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2018年7月21日(土)チューバッカはかく語りき

※別のブログサービスから移した過去記事です。

ハン・ソロは、チューバッカが何を言ってるのかわかるんだろうか。
映画「スター・ウォーズ」シリーズを見るたび思う。

ウィキペディア先生によると、チューバッカさんは、宇宙の公用語がわかる。けど、口が動かないから話せない。
ウーキー語を話してるんだが、ただ吠えてるだけのように見えがち。


そういった意味合いも含めまして、NHKスペシャル「障害者殺傷事件2年の記録」を見たんだが、若いのに感覚が古い人もいるんだなと思った。

まず第一に、障害者が役立たずだという発想は、なんでも人力でやるしかなかった時代のものだ。
あなたがおっしゃる生産って、いつの時代の意味かしら。
病人や障害者は雇用を生む。技術を発達させる。

第二に、障害者の福祉に公金を使わないようでは、先進国たり得ない。国際社会で恥をかく。世界の広さが昔とは違う。金よりも名を惜しむべきだ。

で、三つ目に、障害者を切り捨てる社会は、健常者を幸せにしない。
誰だって、いつ病気になるかわからないし、どこで事故に遭うかわからないからだ。
次に切り捨てられるのは自分かもしれない。そんな世の中は健常だろうか。

以上三点、どれを取っても、あの北の国を引き合いに出して説明できそうで怖い。


私の知り合いの重度身体障害者が、電動車いすで外出すると、
「通りすがりの知らない人が、なんか全体的に優しくなった」と言ってた。
どうやら彼が思うのと反対の方向へ、人々は変わり始めたらしい。彼が起こした事件の影響で。


チューバッカの口が動かないのは、昭和の着ぐるみSFって感じで、私は嫌いじゃない。ミレニアム・ファルコンも何十年使ってんだって感じだけど、優秀なエンジニアがメンテナンスしてるからだよね、チューイ!


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