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VRChat初心者の躓きやすいUnityエラーの対処法
はじめに
一念発起して、初めてワールドやアバターを作ろうと思っても、エラーが起こってUnityが動かなくなってしまったら、初心者の人はどうやって直していいのか分からないし、お手上げ状態だと思います。
今回はそんなUnityのエラーの解消するための糸口をお教えしたいと思い、この記事を執筆しました。
VRCSDKのBuildボタンが消えた!
という経験をしたことがある人は少なからず居ると思います。
実はこれもUnityのエラーによるものだったりします。
UnityのConsoleを有効活用して、直しましょう。
下の画像を参考に、画面左側にあるConsoleというタブを開いてみてください。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81240524/picture_pc_6335ff1967afd217fc948023d976e8b1.jpg?width=1200)
するとこんな風に項目が沢山出てくると思います。これらはUnityのログの一覧です。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81240538/picture_pc_9fd828033ed92281ada018b2fd086b17.jpg?width=1200)
項目の左側をよく見てください。アイコンがありますよね?
これは重要度を表しています。白<黄色<赤と、分かりやすくなっています。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81328469/picture_pc_3558579e7c2d3e27207883f431527157.jpg)
白い吹き出しにビックリマークのアイコンは最も影響が無いものです。
例えば内容を意訳すると、
『これが正常に終わりましたよ!』
とか
『ここに出力しておきましたよ!』
みたいな結果報告のような内容が大半です。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81328479/picture_pc_5c2c8001c1cc8d5de0fa913d7e2be34d.jpg)
黄色の三角形にビックリマーク。これはちょっと問題はありますが、大きい影響はありません。
内容を意訳すると
『ここ、こうなってるけど本当に大丈夫?』
とか
『これ使われてないけどいいよね?』
とかそういった類の警告です。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81328493/picture_pc_4b57d240235c56ec852111ba75755b10.jpg)
最後に赤い8角形にビックリマーク。これは明確に問題があるエラーです。ただし、このエラーの中には、意訳すると
『実行しようとして失敗しました!』
みたいなものも含まれており、無視してもUnityが問題なく動くものと、Unityが上手く動かなくなるものが混在しています。
では、優先的に直すべきものを教えます。
『Consoleタブの左上のClearボタンを押して、残ったエラー』です。
これをやると、大体は1個くらいに絞られます。
ログをクリックして選択すると、下の画像の赤枠で囲んだあたりに文章が表示されますので、あとは文章の1文目の一部分をコピーして、GoogleなりTwitterなりで検索をかけると、何かしら対処法が出てくることでしょう。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81241295/picture_pc_cb79b981839f0a699390f1f9c3e76356.jpg?width=1200)
一通り対処できると下の画像のように、Clearボタンを押しても何も出てこなくなります。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81241009/picture_pc_256d82af39a71f20d14abb73b7961abf.jpg?width=1200)
この状態になるとUnityは正常に動くようになり、おそらくVRCSDKのBuildボタンは無事復活しているでしょう。お疲れさまでした。
そもそもエラーを起こさないためには
一番大事なのは
「導入手順とその順番をきちんと守りましょう」
ということです。
人間、慣れてくると、つい手順の一部を省略したり、入れ替えたりしてしまいますよね?
Unityは良い感じに融通を利かせてくれません。
横着して手順を省いたり入れ替えたりするとエラーが起きます。
なぜなら「規定された動作しかできない」機械だからです。
馴染み深い例で言えばプリンターが分かりやすいでしょうか。
インク・紙・印刷データの3つが揃って初めて印刷できますが、1つでもないとエラー画面になってしまい、印刷できなくなってしまいますよね?
Unityも同じです。
前提とするものがないと、次のステップに進めないのです。
ただしプリンターと違って厄介なのは、材料の間に依存関係があったりすることです。
例えば、あることをするのにA、Bの2つの材料が必要な時。
BがAに依存しているのであれば、A→Bの順番で用意してあげる必要がありますよね?
ここでB→Aの順番で用意してしまうとエラーを起こします。
BはAがないと成り立たないので当然ですね。
順番を守ろうというのは、こういう事情があるからです。
導入手順とその順番をきちんと守れば、エラーが起きる可能性はぐっと減るはずです。
(色々な要因があるので0にはなりません。それらのケースについて説明していくと非常に長くなってしまうので、別の記事で個別に説明する予定です)
エラーの原因を少なくしよう
(2023/11/30追記)
久しぶりに読み返したら、本当に最小限しか書いてないな~と思ったので追記します。
初心者の人が良くやりがちなのは、エラーの原因を複数作ってしまい、どこから解決したらいいのか分からなくなってしまうことです。
そこで、それを防止するオススメの習慣として
『新しい何かを追加(インポート)したら、コンソールをチェックする』
『既にある何かを削除したら、コンソールをチェックする』
を心掛けると良いと思います。
基本的に、今まで大丈夫だったプロジェクトがエラーで動かなくなるタイミングというのは、何かをインポートした時か、何かを間違って削除した時です。
インポートしたときに起こるエラーは、何か前提となるものが入っていないケースや、その環境では利用できないものを入れてしまった場合が多いです。
間違って削除した時は、先ほど説明した依存関係を破壊してしまって、エラーになっていることが多いです。
それぞれの習慣を心掛けていれば、何が原因でエラーが起こったのかが分かりやすくなるはずです。
インポート時にエラーが起こった場合は、その時インポートされたファイルを削除するだけでエラーが解消されます。
ですので冷静に、原因を特定してください。手順を忘れて、何か入れ忘れてないか?とかバージョンが間違っているか?などを疑うといいでしょう。
インポートされたファイルについては、インポート時に以下のようなリストが出てくると思いますが、このチェックが入っているものが追加されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1701337267566-5bf2Fpb4vx.jpg)
削除したい時はこのリストに乗ってるものを削除すればOKです。
間違って削除してしまったときは、削除してすぐなら冷静に[Ctrl]+[Z]のショートカットを押すことで元通りにできます。
ただし、Unityを一度閉じてしまってると駄目なので、その時は大人しく消してしまったファイルのあるUnityPackageを再インポートしましょう。
それと最後にもう一つ、Unityの動作がおかしくなっているケースも実はあったりします。
もし謎のエラーが起こった時は、一度何も考えずにUnityを閉じて、もう一回開きなおすと直ることも普通にあります。
ですので、こちらを試してから、それでも直らなかったら、エラーの解消に挑戦するのが良いかもしれません。
おわりに
以上、Console周りの話でした。
今回の記事は、非エンジニア系の人が読んでもギリギリ理解できるように、かなり噛み砕いて書くことに注力しました。
今後もそういう感じで書いていきたいなと思っています。
途中でサラッと書いてますが、VRChat関係のことを調べるならTwitterをお勧めします。手前味噌でアレですが、理由とかはこの記事に書いてます。
最近月1回くらいのペースで記事を書けていますが、気力が持つ範囲でこのペースで書き続けていきたいなと思っています。
この記事が助けになればいいなーと思いつつ締めさせていただきます。
ではでは~(*'ω'*)ノシ
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