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地道にひとつずつ積み重ねる~マルクス・アウレリウス~

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人生を建築するにはひとつひとつの行動からやっていかなくてはならない。
そして、一つ一つの行動ができる限りその目的を果たすならば、それで満足せよ。
それを邪魔立てできる物は誰もいない。
『しかし、外側から何か障害が起こってくるだろう』。
それさえも正義と自制と知恵をもって行動することは何者にも妨げられない。
『しかし、何かほかの形の行動が妨げられたら?」。
それならば、その障害をありのままに喜んで受け入れ、自分にできることに注意を向ければ、
何か別の行動がすぐに表れてくるだろう。
君の人生建設にもっと役立つような行動が
マルクス・アウレリウス 自省録

想起

禍福は糾える縄の如し
遠くから見た大きな壁は、近づいてみたら小さな階段の積みかさね

独学大全にも似たようなことが書いていた気がする。
独学において、何かを学ぶということは、自分の無知に打ちひしがれることとセットである。
障害は多々ある。
自分の変化、環境の変化、人間関係の変化。
環境に対応することは大切だ。
一方で自分の人生の軸をコロコロ変えることは善く生きているとはいえなさそうである。
ではどうするのか。
ストア哲学の中では4つの徳(知恵・勇気・自制・公正)にしたがって生きるとある。
何はともあれ、スモールステップで考えることと、
自分軸を明確にして愚直に進むことの大切さをマルクス・アウレリウス先生は教えてくれる。

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