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渡辺、春の三途の川祭り


※パン祭りみたいに言うな(^ν^)
※誤字は面倒なので直しておりません…

皆さんこんにちは。
脚本更新用ではあるのですが、せっかくなのでこちらに記録をつけておきます。

というのも、
ついにわたくし、渡辺も「コロナ」というものにかかりまして…
ホテル療養→悪化した為入院→退院
と経験してまいりました。
※写真は病室からの風景。

お仕事関係の皆様、近しい方々、友人たちにはご連絡いれさせていただいていたんですが、皆さまご心配とご迷惑をお掛けしました…!
心細い時にみなさんメッセージくださってとっても励まされました(涙)。
ありがとうございました!

今はすっかり復調しましてぴんしゃんしております。まだまだ社会生活的にボケボケですが(汗)。
リハビリも兼ねて文字を書くところから……


あれだけ気をつけていたのに!
とか
煙草もお酒もやらないし会食だってしないし忘年会も新年会も単なる飲み会やご飯の誘いも全部断って遊びにも行かず電車も乗らないようにしていたのに!
とか
悔しさについて語るととめどないのですが、

「今後かかった人の参考にでもなれば」

とのことで、わたくしもライターの端くれ、メモに残しておきたいと思います。


さて、わたしが体験したコロナを一言でまとめると
「三途の川を三度渡りかける!」
です(真顔)。




コロナ体験の記録

感染経路ははっきりしておりまして、陽性者と接触→発症、でした。
引きこもっていたため、渡辺から新たに感染した方はおりません(不幸中の幸い)。

◆1日目◆
陽性者と接触
◆2日目◆
特に何もない
◆3日目◆
特に何もない
◆4日目◆
軽い頭痛あり 軽い咳も出る 
元々頭痛持ちなのであまり気にしていなかったが感染した人から連絡を受けて警戒する。
※後にこの日が「発症日」として認定される。発症日が退院までの基準日になっていく。
◆5日目◆
17:00頃に急に肺が痛くなる
※マラソンで全力疾走した後のような苦しさ(大人しくしていれば平気だが、3分ほど動くとそうなる症状が続く)
※ここで発熱相談センターに電話。熱がないならしばし様子見を、ただしやばければ救急車を呼んでもいいです、的な説明を受ける。
※いい声のお兄さんだったな(どうでもいい情報)。
◆6日目◆
この頃からロキソニンを飲み始める。痰が出始める。薬の効かない風邪という感じ。
※18:00頃、熱を測ると38.0℃。再度発熱相談センターに電話。すると最寄りの診療所を教えてくれる。
※最初怖いかんじのおねいさんだと思ったが一生懸命になってくれてありがたかったな(どうでもいい情報)。
※PCRをするかは医師の判断。必ず受けられるわけではない。
※必ず予約してから行くように。また、診察料は自費となる、5000円くらい持っていくといいかも、等の説明を受ける(結果的に2000円ぽっきりだった)。
※夜遅いので無理かなと思いとりあえず電話だけすると「今からきていいよ!」と優しい病院の人々。歩いて15分位のところだったので人を避けながら亀の早さで向かう(肺が痛くなるので)。
※中に入らずにチャイムを鳴らして、と指示をされそのようにする。手袋マスクフェイスガードなどした事務員さんが出迎えてくれる。一般の方が入る診察室ではなく隔離された部屋で距離を置きながら様子などを聞かれる。熱や脈拍も測る。
(アレルギーや入院の経験はあるかここ二週間どんなことをして過ごしていたか持病はあるか妊娠しているかなど)
※熱や症状よりも、濃厚接触者っぽい、ってところの方で判断してもらえたのかPCRを受けられることになる。
※小指の第一関節分くらい分くらいの唾液をひたすら検体入れに出す。地味にしんどい。
※唾液を出したら終了。すべて含めて30分くらい。薬出しますか?と聞かれたのでもらおうとしたがロキソニン飲んでるといったらそれでオッケー!ってかんじだったので貰わなかった(ロキソニンはダメ、と聞いてたけど別にそうでもないらしい←詳しくはお医者さまに聞こう)。
※PCRの結果は明後日に出るとの事。

◆7日目◆ ★三途の川第一回★

喉の激痛!激!激!激痛!
剃刀が喉に突き刺さっているレベルの激痛。
灼熱。
声は全く出ない。
唾も飲めない。
熱は36.5℃〜37.8くらいを行ったりきたり。のど飴や炭酸水があるとちょっと楽。
ものすごい頻度で痰が出始める。
汚い話だが、一晩で500のペットボトル一本分は出たと思う。
一睡もできない。
水を飲みたいが喉が痛い。
意識が朦朧。
朝まで地獄。
しゃべりの仕事している人はこれだけでもマジで恐ろしいだろう、と思った。
人によっては喉の症状はまったく出なかったりもするらしいので、本当に人それぞれらしい。

◆8日目◆
翌朝、36.7℃まで下がる。喉の激痛はそのまま。唾も飲めないので全部吐いていた。
夕方、病院から「陽性でした」との連絡。
ご飯大丈夫?などと心配してくれる(優しい)。
※渡辺は基本、食事も全部通販でまとめ買いしていたので大丈夫だった。あとはウーバーイーツさんを活用。
今後の対応は保健所からの連絡を待つようにと言われる。
夜、保健所から電話。
ここ二週間の行動や濃厚接触者、誰からうつされたかなど事細かに聞かれる(どこに住んでいる誰?など、名前も答えるので、濃厚接触者が多い人は大変だと思う)。マスクはしていたか、会食はしたのか、などなども細かく聞かれる。
症状を聞いて「おそらく自宅療養かホテル療養のどちらかになる」と言われる。
この時点では軽症であった。
◆9日目◆
夜になると熱が上がるため夜が来るのが怖いがなんとか朝を迎える。熱は変わらない。
保健所から電話。ホテル療養が決定。ホテルの場所は翌日午前中に伝える&迎えに行く時間もその時にお伝えする、とのこと。東京都のホテル療養についてホームページを見て予習しておくように、と言われる。

◆10日目◆ ★三途の川第二回★

午前中、保健所から電話。車で迎えにきてくれるとこのこと。お昼くらい。
時間になると運転手さんから電話。家の前まで迎えにきてくれる。座席と運転席はビニールで仕切られている。ホテルに向かう。割と体調はいい(ただし喉は激痛)。
ホテルは一般的なビジネスホテル。
到着すると説明書の入った封筒を渡され、そのまま部屋に直行。当然だがスタッフさんは2メートル以上近づいてこない。
※体温計は持参しなければならない。ない人には貸してはくれる。

【ホテル療養について】
・玄関になぜかペッパーくんがいて励ましてくれる。
・無症状の人たちも多いがわたしが行った場所ではみんなだいたい酷い咳をしていた。
・看護師さんとは電話、アプリを通じてやりとりする。検温と、血中酸素濃度を調べる。酸素濃度はとても重要になる。
・お医者さまとのやりとりが発生した場合はzoomのある部屋に行く。
・1日三回、弁当や水を取りに行く(放送が入る)時以外は部屋から出てはいけない。
・普通のホテルなのでWi-Fiやテレビもあるが当然ながら病人向けではない。無症状感染であれば快適に過ごせるのではないか。
・注意書きにもあるが「病人に配慮した食事ではない」ので、ほんとに普通のお弁当である。男性女性、大人、子供の差もない(隣の部屋に2歳くらいの子がいた)。もしも余裕があるならゼリーやヨーグルト、炭酸系やくだもの、自分が食べられそうなものは持参すると良いです。差し入れは可能ですが宅配はNG、中身はチェックされるなどなかなか手間です。
・とにかく乾燥している、ので、濡れタオルを干すようにしていたが加湿器があるなら持参した方が良いと思った。リップクリームも。ガビガビになった。
・洗濯は施設によるが基本、風呂場とかで自分でやらなきゃいえないしシーツ交換もない。肌着は多めにあるといいと思う。
・アイスノンや冷えピタは救世主。

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ふとぅーーのお弁当。元気な時に食べたら美味しいんやと思う。お味噌汁はもらえる。紙コップで飲まなきゃあかんのでやっぱマグカップはあったほうがよい。

無言で弁当をもらいにいく人々の姿はなんだかディストピアみを感じた。



さてこの日の夜、三途の川第二回がやってくる。
というのも、ホテルに入ると基本的に薬は飲んではいけなくなる。薬を飲まない状態で平熱にならないといけないのだ。
渡辺、この日の夜初めて39.2℃まで出る。
強烈な悪寒!
暑いのに寒い。奥歯がガチガチ鳴る。頭の中でワンワン音が鳴る。当然眠れない。意識が朦朧。体験したことないかんじのやばさ。

※汗が出ず、熱が内側にガンガンこもっていく感じがすごくしんどかった。
看護師さんにヘルプの電話を入れる(37.5以上出たら電話することになっている)。
今夜はひとまず薬を飲んでいい、と言われたため、ロキソニンを飲む(ちなみにホテル療養では基本、自分で持ってきた薬しか飲めない)。
その後、ガーッと汗をかき始め、熱も引いていく。意識が朦朧としていたのであんまり覚えていないが「寒気がした」と言ったら「熱が上がりきっていくところ」みたいなことを看護師さんが言っていたような気がする。これまで薬で抑えてた熱が一気に来たのかもしれない。

あとどうでもよいがこの日、午後を過ぎて喉の激痛がスンッとなくなった。
ほんとにスンッという感じで「はぁ?」と思った。痰を吐き尽くしたからかもしれない。

※数日後「ホテル療養をしていた人が電話に出ず、部屋に様子を見にいくと冷たくなっていた」というニュースを見て震え上がった。数時間で体調の様子が変わるので、他人事とは思えなかった。

なお、この日あたりに味覚と嗅覚が消えた。
※甘いとかしょっぱいとかはわかるが、風味がわからない。
※看護師さん曰く、時間はかかっても必ず治りますので!と言ってた。
※鼻も詰まっていたのでなぜかあまり危機感は抱かなかった。

◆11日目★三途の川最終回★

翌朝、平熱に戻りぐったりしながら、看護師さんと電話でやりとり。
熱はまだしも、血中酸素濃度と脈拍が気になるレベルだという(今思えば脈拍は普段80-90前後なのに、この時は130くらい出ていた。鼓動がバックバク)。
お医者さまと面談しよう、と、zoomで面談。
やはり気になるので入院しましょう、となる。
えっ!まだ1日しかいないのに!もう平熱なのになぁ、なんて思ったが、結果的にこれは大正解だった。
※数値だけ見れば絶対苦しいのに本人はさして苦しそうじゃない、みたいなことは割とあるらしい。「肩で息しているけど苦しくないの?」と聞かれ、たしかに今思えばおかしいし苦しいのだが、その時には熱でぼーっとしていたので「はぁ、大丈夫っす」みたいな感じであった(大丈夫じゃない)。

14:00頃に入院先が決まり、職員さんたちと車で移動。某病院に入る。

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看護師さんもお医者さんも重装備。
入り口も一般の人とは違う場所から。

採血、CTを取ったりなんだりかんだり。ちゃんと薬をもらえるのが心底安心した。
ホテルと違ってWi-Fiやお湯の出るポットなんかはない。また、大部屋だったので気になる人は気になるかもしれない(カーテンで仕切られているから渡辺は全然平気だった)。
渡辺は六人部屋を四人まで間引いて使っていたが、他の病室も日に日に人が入っていた。
糖尿持ちのおばあちゃんなど、高齢の方が多くて自分がいちばん若いくらいだった印象。

検査の結果、肺が白くなっていることがわかる。

夜。またしても三途の川への誘い…
39.8くらいまで出る。
眠れない。暑い。喉が乾く。意識朦朧。
一時間に一回トイレに。
たぶん咳が100回は出た。
ふえぇ…(;ω;)ってなったので看護師さんに
解熱剤をもらい、酸素吸入器などをつけてもらう。
この酸素をつけてみて初めて自覚したが、ここのところちゃんと息を吸えていなかった(怖)。

◆12日目◆
熱は下がる。
お医者さまに軽症→中等症になってるぜ、的な説明を受ける。酸素の濃度がまずいらしい。ググれば出るが、100がマックスだとして、96以上はほしいところが、ワイは93もなかった。
酸素吸入器をしばし常時つけることとなる。
トイレに行く時も酸素ボンベ持参。

また、この日からアビガンやステロイドなどを飲むことになる(初日はなんか怖いから断ってしまったのだが、昨日の悪夢を考えるともうそんなことも言ってられなかった)。

※薬剤師さんマンガの「アンサング・シンデレラ」の1シーンを思い出したのだった(´-`).。oOネットの情報もよいが、まずは目の前のプロの話を信用しよう……

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アンサング・シンデレラ
ちょうどいま「反ワクチン」の回なんかやっててタイムリーで興味深い内容です。


この日、久方ぶりにお風呂に入ることができた。感動した(涙)。
泡立たないので何度も洗った。風呂は命の洗濯やで……

◆13日目◆
新しい薬が体にあったのか「おおっ」という感じでかなり体が楽になる。
久しぶりにぐっすり眠れて気持ちの良い朝を迎える。
なかなか食欲はなかったが、気力が湧いてくる。
個人的には病院食はたしかに薄味で量も少ないのだが野菜がいっぱい出て嬉しいしなんかずっとこれでもいーなー、なんて思ってしまった。
毎日三食、栄養が考えられた食事が出るってすごいことだよな……。渡辺、何を食べるか考えるのが面倒で面倒で……
ちなみに汁物と麺類が禁止だったため、あったかいスープは恋しくなった。
この日あたりから「元気になったら食べたいものリスト」をつけ始める。
渡辺は王将の天津麺(卵がのってるやつ)が大好物なのだがそれを毎日考えるようになる(どんだけ食べたいねん)。
使い捨てスリッパをホテルから持って来ればよかった、失敗(トイレの往復だけなのだが地味に面倒)。
ベッドの上でどんだけ心地よく過ごせるかを考え始める。
入院してみてわかったのは

・めちゃくちゃ寝てしまう

ってことだった。
なんでだろう、ほんとによく寝ていた。なのに夜もすやすや眠れる。
副作用で眠れなくなるから睡眠薬もあるよ的なこと言われたが結局いちども飲まなかった。

◆14日目◆
平和ないちにち。味覚と嗅覚が戻り始める。
味がわかるってサイコー。
◆15日目◆
平和ないちにち。酸素吸入器が取れる。
寝ている間に外したりして看護師さんがちょいちょい様子を見てくれていたらしい。
◆16日目◆
平和ないちにち。
常に腹が減ってる。
ここから空腹との戦いが始まる。
退院は来週かな、みたいな話が出始める。
酸素も正常な数値に。
熱もすっかり平熱。
◆17日目◆
パソコンで仕事しようと思ったがうまく起動しないのでノートにやることリストなどをつける。
退院後の生活なんかを考えると頭が痛い
(^ν^)溜まりに溜まっているタスクたち。
ああ、ああ、ああ(焦る)。
考えてみるとこんなに休むのも久しぶりではなかろうか。
外はすっかり春。
◆18日目◆
平和ないちにち。
ひたすら資料になりそうな映画を見る。
できそうなストレッチをやる。
体力がまじでなくなっているのを感じる。
風呂にいっただけでぐったりする。
すごくお腹が空く(元々よく食べるからね)。
なんかラーメンの画像見たりテイスティジャパンさんの美味しそうな動画みたりとにかく腹減りとの戦い(^ν^)

ちなみに

【主にこんないちにちでした】
06:00 起床(寝てても検温で起こしてもらえるから別にマストじゃない。お腹が空いているので渡辺は目を覚ましがち。窓際だったので外を見ながら晴れてるなーとか雨だなーとかぼーっとする)
07:00 検温、血糖値を測る、朝の薬、ヒアリング(調子どうやと聞かれる)
08:00 朝ごはん インシュリンを打つ 食後の薬もあり
ちょこーっとSNS見たりするも入院するにつれインターネッツへの興味が薄れていくのを感じる(テンションがあまりにも違うからやと思った、SNSは圧倒的に"オン"なのだ)。
09:00 顔洗ったりストレッチしたり なぜかここですごい眠くなってしまって寝ちゃうことが多かった
11:00 検温、血糖値を測る、昼の薬
12:00 昼ごはん インシュリンを打つ、薬は最初はあったが後半なくなる
13:00 自由 お風呂に入る人もいる 渡辺は夜派だったのでだいたい好きな時間の希望が通る(入らなくてもいいけどあまりにも入らないと看護師さんがちょっと気を使ってくれる)
16:00 検温、血糖値を測る
18:00 夕ご飯、インシュリンを打つ、薬あり
最後のご飯なので最終的に100回くらい噛んで食べてた(笑)
ちなみに言えば買い出しに行ってきてもらえるのだが飲み物のみで食べ物はない。
血糖値的に甘いものは先生に相談。
21:00 血糖値チェック。
22:00 消灯。
いや早いやろと思ったけど慣れてくると19:00くらいからすでに眠くなるのであんまり問題はなかった。19:00くらいにいまから夜公演本番の人もおるんかー、なんてツイッター見ながらうとうととしていた。

この辺で意識改革というかぼんやりと考え始める

そういや、ドライヤーをのんびりかけたのっていつだったかなあ
のんびり歯を磨いて、のんびりクリームを塗る時間
おいしい野菜を買って料理しよう、などと考える時間
いやもしかしたら、こういう時間を取り入れても仕事はできるんじゃないか?

そう、渡辺はあたーりまえーのなにげなーい「生活」が一切ないことに唐突に気づいたのである(^ν^)
いや、あえて排除していたのだといってもいいんすが、「朝起きて天気を見てあーだこーだ思う」とか「ご飯を食べながらこりゃおいしいわねとか思う」とか「お風呂に入りながら気持ちいいわねとか思う」とかそういったことをずーーーーっと忘れていたことに気づいたのだった。

生活を豊かにしたい…
豊かというかなんていうかその、

普通の生活というか、「生きる」ってことをちゃんとしなきゃ……


18日目にして我が人生を振り返った渡辺なのだった。


お弁当は使い捨て容器で自分で捨てるよ。
常に渡辺はお腹を空かせていたよ(^ν^)

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◆19日目◆
朝から採血。
どうやら!退院日は、5日後になりそうだ!
長くて軽くめまいがしてしまった(明日にも出られると思った)。
まあ元気になってもウイルスが残ってるかもですからね。
自分より後に来た人が先に退院していくのを見かけて焦りを感じる。

空いている時間でストレッチ。
常にお腹が空いている(笑)。
腹減りすぎてしょんぼりするためお友だちに差し入れをお願いする(ありがとう心の友よ)。
ついに原稿を再開し始める(といってもパソコンの調子が悪いので手書きである)。
あー、パソコンが使えたらもっとバリバリできるのに!
と思いつつもうここでちゃんと休めということであろうと開き直ることにする。

◆20日目◆
20日目て。
思えば遠くに来たもんだ。
お腹空いたッ!ッ!ッ!(もうそればっかり)
薬が減った!
インシュリンも減るらしい。
友だちが差し入れに来てくれた(涙)
普段絶対読まん雑誌w
めちゃくちゃ癒された〜( T_T)
常にお腹が空いているワイに食料もありがとう(ワイにはこの食料がある…!という安心感が半端なかったww)
看護師さんがあったかい紅茶を差し入れしてくれた。
スープ系が出なかったのですごーく美味しかった。

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◆21日目◆
いい天気や…
むしろ暑い…………
中性脂肪値がちょっと高いと聞いてショックを受ける(^ν^)
食生活改善しなきゃなあ…気を付けていたつもりなのに………………
明々後日の退院が濃厚に!
油断は禁物だ。
サバ缶(中性脂肪値によいらしい)レシピなどを調べつつ退院後の食生活を考える。

◆22日目◆
新人看護師さんが配属されてくる。
あ、なるほど新年度だからか…(^ν^)
なんか大食い動画とかを見てしまう(お腹ペコー)
当たり前だが食べていないので痩せた(特にお腹周り)。
退院後もいろいろ気をつけてねと先生にアドバイスを受ける。せやな…
アホのような食欲がここに来て落ち着き、なんとなくご飯も満足できるようになる。
というか「あれ、もうご飯の時間か、お腹空いてないな…」という感じになった。

◆23日目◆
ついにあした退院決定!
薬や注射も無くなりのんびりと過ごす。
ああ、この季節は気持ちいいのだなあ。
窓の外を見ながらうすらぼんやり。
うすらぼんやりする時間って贅沢やなあ。
「やっぱりご飯の前の手洗いはだいじ」
と看護師さんが言ってた。
手洗いうがいは引き続き励行していきたい。

ところでこの病院の最寄駅ってどこかしら(家を出てから車移動だったため、地理を把握していなかった渡辺)。

なんかすごーく長い日々だった気もするがあっという間だった気もするなあ。

帰ったら大掃除をして空気を入れ替えよう、などと思う渡辺。

◆24日目◆

退院後のお薬をもらいつつ最後の朝ごはんを食す。
とってもいい天気。
外の世界でワイはちゃんとやっていけるんやろか。
ここでちゃんと生活改善できなかったら人としてあかん気がする。
ちゃんとするぞ、ぜったい。などと心に誓う。
長めの春休みだったとおもおう……

さあ帰って仕事だー!無理ないレベルで。

ラスト朝ごはん。最終的にこの量でもお腹がパンパンのいっぱいになってたから人体って不思議やね。
ちなみにお水は好きなだけもらえました。

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◆終わりに◆
そんなわけで結局まる1か月コロナに取られてしまいましたが、なんとか生還することができました。
いろんなスタッフさんや医療関係の方々がとてもよくしてくださって、ほんっとーーーーにありがたかったです。感謝です。
医療関係のひとのすごさを思い知った日々でした(というかみなさんいつも元気で明るくてなんかそれに救われたな〜〜〜〜)。

改めてご心配とご迷惑をおかけしたお仕事関係の皆様、申し訳ありませんでした。
気にかけてくださった皆様、とっても嬉しかったです、ありがとうございました。

本当にまだまだ油断できない毎日ですが、気を引き締めて日々を過ごしていきたいと思います。

「今死んだら、書きかけの作品はすべて未完で終わるのか……」
と思ったらウワーッてなりました(^ν^)
まだ死ぬわけにはいかない…

ほか、

生還者からのメッセージッッッッ

気が抜けてきたのか暑いのかよく顎かけ鼻だしマスクしてる人見かけるんですが地獄を味わいたくなければしっかり鼻と口を覆ってください!(^ν^)
密空間でやんややんややる予定のひと、くれぐれもお気をつけを!ワイのように地獄を味わいたくなければ…(しつこく言っていくよ
飲み会もカラオケも花見も(禁止されてるところ多いですが)まあええじゃろう、しかしちゃんとマスクを!そして距離を!換気を!手指消毒を!
ワイのように地獄を味わいたくなければ…(何度でもくり返していくぞ

あの地獄を手洗いうがいマスク不要不急の外出自粛で防げるなら安いものですよ!!!!!!まじで!!!!!!!
いのちだいじにしていこうな!!!!

三途の川を渡りかけたワイからのお願いだ!!!!!!

二度とかかりたくないッ!!!!!!!


〜完〜



さ〜て、
お見舞いは王将の天津麺が食べたいので(お前…どんだけ……)、お見舞いくれる方は天津麺お願いします(おい

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これで酸素濃度がわかるのってどういうシステムなんじゃろか(パルスオキシメーターくん)。

気に入ってくださった方、よろしければサポートしていただけると励みになります! よろしくお願いいたします!