見出し画像

note 創作大賞2024 漫画原作部門 【クロハル】

【あらすじ】
市内にあって、誰もが目を背ける危険地帯。毎年何人もの行方不明者を生む非合法アンダーグランド私立願幸学園。実は闇の組織赤桜会が運営しているという秘密がある。

威勢だけが良い不良木場龍児と、勉強が大好きなのに絶望的に勉強が苦手な樺尾武志は、入学早々イジメの対象にされるといった波乱の学生生活を迎えた。

イジメに抗い派手に喧嘩をした龍児たちは『Gクラス』へ降級させられる。そこで2人は鉄仮面を被った謎の同級生玉嶋篤彦に出会う。篤彦は「真面目に勉強したい」と訴える武志に心惹かれ友達になる。

龍児と篤彦が「特別進学クラスへ進級したい」という武志の願いを叶えるべく奮闘する青春アクション漫画。

【設定】
願幸学園には学年ごとに七獄と呼ばれる7つの校舎と階級がある。それぞれ校舎も違い、校舎によって机や椅子、設備等すべての仕様が変わる

※優秀順
VIPクラス《SSSクラス》: リゾート館 黄金宮
特別進学クラス《Sクラス》: 新館 天獄館
選抜クラス《Aクラス》:本館附属 残獄館
普通クラス《B〜Fクラス》:本館 選獄館
訓練クラス《Gクラス》:地下別館 地獄館
特別訓練クラス《Xクラス》:二号館 監獄館
懲罰クラス《Zクラス》: 三号館 煉獄館

VIPクラス《SSSクラス》
リゾート館である黄金宮は高級ホテル仕様の校舎。椅子ではなく最高級ソファかハンモックで授業が受けられる。リムジンの送迎付き。プールの代わりに人口ビーチ。世界の一流シェフが作る給食、好きなドリンクを飲みながら授業できる。生徒による教師評価システムで、教師を自由に選ぶこともクビにすることもできる。各学年1名ずつしか入れない狭き門。願幸学園の最高級。

特別進学クラス《Sクラス》
新館、天獄館は、上位5%のエリートのための校舎。冷暖房完備、生徒の自由が尊重され、学びに必要な書籍や道具はどんなものでも注文し放題。
校舎の前には警備員が駐在し、不良たちの立ち入りを堅く禁じている。学費はタダで、人工芝のグラウンドと屋上プールが付いている。ありとあらゆるものが免除されており、部活動ではゴルフ部やアイスホッケー部、カジノ部など充実している。中でも人気なのは秘密倶楽部という怪しげな知的遊戯を満喫できる部活。

選抜クラス《Aクラス》
本館の附属校舎、残獄館へは、選獄館から渡り廊下を通っていく。上位10%の生徒たちが選抜クラスの生徒として選ばれるが、普通クラスとの違いといえば、渡り廊下を挟んだ距離と、教師がまともに授業をするところのみ。所謂『マジメちゃん』や『ガリ勉くん』『良い子ちゃん』『優等生』等と呼ばれる生徒たちで、常に普通クラスに怯えながら生活している。最も被害者が出やすいクラス。

普通クラス《B〜Fクラス》
選獄館は全校7の割を占める願幸学園のスタンダードクラス。学費は高く、教育の質は悪い。校舎には冷暖房どころかまともな席もない。30人分の椅子と机しかない教室に役100人の生徒が押し込まれている。教師は不在に等しく、我が身の安全を守るため、職員室に引き篭もったまま出て来ない。常に喧嘩が絶えず、「誰が強いか?」が重要なキーワードとなっている。世間からは県内の落ちこぼれすべて集めた墓場と呼ばれている。学校の象徴といえば混沌と暴力。校内のみならず他校との抗争も盛んである。退屈と劣等感、怒りと絶望感が渦巻いている。生徒らは願幸学園の財源確保のためだけに集められたに過ぎない。

訓練クラス《Gクラス》
普通クラスで目に余る生徒は地下別館、地獄館に送られる。主に違法性の高い行動をした生徒や、ずば抜けて成績の悪い生徒が送られる。
このクラスの運営母体は願幸学園より委託された『赤桜(セキロウ)会』となる。赤桜会は戦前より国体維持のため暗躍していた黒竜会に並び、日本ファシズムを推進してきた半政治団体。日本の将来を憂い、教育を根本から叩き直すことを目的とする。「すべての国民は国体を護る兵士であるべき」という思想のもと、若人の心身を鍛え上げるべく日々訓練を行う。教師というより軍人。

特別訓練クラス《Xクラス》
日本列島より遠く離れた孤島「親不孝島」にある監獄館では、Gクラスで『劣等』と判断された生徒達に反省と自戒を促すべく設けられたクラス。ここではすべての人権が奪われる。窓もない冷たいコンクリートの箱の中で、ひたすら洗脳教育を受け続ける。ここに送られた時点で保護者には「行方不明届け」が学校側から送られる。例え高校三年間が終わっても洗脳が完了するまで出て来られない。この中で生涯を終わらせる人も多い。

懲罰クラス《Zクラス》
煉獄館は監獄館のある孤島「親不孝島」よりさらに船で1時間北側に進んだ島「シカバネ島」にある願幸学園の最底辺クラス。更生が望めない生徒が送られる。ここでは赤桜会による人体実験が行われ、生徒はGクラスやXクラスの教材や、赤桜会の生物兵器にされる。なので生徒の大半はゾンビや怪人になっている。生きてGクラスに昇級できたのは玉嶋篤彦ただ一人しかいない。


【その後のストーリーの展望】
Gクラスに降級させられた龍児たちだが、そこで赤桜会の教員を殴ってしまったことで、最下層クラスであるZクラスへの降級が一発決定してしまう。篤彦の助言を頼りに、3人は赤桜会のゾンビや怪人と戦いながら、Zクラスからの脱出と、ZからGに囚われている全生徒の解放を試みる。

【作者コメント】
不良が殴り合う物語から、悪の組織と戦う話まで広げてしまいました。現代のホワイト社会に逆行する時代錯誤アクション漫画となる予定です、すみません。
漫画家さんも随時募集中ですので、ご興味がございましたら是非よろしくお願い致します。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?