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ルックバックのように生きるべきか

全然ネタバレありのレビューをしようと思うので、見たくない人はそっと閉じてください😊

友達に誘われて行ったので前情報を一切入れず、漫画とかも読まずに見てみた。

入場特典で「ルックバック」の漫画もらったけど、こんなに薄いんだ!


映画の料金は1700円で上映時間は60分!

あっという間だった……
映画ってやっぱどうしても長くて退屈な時間とかがある映画もあるけど、そういう意味ではルックバックは短くて、飽きる前に完走してくれるから丁度良かった。

ショートムービー世代ですみません。。。
年々長い映画がしんどくなってきてます!!!
ごめんなさい!

作中では藤野と京本で「藤野キョウ」というペンネームにしてたけど、藤野と京本で2人合わせて藤本になるから作者の藤本タツキの“藤本”がチラついてしまった笑

まず初めにタツキ先生〜!
人を呆気なく殺しすぎだよ〜( ᐪ꒳ᐪ )

チェンソーマンしか見てないけど、タツキ先生はさっきまで笑っていたキャラクターを、ページをめくったら死んでるみたいな描写が多い気がしてルックバックでもその持ち味を発揮していた…

ポスターで“青春”を謳ってたから油断してたよ!
これ以上何も起きないでくれよと、無音の瞬間が訪れるたんびに心臓バクバクになってしまった。 

前半は小学生〜大人になるまでが描かれ、後半では漫画家として成功し2人がバラバラになってから京本が亡くなった後まで描かれる。

まず前半では、小学生の心の動きがリアルに描かれて何か刺さった気がする。
小学生って誰しもがああいうときあるよね〜
それが漫画じゃないにしろ、カッ!と何かに熱中して、なんともないひょんなきっかけでフッと熱が冷める………

思い当たる節がある人は多いはず。
藤野は熱中してる間にしっかり技術をものにしてて偉い!
あと、藤野の四コマ漫画も普通に面白くて良かった笑
作中に出てきた、お父さんと呼び間違えた学校の先生が本当にお父さんなんじゃないか?みたいな四コマ漫画スキ

フライドポテトむしゃむしゃ食べながら映画見てて、藤野の事を芋っぽい女の子だな〜っと思いながら見てたら、京本がさらにモサッと芋っぽくて笑ってしまった

褒めてくれた京本の前で調子乗って漫画賞に出そうと思ってるとか普通に嘘つく藤野最高すぎる。

あと、その後の雨の中、ルンルンで帰る藤野の描写めちゃくちゃ良かった。
あそこは映画を見ててめちゃくちゃ心が動いた。
どんどん上がっていく藤野の速度と一緒に自分の心臓も跳ね上がっていった。

子供の頃ってああいう一言ですごい人生変わるよなぁ〜
アウトプットを褒めてもらうってなんであんなに嬉しいんだろうなぁ……(これは大人でも嬉しい。)

あと、何気に主人公が下手に男女じゃなかったのが良かった。
まぁ全然そういう話じゃないから関係無いかもだけど、男女だったらどうせ色んな問題が発生して90分映画になっていたことでしょう。

2人が漫画家として成功して、都心にクレープ食ってる時はずっとこの時が続けばいいのに…って思ってたけど映画だからなんか分断があるのは分かってたけど、大学かぁ〜

背景を担当してた京本のより専門性のある美術の勉強に進むという決断。
あの京本が、人とのコミュニケーションを無理してでも大学に行きたいって決断してくれてお父さんは嬉しかったよ。
それであの結末かよ!

京本の学校新聞の四コマの絵の上手さに衝撃を受けて、絵の勉強を決意した藤野だったけど、今度は逆に京本が藤野と一緒に漫画を描いてくうちに背景をもっと上手になりたいって、絵の勉強を決意していた。
お互いに相手を尊敬してる結果が産んだ悲劇。

気持ちが別々になっちゃったように見えて、新聞の四コマの切り抜きでめ分かるように、京本はずっと藤野ラブで、藤野も京本が死んだのは自分のせいと思うほどには心で繋がっていた。

途中でIFの世界に移行して何が何だかって感じもあったけど、やっぱり漫画みたいに奇跡はおきず、京本の死は覆らない。(ここの無力さは漫画家の藤野自身が1番感じてたんだろうなぁ……)
あそこの藤野の顔、冷たさがヒシヒシと感じられてしんどかったなぁ……

だけど、漫画で人に希望を与える事はできる。
最後に「うしろを見て」という京本からの四コマを見て連載を続ける藤野で終わる……

めっちゃ綺麗な終わり方だな〜って思いました。
バットエンドではあるけど。

今の辛さに囚われずに、過去の楽しかった時を思い出して燃料にする。その力強さを感じました。

そういう意味の「ルックバック」なのかな?って思って調べてみたら、過去を振り返るという意味と、最初の藤本が京本の服に書いた背中という意味と、背景を描くという京本の姿勢の事を指してるらしい。
なるほどね。 


ここから急に日記になります。
新宿のバルト9でルックバックを見た帰りにラーメンを食べて帰る事に。

海神というあら炊き塩ラーメンのお店。

これが「うみしん」か「かいしん」か「うみがみ」か未だに分かりません。

本日のあらは「真鯛」、「アナゴ」、「平政」、「金目鯛」。ダブル鯛の日だ。

サインもめっちゃある。

メニューはシンプルで塩ラーメン、辛い塩ラーメン、夏限定冷やし塩ラーメンの3種類。

オススメにあったので塩ラーメンに焼きおにぎりのセットにしました。

これはトッピングで水菜とわかめを乗せてます。
味が濃いラーメンじゃないから焼きおにぎりいるか?って思ったけど、スープにぶっ込んで食べてみて分かった。
鯛茶漬けだ。なるほど。それをやりたかったのね……

美味しかったのでオススメです!
自分はミョウガ嫌いだから抜いてもらえばよかった!

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