執着は敵~エピクテトス~

『要するに、次のことを覚えておきたまえ。
理性によって選ぶことのかなわない物事を愛すれば、
選択の力をまったく失うことになる』
~エピクテトス『語録』~

『プロハイレシス』
我々に備わった、理性による選択の力
この言葉初めて知った。
今度使っていきたい。

ストア哲学はなんてタイムリーなんだろうか。
個人的な話なのだが・・・
普段自分は妻にバリカンで散髪をしてもらっている。
昨日もやってもらったのだが、
なんとアタッチメントをつけ忘れて、後頭部の一部がカツオ君状態に。
恥ずかしながら自分は怒りと悲しみの感情に支配されてしまいました。
妻を糾弾したり、悲しみに打ちひしがれたり・・・
そんなときはストア哲学!
夜の通販みたいになってしまいましたが、
いろいろ考えました。

そもそもアタッチメントを洗うために外していたのは自分。
妻は善意で散髪をしてくれている。
そもそも坊主っぽくて困るのは職場でお客様に会うときに威圧感が・・・ってのだけ、
業種的にも流行り病のせいでもお客様に会う機会はほとんどない。
そもそも髪はまた生える(はずっ)

感情はきっと妻に対するマウントをとるために生み出されたのでしょう。
反省反省

幸い、妻も許してくれたし、
今日、床屋さんにいったら
「やっちまったねぇ」
とどこかの餅をつく芸人みたいな反応をされつつも、
いい感じにまとめてくれました。
床屋さん曰く
「前からだったら完全坊主だから後ろからでよかったねぇ」
考え方次第ですねぇ。

冒頭のエピクテトス先生の言葉に戻りますが、
自分には選択肢があったんですよね。
そもそも床屋に行くこともできたし、
感情も選択できた。
怒りの感情に支配されっぱなしってわけではなかったので
まだよかったなぁ。

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