ザンビア旅行記④ ルサカのスラム
ザンビア大学での日本語クラスに出席し、ザンビーフを食べ、カジノで負けた翌日はルサカのスラムに見学に行きました。「ルサカのスラム」何やらゴロが良いですが、アフリカのスラムらしく、土埃と人間臭さが同居する一画でした。明るいうちに訪問したからか、ナイロビの夜の街で感じる様な冷たい殺気は感じませんでした。
ルサカの中心部、マーケットがある場所より15分ほど歩くとスラム地区ミシシに向かいました。
ミシシに近くなると、色んなものを販売していたり
ゴミだらけの鉄塔で子供たちが遊んでいたりしました。
ミシシには8万~9万の貧困層の人々が住んでいるそうです。
街を歩くと、鶏肉を売っていたり
音楽で楽しく遊ぶ子供たちがいたりと貧しいながらも活気にあふれていました。
散歩に少し疲れたので、街の中のバーに入りました。
そこで、謎の肉を当てに謎のお酒を飲みました。
この謎酒がびっくりするほどまずい。
腐ったトマトを発酵させてゲボを混ぜたような味がしました。
私はこの酒を勝手ながらマズ酒と名付けました。
ところで、自称酒乞食の私は、
「出された酒は一滴残らず飲み干す」
ことを人生のモットーとしています。
例えば、居酒屋で残り一口分くらいグラスに残っている状態で定員さんが引き上げようとしても、待ってもらって飲み干します。
そんな私が飲み干すことをためらうのがマズ酒でした。
しかし、人生の教訓を破り、残すこともできず
「ザンビアの人達、特にスラムに住む人達はこの安酒で日頃の鬱憤を晴らしているのだな」
と考え、苦労しながら飲んでいると
横で飲んでいたお兄さんから、二件目のお誘いを頂きました。
激しい見た目の方だったので行くかどうか迷いましたが折角の機会ですので
マズ酒片手にご一緒させて頂きました。
二件目のバーはどうやらその方の行きつけのお店の様で
お知り合いの方々がたくさん集まってきていました。
この方はリーダー的存在らしく来られた皆さんに
「俺のダチの日本人だ」
とご紹介頂き、楽しく一緒に飲みました。
彼らの飲み方は、各々がお酒を注文する訳ではなく
皆で一つのボトルを注文し、それを回し飲みしていくスタイルの様でした。
とりあえず注文した現地のお酒を飲み干したところで、まだ残っていたマズ酒を
「おー、これが残っているので皆で飲もうか」と差し出してみました。
しかし「こんなまずい酒は、飲めるか!」
と突き返されてしまいまいました。
その後、皆さんが特大マリファナを回し喫みしてるのを横目に
数本お酒を回し飲みしてから、暗くなる前に中華レストランによりホテルに戻りました。
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