舞台付箋 ミュージカル『薄桜鬼 真改』土方歳三篇
2024年4/21昼公演メモ。ヴィンサガと同時期に見ていたのに書き損ねていたメモ。
■舞台付箋
初めて薄ミュを観たのが2015年1月の藤堂平助篇、以来の毛利亘宏氏薄ミュと聞いちゃ行ってみるしか、ということで観てきた毛利氏薄ミュ。
原作がしっかりあるし、その原作に沿うように作られているので、昨年までの西田氏演出脚本と何が大きくシナリオが変わる訳じゃあないのに、漂う雰囲気が違うのがとても新鮮。すげー!どちらもちゃんと乙女ゲー原作なんだよなあ。薄桜鬼と薄ミュに詳しくないのでふんわりとした言葉にしかならんのだが、殺陣と台詞と恋模様のバランスの違いなんだろうか……?
二幕の山崎と千鶴のデュエット曲が好み。
そしてやはり見る前から、毎公演、毎公演変わりゆく、物語のクライマックスである風間と土方の決戦場面がどうなるのか気になってて、今作も圧巻でした。ああいう舞台美術めちゃくちゃ好きです。とても美しい。薄桃色の、ではなく血に染まったかの如く赤みが強い美術が天井から吊られている桜の舞台で、それ故に人物の白さ儚さが引き立つ感。
勿論二階ぐらいの高さの移動式装置や書割みたいのはあったんだけど、本作は銀劇を一番シンプルに且つ広く使ってた気がするのもあって、物語と人物に集中して観られた感覚がある。
あと特筆すべきは4/20昼12公演時に山崎烝役田口氏の脚負傷により、4/21以降の公演はアンダーステディ千枝氏が代役、田口氏は声のみの出演という演出の変更があったことか。
演出変更後の公演を観劇した訳だけど、多少の違和は見えたとしても気にならない形になっていて声も、アクションも、それに合わせた座組もすごいなと思った。きっとその違和も千秋楽に向けてブラッシュアップされていったんだろうなあ。
■公演概要
脚本・演出・作詞:毛利亘宏
音楽:坂部剛
振付・ステージング:本山新之助
殺陣:六本木康弘
公演期間
関西公演
2024年4月13日(土)〜4月14日(日)
AiiA 2.5 Theater Kobe(兵庫県神戸市)
https://aiia-theater.com/
東京公演
2024年4月19日(金)〜4月29日(月・祝)
※4/23休演日
天王洲 銀河劇場(東京都品川区)
https://www.gingeki.jp/
・チケット
S席(1階席) ¥11,000(税込/全席指定)
A席(2、3階席) ¥8,800(税込/全席指定)
ボックス席 ¥8,800(税込/全席指定)
※東京公演のみ
※席により舞台・演出が見えにくい可能性あり
見切れ席 ¥7,800(税込/全席指定)
※一部の公演のみが対象
※舞台・演出の一部が見えにくい可能性のある席
■出演
土方歳三:久保田秀敏
雪村千鶴:竹野留里
沖田総司:北村健人
斎藤一:大海将一郎
藤堂平助:樋口裕太
原田左之助:川上将大
永倉新八:小池亮介
山南敬助:丸山龍星
山崎烝:田口司
近藤勇:井俣太良
大鳥圭介:飯山裕太
天霧九寿:横山真史
不知火匡:末野卓磨
雪村綱道:川本裕之
風間千景:佐々木喜英
アンサンブルキャスト
笹原英作 堀直人 SHIMa 鼓太郎 坂本和基 橋本征弥 相田真滉 川合立統
アンダースタディ
千枝義人(東京公演4/21以降の山崎烝代役)
■作品概要
2023年4月のミュージカル『薄桜鬼 真改 山南敬助篇』に続き、且つ、脚本・演出が毛利亘宏氏へ帰ってきた記念すべき毛利真改第一弾。
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