Sevilla 2007年1月23日

ポルトガルとも今日でお別れ。リスボンは魅力的な街だったし、カスカイスなんてお気に入り。マドリッドの100倍は楽しめたね!落ち着いた感じの街が好きな人はきっとこの街気に入ると思うよ。

ただ、ポルトガル語の方は不調。下準備もしてなかったし、参考資料はコピーした古いガイドブックの旅の言葉表の1ページのみ。これがほんとに使えなかった...スペイン語で話そうとも思ったけど、YHの人が、それはあんまりいい顔されないよって言われたんだよね。やっぱ母国語って大事にされてんだね。ということであまり会話は出来なかった。でも挨拶と感謝の言葉は頻繁に使ったけどね。この2つだけはどこへ行っても絶対に外せないよね!

朝起きると背中が痛い。これはほとんど持病で、疲れがたまったりすると背中の筋が痛むことがある。動くだけでも痛くて、動きが制限されてしまう。これから長時間の移動なので、ひどくならない事を祈る。YHのチェックアウトを済ませ、バスターミナルへ。ちょっと迷ったけど、なんとか着いて一安心。

さて、次の目的地はスペイン・セビーリャ!スペイン第4の都市でアンダルシア地方最大の街。この街に予定があるわけでもないんだけど、モロッコ、バルセロナの中継地点の場所。大きい都市の方がバスがある可能性大だからね。

思ったよりバスの本数が多くて、すぐ出るバスのチケットをゲット!荷物も重いし、待つのも暇だからすぐに乗ろうと決断。指定のバスに向かって、ドアがひらくのを待っていると、高木ブー似のポッチャリおじさんに話し掛けられる。何語を話しているのかも不明だったけど、ちょっと和んじゃったな~。

ここからは約7時間の移動。バスは乗客も全部で5人くらいで快適。昼間だったので外の景色を楽しんだ。道中はほとんどアメリカのモンタナみたいな草原ばかりだったけど、高い建物が全くないので、空がほんとに広く、雲が物凄く低く見えて驚き!こんな空が近いと思った事はなかった。こんな空日本じゃ滅多に見られないだろうな。

今回もバスは休憩のため何度か店に止まる。するとさっき話し掛けられた高木ブー似のおじさんがなぜか僕の近くに来る。別に何を話すわけでもないんだけど、僕が移動する方向へいつもついてくるんだよね。何でだろ?

外の景色を楽しんでいると、バスのモニターから英語が聞こえてくる。観てみるとなぜか映画「スピード」が上映されはじめる。なんでこんな古くて中途半端な映画を...でもこの映画が終わって少しするとセビーリャに到着。時間は夜8時くらい。(どの街もいつも着く時は暗いんだよね。)

で今回も、バスが着いた場所も分からないし、地図もない。あるのはYHの案内の本だけ。バスターミナルにも案内は全くないし、ほんと困った。時間があまり遅くなるとまずいので、ちょっと探索してみると、どうやらここはYHの本に書いてあるバスターミナルとは違うみたい。今日も宿泊代を浮かそうと、次のバスに乗ろうと思ってたので、違うバスターミナルへとりあえず向かう事に。案内で聞いてみると、言葉は理解できないが、左に4ってジェスチャーでなんとか理解。歩いて4分?なんて中途半端なって思って外に出てみると、なんだ。バスの番号が4番だった... 目的のバスターミナルの名前は何とか分かったので、バスに乗り運転手に確認するとこのバスで行くみたい。でも降りる場所が全くわからない。見た目でわかるかなと思ったんだけど、それらしきバス停が見当たらない。しばらく経ってもわからないので、運転手に聞いてみると、とっくに通り越したみたい。しかもこのバスは循環らしく、一回りして、乗った場所まで戻って来ていた!運転手に「もう1周しちゃったよ!」って笑顔で言われた。バス停が来たら教えるから、横にいてって指示を受け、そこから5分くらいで到着。運転手には感謝感謝。でも1時間くらい余分な時間を使ってしまった。

バスターミナルへ行き、次の目的地、アルヘシラス(モロッコへの窓口となる港町)へのバスを調べると、もう最終便は出でしまったそうだ。また明日来るしかないので、今日はこの街で1泊することに。幸運にもここからYHはそんなに離れていない場所にある。徒歩で向かおうとするが、こっから迷いまくり。道の名前がわからず、方向が定まらない。あるいてはみるが、さっぱり。タクシーは絶対に乗らない(予算的にもプライド的にも!)と決めていたので、歩き、バスを探し、何とかYHに到着。時間はもう夜11時近く。何とかなるもんだけど、宿が決まっていない旅って疲れるね... 


でもこのYHはなんかイマイチ。カウンターのおじさんは愛想悪いし、部屋の鍵のシステムもよくわからない。まあすぐ寝て明日には出発だから我慢するか。


明日の目標はアフリカ大陸上陸!

でも背中が痛い...

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