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nerdtronics2 雑記

2022/12/11に秋葉原MOGRAにて開催されたイベント『nerdtronics2』にて、音MAD-mix担当の1人として参加させていただきました。
色んな構想やら思い出やらをおおまかに書き連ねておきます。


序章:どうするの

お呼ばれした瞬間、頭に浮かんだことは
① 絶対にスネ夫が自慢話をするときに流れている曲だけで1本作りたい!
② しかし既に総決算的なメドレーを作ってしまっていた(コレ↓)

③ 残りの自慢話だけでは10分も持たない。お・し・ま・い
でした。スネ夫以外の好きな動画で作るのも面白そうだとは思ったのですが、やはり誘って頂いたからには期待にお応えしたい。

いろいろ考えた結果、
・総決算メドレーに入れられなかった自分の動画
・他の方々が作った自慢話動画(いわゆる他慢話)
・完全新作
の3つを組み合わせることにしました。

以前作ったメドレー兼音MAD-mix「NEW!自慢流曲21's」では、初めてのメドレーということで動画時間が長くなり過ぎないようにしたり(長いほど大変だから)、メロディーが比較的わかりやすい曲を選んだりした結果、泣く泣く使用を諦めた動画が結構ありました。

これとか。ボカロ曲の合間にコイツを挟めるほどの技量はない。

また、メドレーを作るにあたって「思い入れの強い曲だけで作りたい」という願望が強くありました。知らない曲より知ってる曲の方が好きだから。
結果自分の動画のみで構成されたメドレーが完成した訳ですが、ちょっぴりモッタイナイ。他慢話もほしい。スネじまは共有財産ですから、日の目を浴びていない名作も数多くございます。ご紹介したい。あわよくばそこの貴方にも作って頂きたい。
(余談ですが、最近スネ夫が自慢話をするときに流れている曲の略称がいつのまにか「スネじま」に固まりつつあって面白いです)

そんなわけで、今回のnerdtronics2は「NEW!自慢流曲21'sのリベンジ & 拡張パック」だと思って取り組みました。

動画タイトルの「'sNEO」も、「自慢流曲21's」の「NEO」という意味が込められています。嘘です。今考えました。


セットリスト

前半:01~12、中盤:13~23、後半:24~29
前半はカラフルに、中盤はネタ系多め、後半は情熱的、最後は新作でフィニッシュ!



Pumpin'Junkiesがクラブで映えそうな曲だったことと、イントロで画像メンバーが順に出てきて自己紹介する流れが開幕にピッタリだったことから1曲目に採用しました。


ここからしばらくは2曲ずつ遷移します。Astronomia(棺桶ダンスで使われてる曲)もクラブミュージックなので今回のイベントにうってつけです。


タイトルどっちも英語だなあと思ったので合わせました。The SneppetはSVGスネ夫の無限画質っぷりを活かすため、かなり拡大して登場させています。


mixに限った話ではないのですが、完成した音声はまず母親に聴かせます。母は不協和音を高い精度で探知することができます。
日頃は母の知らない曲で作るため微調整程度で済むのですが、RYDEENは母の好きな曲だったのでかなり修正が入りました。そしてその分しっかり耳触りが良くなりました。すごい人。


右回転繋がりということで、スネー自の建物配布GBパートにスネ夫がラリアットするときに流れている曲を重ねています。この後の残酷な自慢話のテーゼの裏でも間奏部分が流れています。


作者のFlavioさんはもう10本以上スネ夫が自慢話をするときに流れている曲で作っているベテランなので今回のmixでも出番が多めです。
前半部分のラストを飾る盛り上がり所なので、ドラムやオケヒやスネ夫を足してより重厚に仕上げました。


落ち着いたところで自慢話をするスネ夫が自慢話をするときに流れている曲に自慢話をしてもらいます。第二部開始の目印であり、「ここから雰囲気ガラッと変わるぞ」の合図でもあります。阿部寛が出てくる所までやりたかったのでかなり出番が長いです。


語りが入るところで流れている曲に自慢話をされたスネ夫が自慢話をするときに流れている曲のグルメレースに切り替わります。高速ラップみたいなイメージ。


いずれも重音テト楽曲であるという共通点は言われるまで気付きませんでした。後半になるにつれ新加ポルの出番が増えるのは新作(転スネ夫)への布石でもあります。


いきなりレジエレキ(シンガポールのすがた)が出てきたら楽しいに決まっています。自↑慢↓とスネ夫が自慢話をするときに流れているわよ!のサイケな2本でフロアはブチアゲです。


自慢はLove me moreはボーカル部分だけを取り出して使っています。自分の動画だと元データが手元にあるのでこういう時便利。


感動エリアです。徐々に遅くして溜める繋ぎのトコがお気に入りです。


締めはスーネル・ジマンゲイザーにしました。冬だし。
今回のmixでは大体の箇所で2曲以上が同時に流れるようになっていますが、このパートは常に1曲だけなので、メロディーを1オクターブ上げた奴を足したりして他のパートに負けないように頑張っています。


つくりかた

今回のmixを作るにあたって、まず最初にやったことは「使いたい動画をスプレッドシートに箇条書きにする」ことでした。その後、BPMや使いたい箇所を書き足します。(この方法はニコニコメドレー作者の蓑虫さんに教えてもらいました。お世話になってます)

あとはBPMが近い曲同士を並べてみたり、どの動画のどこで盛り上がるのか考えてみたり、見る人の反応を妄想してニヤニヤしたりすると音MAD-mixの完成です。

「音MAD-mixを作ってみたいけど、どこから手を付けていいか分からない」という人は是非お試しください。上手くいく保証はできませんが、健闘は祈っております。


転スネ夫

6月3日に投稿された転生林檎を見て「俺に描けるわけないだろこのアニメ」と思って作るのを諦めていました。
しかしある日、突然母から「何か次の仕事はないのか」と聞かれたので転生林檎を見せたところ完全に意気投合。サビ部分を全部描いてもらえることになりました。改めてとんでもない家庭に生まれたもんだ。
削れる分全て削っても152枚描いてもらってます。トレスとはいえヤバ過ぎ。

かくしてサビ以外を担当することになった訳ですが、どんな内容にするか悩んでいる間にnerdtronics2のお誘いを受けることになります。
そして開催日は12月11日。この日は『スネ夫の自慢話を夜に聴いたせいです。』の投稿からちょうど一周年だったのです。

ともなれば、彼らの一年後を描くしかありません。
解放された弟はどうなったのか?取り残された俺の行く末は?気になりますよね。

ちなみに転生林檎の作画を担当したえいりな刃物さんにこの動画のファンアートを頂いたことがあります(自慢話)


実写パート

前述の通り、『スネ夫の自慢話を夜に聴いたせいです。』の1年後です。
1年間ずっとGB空間に閉じ込められてました。

そんな私に1通の手紙が。一体誰から?

シャバの弟からでした。今回彼の出番はここだけです。
もう堅気の人間ですからね。今後どうなるかは知りませんが。

終わってから気付きましたが、顔が見えてない状態で服装も変わると誰なのか伝わりづらいです。(この画像は俺です)
アイコンと名前を同時に変えるとフォロー外されるみたいな現象に似ています。

曼荼羅チックなサイケデリックですが、
元はすべてスネじまです。これにラスターと色調補正をたっぷりかけると上の奴になります。
タイトルロゴ。スネ夫がスネ夫で構成されています。思いの外上手くハマったので満足です。

ここから今回のメインディッシュ、NEWスネ夫ヘッドのご紹介です。
事あるごとに作られてきたスネ夫工作の集大成として、ワンランク上のスネ夫を目指しました。

分かりやすい改善点だと、目の数が1個減って3個になっています。これでまた1歩本物に近づきました。

いずれこうなる日も近い。

また、視野が大幅に改善されています。
旧スネ夫ヘッドでは外が明るいか暗いかしか判別できない1ビット仕様だったのですが、NEWスネ夫ヘッドは鼻の穴から床を見ることができるのです。なお正面は見れません。設計ミスじゃねえか!

ちなみにNEWの方(→)には黒目が入っていません。
メカっぽさ、異質感を優先した結果です。
ガビガビ画像版だと白目を剝いてるように見えるのも理由。

実はもう1つ目的があります。それは廃品の再利用です。
今回使った品は以下の通り。

  • 履かなくなった黒いズボン

  • 福引で当てるも持て余していた目覚まし時計

  • 室内だと赤外線が反射しまくってマトモに遊べなかった銃のおもちゃ

  • 粗大ゴミから抜き取ったが6年間放置されていた椅子のキャスター

  • 京都行ったとき一目惚れして買うも別にどこでも買えた伸びる孫の手

など。細かいことを言えば段ボールも発泡スチロールも廃品です。

髪の毛はズボン(の切れ端)と目覚まし時計。
時計がおでこに密着しているため、常に秒針の音が頭に響きます。
頭の中に爆弾を仕掛けられた気分です。

髪を捲ると銃が出てきます。スパイが懐から取り出す銃みたいでカッコイイ。

内蔵した電飾テープで光る!電力は隠し持ったモバイルバッテリーから供給されてます。
廃品の再利用はどうしたって?光らせることの方が大事だし……

髪を取っ払うとキャスターが2つ。

さらに隠された1つを引っ張り出します。伸びる孫の手がココで活きる!

これでビークルモードに変形完了です。バイクっぽい。
Twitterでも書きましたが時計が計器になるのがお気に入りです。

さながらデコトラ。

なお色々ぶち込んだ結果、総重量が1.5kgを超えました。それを首だけで支えているので負担がヤバいです。助けて。

あと、キャスターがまだ2個余っています。どう使えと。


アニメパート

「基本はトレスなので、素晴らしいのは元作品です。あとひたすらしんどいのでアニメを作れる人は凄い。」

(母より)

当日あったこと色々

まだ1週間しか経ってませんが既に記憶が抜け落ち始めています。よって曖昧。

  • 弟と2人で秋葉原へ。会場ではしばらく隅っこで怖気づいていました。

  • クラブは初めてだったのですが音の響きが凄いです。骨が揺れる。

  • ひたすらノリノリしてたら1時間経たないうちに足が痛くなりました。ペース配分のことを考えてなかった。

  • 自分の動画は自分のmixでしか流れないと勝手に思っていたので、26KさんのDJでとるとるバトルドームが流れたとき思わず叫びました。

  • 色んな人に会いました。名刺貰ったり握手したり。
    サインを書くのは初めてでした。焦って滅茶苦茶デカく書いちゃったけど満足してもらえたのでOKです。

  • 会場の雰囲気を見て行けそうだと判断したので、自分の出番の時はスクリーン横で弟と一緒に揺れてました。
    最初は弟(スネ夫頭装着状態)をおんぶしてヨッシーみたいな状態でやってましたが、全身がしんどくなってきたので途中で降ろしました。その後は右手をスネ夫の頭にしてヘドバンさせたり、自慢話画像を回転させたりしてました。

  • 見てる人の生きた反応が見れたのが1番嬉しかったです。ここはウケるだろうなぁと思いながら作ってた箇所が実際にウケたとき脳が喜びます。
    特に転スネ夫は「初見の反応」が百数十人分あったのでもうサイコーでした。やはりポジティブな困惑を向けられているときが一番幸せ。

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