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【宅配のプロが実践】軽貨物ドライバーが個建て契約で稼ぐための配達術

こんにちは、わたなべです。

以前、宅配初心者の方向けに、配達スピードを上げるための方法についてブログ記事を書きました。以下にリンクを貼っておきますね。

本当に駆け出しのための方に向けて書いた記事ですが、少し慣れてくると一通り身に付く内容ばかりのはずです。
配達に余裕が出てくると、長めに休憩ができるようになってきますし、「もっと稼ぎたいんだけど」と欲が出てくるようになってきます。

そこで、このnoteでは、「初心者からは抜け出したかな?」という方向けに、いち早く上級者になっていただき、より売上を伸ばしていただくべく、具体的な配達術や立ち回り方について解説していきます。

僕の中の上級者の定義ですが、配達品質はSD(正社員ドライバー)と同等以上であり、配達可能個数はMAXで200個超、(荷物さえあれば)毎月50万円以上の売上を達成できるくらいの方を想定しています。

1日最高持ち出し個数240個、繁忙期の月間最高売上82万円、そして経費や税引後の年間平均手取り30万円を達成した僕が、実際に行っていた手法を詰め込んでいます。100%売上アップを保証するものではありませんが、多くの方に再現していただけるはずですので、是非最後までお読みください。

※この記事は、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便といった個建ての業務委託ドライバー向けに作成しています。また、配達エリアは人口密集地を想定しています。ご了承ください。

では、以下のお品書きをご覧ください。


稼げる現場選びが最重要

せっかく配達スキルが向上しても、稼ぐための環境が整っていなければ、売上を伸ばすことはできません。
ですので、まずは自身の担当現場が、稼ぎやすい現場なのかどうかを確認する必要があります。

具体的には、以下のような状態が望ましいです。

  • 個数単価が高い

  • 閑散期でも荷物を1日平均120個以上持たせてもらえる

  • SDに交渉すれば荷物が出てくる

  • 荷物の配達以外に余計な時間を取られない

それぞれについて補足します。

個数単価が高い

1個配達するごとに報酬が発生する個建て契約の場合、単価が高い方が稼ぎやすくなりますよね。
配送会社や地域によりますが、僕が配達しているエリアは大体150円/個が相場ですので、130〜140円くらいだと「ちょっと安いかも」と思ってしまうのが本音です。

ただ、この金額はあくまで売上の話です。ここから委託会社がロイヤリティとして数%取りますので、引かれた金額が振込額となります。ですので、単価がいくらかであるかと同時に、ロイヤリティやその他手数料でいくら引かれるのかも確認する必要があります。

■関連記事>>僕が未経験からの軽貨物ドライバーで月の手取り30万円を稼いだ方法

とは言え、せっかく同じ配達業務をしているなら、単価が高いことに越したことはありません。経験則ですが、1個160〜170円で契約できているなら、結構高いと思います。
単価が安いと思っている場合、まずは委託会社に相談しましょう。そして、単価アップが難しければ現場を変えてもらうよう交渉するのが吉です。

閑散期でも荷物を1日平均120個以上持たせてもらえる

単価も重要ですが、持ち出し個数が安定していることも重要です。
少なくとも、1日平均して120個程度持たせてもらえる現場で稼働しましょう。

1個150円で、持ち戻りがなく120個全て配完したとしても、18000円/日の売上です。
月に22日稼働した場合、月40万円弱。個建てドライバーであれば、閑散期でもこれくらいの報酬は欲しいところではないでしょうか。

生活費とトントンくらいの報酬では、委託ドライバーをやる意味がありません。稼げず我慢するくらいなら、現場を変える・委託会社を変えるなど、環境を選ぶべきです。

SDに交渉すれば荷物が出てくる

荷物が少ない日が続いたとしても、SD(正社員ドライバー)に交渉すれば荷物が流れてくるような状態であれば問題ありません。また、そのために日頃SDと良好な関係を気づいておくことが望ましいです。

配送会社や営業所が、委託に荷物を流すことを許容してくれるかどうか、また、荷物を流してくれるSDと組めるかどうかという運要素も少々あります。しかし、SDが体調不良で急遽休みになった、特定のエリアで荷量が爆発した、集荷が入って配達に手が足りなくなったなどなど、委託ドライバーに声がかかる状況は少なくありません。その時が稼ぎ時です。いざという時に一気に荷物を持っていけるように、準備しておきましょう。

一方で、営業所の業績が下がってきて、個数制限がかかる可能性がある場合があります。一時的ならまだいいですが、それが長期間に及びそうな場合は、やはり現場を変えてもらうことも念頭に置いておきましょう。
たくさん荷物を配達できる実力があっても、荷物がなくてはお金になりません。委託ドライバーの一番弱いところですが、どこの現場でもできる覚悟を持っておくことも必要です。

荷物の配達以外に余計な時間を取られない

余計な時間を費やす必要のない現場であればチャンスです。余計な時間というのは、大型トラック到着後の荷物の仕分けや、最終便(2便or3便)出発後のカゴ台車の片付け・同僚ドライバーやSDとの無駄なおしゃべりなどです。

こうした業務があることで、他の活動に回す時間が少なくなってしまいます。
具体的には後述しますが、配達終了後の待機時間を活用できれば、フードデリバリーで1日の売上をアップさせたり、ブログやyoutubeなどの副業で将来のストック収入の柱を作るようなことができるわけです。

必ず仕分けをして荷物を渡してくれたり、荷物を積むためだけに営業所に帰ってくればいいだけの環境なのであれば、その現場は大事にすべきです。

軽貨物ドライバーが個建て契約で稼ぐための配達術

では本題です。ここからは、個建てドライバーとして稼いでいくためにどのように配達するのか、何をしたらいいのかについて、具体的な手法を解説していきます。
結論としては以下の通り。

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