願いと恐れは同じこと~セネカ~

『ヘカトンいわく、
「願うことをやめれば、恐れることもなくなる。」
願いと恐れ、二つの病の最大の原因は、
現状の状況んみ適応する努力をせずに、
遠い先の状況に考えを飛ばしてしまうことにある。』
~セネカ『倫理書簡集』~

ストア哲学において、「願い」も「恐れ」も
自分次第でないという点で同じようだ。

確かに、「願い」とだけ聞くと、
神頼みだったり誰かに与えてもらったりするような、
受動的なニュアンスを感じる。
「願い」の中に、熱意や具体的な方法、
どうしたいかなどを加えると「ビジョン」になる。

「恐れ」についてもそうだ。
ただ単に恐れているだけでは何にもならない。
自分次第でないことを受け入れたうえで、
自分ができることを行うことが肝要である。

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