見よ、現在は永遠なり~マルクス・アウレリウス~

『現在を見たものは、太古の昔から未来永劫にわたるすべてのものをみたことになるのだ。
この世界で起こることはすべて、互いに関連しあう、同じものだからである。』
~マルクス・アウレリウス『自省録』~

さてさて、マルクス・アウレリウス先生のお言葉。
連想するものを挙げてみると、
①ニーチェの永劫回帰
②バタフライエフェクト
③世界5分前誕生仮説
ですかね。

①永劫回帰
ニーチェの言葉です。
「ツァラトゥストラかく語りき」難しくて絶賛積読しております。
割と序盤に神は死んでるんですねあれ。
話はそれました、永劫回帰に戻しましょう。
ざっくり言うと、
『歴史は直線的に進歩しているのではなく、
永劫に回帰する円環の時間である』
という考え方です。
真面目に考えると仏教思想っぽいし、
最初に思いつくのはほむほむですねやっぱり。
ニーチェのすごいなと思うのは、
繰り返される円環の中でも、前向きに生きれる人、
能動的に生きていく人こそが、『超人』だと言うことです。
予定説のさらに更新した形なのかなとパッと思いました。
こうしっかり考えると永劫回帰はマルクス・アウレリウスの言葉とは少し違いますね。
まぁ、無理やりつなげるとすれば、
歴史においてほとんど進歩していない、
だからすべては現在とおんなじだよって考えられるのではないでしょうか。

②バタフライエフェクト
あれです、日本で蝶が羽ばたいた風が巡り巡ってブラジルで台風になるとかってやつです。
風が吹けばなんとやら。
超自然ピタゴラスイッチ。
この世で起こることは相互に関係しあうから連想しました。
バタフライエフェクトって映画ありませんでしたっけ?
誰かからおすすめされたけど見てないや。

③世界5分前誕生仮説
世界が5分前に作られたと言われても、誰も否定することが出来ないって説。
あなたの子供のころの記憶はそれを持った状態で5分前に生まれたってやつ。
否定できないのが面白いです。
何だっけあれ、
『学校を出よう』って小説皆さまご存じ?
『涼宮ハルヒの憂鬱』の作者 谷川流先生の作品です。
これ好きだったんですよね~~。

これとか、あと『ゲットバッカーズ』にも同じような設定あった気がするけど、
自分たちの上位概念(上位世界)みたいなのがあって、
それが作った世界なのでは?
みたいなやつ。
考えてみると、我々が仮に小説を書いたとして、
その世界は書いた瞬間に発生することになる。
同じような感じでこの世界が発生していたら~~みたいな。
これも連想したけどちょっと違うかな。

いろいろ話してきましたが、
マルクス・アウレリウス先生の言葉で大切なことは、
現在を大切にせよってことに尽きるかと。
過去を悔やんでもどうしようもない、
未来に絶望してもまたどうしようもない。
できることを現在、今を精いっぱい生きること。
ストア哲学が再三教えてくれることです。

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