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舞台付箋 DisGOONie Presents Vol.11 舞台『Little Fandango』

本日6/19東京楽、おめでとうございます。残る大阪も無事に公演できますように。誰かの日記から辿る、ビリー・ザ・キッドを探す物語。日記に綴られた物語から、現在の読み手が解釈して探していく、ビリーを巡る物語。

追記:
そして7/3大阪大千穐楽、おめでとうございます。
補足、英語wikiで調べたらリチャード・ディック・ブリュワーなのでリチャードのミドルネームはDickですわ!(https://en.wikipedia.org/wiki/Richard_M._Brewer)

■公演概要

作・演出・プロデュース:西田大輔
公演期間
東京 2022年6月10日(金)~6月19日(日)
EX THEATER ROPPONGI https://www.ex-theater.com/
6/14(火)休演日

大阪 2022年7月2日(土)〜7月3日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール https://cjpo.jp/

・グッズ
公演パンフレット2,500円、公演ブロマイドL版(5枚1組)全14種各1,000円、公演オールキャストブロマイドL版(14枚1組)2,000円、公演ステージブロマイド(3枚1組)14種500円

・チケット
全席指定(特典付き) 9,800円(税込)

STAFF

舞台監督|清水スミカ
美術|角田知穂
照明|大波多秀起(デイライト)
音響|前田規寛(ロア)
映像|川崎貴司(TSUMIKI)
衣裳|瓢子ちあき
ヘアメイク|稲越夕貴(PUNCH)加藤七美(PUNCH)
大道具|俳優座劇場
小道具|平野雅史
振付|赤沼秀実
演出助手|佐久間祐人
宣伝・グッズアートディレクション|大沢寿恵
票券|千葉国子(ゼクシード)
制作|神田聖子(DisGOONie)
公演協力|ゼクシード
プロデューサー|西田大輔 小林 裕(テレビ朝日)
ラインプロデューサー|德 秀樹
アシスタントプロデューサー|北村隆成(テレビ朝日)落合良輔(テレビ朝日)
企画・製作|Little Fandango 2022製作委員会

■出演


ヘンリー・マカーティ(ビリー・ザ・キッド):萩谷慧悟
マクスウェル/ピート:長妻怜央

ヘンリー・マカーティ/ホアニータ:渡辺みり愛
パット・ギャレット:校條拳太朗
ジーニー:山口大地
モートン:内堀克利

ブレディ郡保安官:村田洋二郎
ドク・スカーロック:大海将一郎
アポリナリア:吉川友
ジョージ・コー:中村嘉惟人
フランク・コー:横井翔二郎

ディック・リチャード・ブリュワー:瀬戸利樹
ウィリアム・ローゼンバーグ:萩野崇
ジョン・タンストール:松田賢二

本間健大(ナチョス) 書川勇輝 和田啓汰 中土井俊允 関修人 藤原悠亮 岡本麻海 市川絵美 松野咲紀 寺澤佑紀(MKMDC) 梅津大輝 中村天河
(敬称略)

■作品概要

■上演時間について
本公演の上演時間は、本編約3時間弱(途中休憩あり)となっています。
ロビー開場は開演の60分前、開演しますとすぐにお席へご案内できない時間がありますので、お時間には余裕をもってご来場ください

って公式ウェブサイトにかいてあった。3:59まで三時間だと思っていつもみにいってました。因みに東京公演は概ね休憩15分で大凡3:20くらいでした、概ね。

ニューメキシコ州――かつてはゴールドラッシュに湧きあがり、
ならず者たちが活気を作っていたこの街も、
今では区画整理され、法の下に秩序が行き届いている。
その街で生まれた議員の息子・ヘンリーは親友のマクスウェルと共に、
家の屋根裏で一冊の古ぼけた日記を見つけていた。

父親嫌いのヘンリーにとって知りたかったのは、この街の歴史。
自分の血の中にきっと隠れているであろう「カウボーイ」の真実を知りたいのだ。
そして、かつてこの街にいた伝説の悪童の名を。
その名は、「ビリー・ザ・キッド」。
21人を殺し、21歳でその生涯を閉じた悪童、そしてリンカーン郡戦争を勝ち抜いた「英雄」だ。

日記を広げながら、少年二人は、カウボーイたちの世界に入り込む。
パッド・ギャレット、ドク・スカーロック、コー兄弟、リチャード・ブリュワー、
そして、自分と同じ名前を持つヘンリー・マカーティ。

――日記は、歴史となり、そして新たな西部劇が幕を開ける。

https://disgoonie.jp/stage/vol11/

■舞台付箋

・ヤバグチダイチという呼び方を考えた人すごいと思うんだ(twitterでみた)やばぐちだいちほんとうにやばい しゅごい
・好き勝手やって好きに生きて好きに死んでいく男たちと、西部開拓時代における女の出来る限りで女の意地を見せながらそんな男たちを見守る女の物語。野郎どもの好き勝手具合がやべぇ
・ナイフ程度で今作は銃の殺陣満載 銃だと殺陣っていわんのか? 銃アクション……ガンアクション舞台。西部開拓時代のガンマン舞台……というか西部マフィアの任侠舞台……?

一週間に三本舞台を観る久々の梯子舞台週間でもあったので書きたい記事が立て続けぇぇぇもう後は千秋楽みてから追記します

■舞台付箋(追記)

・西部開拓時代の自警団(破落戸)と汚職にまみれた国家権力との闘争
・骨子には親子のような兄弟のような死と隣合わせの男達の物語
・そこに女というスパイスが関わると、スパイスどころでない男女の三角四角関係に縺れに縺れるの何でだ……酷い……
・既に人殺しを経験していることと誰よりも死を想い死に近いビリー・ザ・キッド、故に人間の心を見抜く目を持つ、ということ?
・破落戸と金で汚れた国家権力との物語なので口は悪いし態度も悪い、ちょっと何かあれば殴り殴られるし銃を向け合う無法地帯。そんな中で自警団の纏め役を慕う子分、子供のように可愛がる親分、同じ自警団同士の(多分)嫉妬と羨望、娼婦と雇い主と娼婦……その時代のその場所の人間たちがどう生きたのか、を文字によって綴られた日記を辿る物語。
・今回観るにあたって全体的にどんな物語なのか、を観るようにした理由は、この舞台が決して登場する皆が皆幸せになれる物語ではなかった為。スッキリ爽快!な活劇というよりは複雑な人間関係をなぞって触れる群像劇。
これは全て既に終わった物語、起こった事を綴られただけの物語。だからヘンリーもマクスウェルもただ読んで文字を追いかけるしかできない。そして追いかけた先に待っている事実とどう向き合うかという物語。
・登場する人物は男も女も誰もかもロクでなし。けれど誰もが美しい。艶があり、凛として美しい。信念を持って嫉妬する、信念を持って悪逆を尽くす、信念を持って人を殺す。ろくでもない人でなしの信念が美しい。そういう舞台。

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