語りかけられたんじゃないかと思ってしまいました。

この「音MAD」という作品は音MADを作る人に向けられたもので、観ているとついつい「自分はどうだろう?」と己を振り返ってしまうような、不思議な魅力を持っていました。
そうやって感傷に浸っている中でかけられたこの言葉、「四畳半神話大系」の小津という人のセリフだそうですが、僕はこのアニメを観たことがありませんでした。そのせいか、この人の顔と声がスネ夫に見えたんです。
インタビュー記事の最後でも触れた通り、僕とスネ夫が自慢話をするときに流れている曲は他人同士です。こちらが一方的に語りかけることはあっても、返事が返ってくることはありません。なので勘違いだったとしても嬉しかったんです。
最近、「自慢話に出会わなければ自分はどうなっていたのだろう、きっと今よりずっと惨めな日々を送っていたに違いない」と考えていたところだったので、それを優しく否定するような、遠回しに励ましてくれているような気持ちになって、感極まって泣いてしまいました。その勢いで投票もしました。

「お前はなぜ私に付きまとうのだ」

「僕なりの愛ですよ」
「我々は運命の黒い糸で結ばれてるという訳です」


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