見出し画像

ねぇねぇ聞いて

今日も暇です。

「翻訳できない 世界のことば」という本を読み始めることにしました。
絵本のようなすぐに読めるような本です。でも、さらっと流してしまうのではなく、味わうように読みたいと思います。

☆commuovere(コンムオーベレ)イタリア語
涙ぐむような物語にふれたとき、感動して、胸が熱くなる。
ーこういうことってたくさんあるのに、私はいつも「やばい」とか「感動」とかで済ませちゃってるな。ていねいに形容できる、心の穏やかさと教養を得たいな。

☆meraki(メラキ)ギリシャ語
料理など何かに、自分の魂と愛情を、めいっぱい注いでいる。
ー自身を持ってmerakiって言えるようなことを持ちたいな。それから、ほんとは自分にとってはmerakiなのに恥ずかしいからって隠すのもやめたい。自分に自信を持ちたい。

☆kilig(キリグ)タガログ語
おなかの中に蝶が待っている気分。たいていロマンチックなことやすてきなことが起きたときに感じる。
ーいつも感じてる!「めちゃくちゃるんるんしてる!」とかで表現してるけど、全然足りないと思ってた。「わたし今kilig!」って言うの良い。kiligな気分を楽しめるし、あとはちょっと冷静になれるかも。いつも、kiligな時って舞い上がっちゃって心が急いて凡ミスしちゃうから、ちょっとは落ち着かないとなって思ってたの。昨日も、kiligなことあったんだけど(初めてライブハウスに行った!)、そのあと心ここにあらずで車を擦りました。塗装が剥げちゃった。kiligだったからそんなことでは落ち込まなかったけど、車は擦らないに越したことないから。

☆hiraeth(ヒラエス)ウェールズ語
帰ることができない場所への郷愁と哀切の気持ち。過去に失った場所や、永遠に存在しない場所に対しても。
ー私はときどき、悲しみや孤独にさいなまれて、いつでも確実に守られていた小さい子供のころに戻りたいとか、いつでも私を安心させてくれる存在が欲しいって思っちゃうの。そんなの無理だってわかってるんだけど、頭の中だけタイムスリップしたり異世界にトリップしたりして、私自身は今現在で一人ぼっちになるの。
そんなこと思っちゃだめだって思ってた。昔は昔、理想は理想、今を生きるのって自分に言い聞かせて自分を追い詰めてた。
でも、過去になくなった場所や永遠に存在しない場所に対しても思いを馳せてもいいんだって思ったら、なんだか安心した。過去の過ぎ去った時間や永遠に存在しない理想郷にも思いを馳せていいんだって思ったら安心した。

☆kummerspeck(クンマーシュペック)ドイツ語
直訳すると「悲しいベーコン」。食べすぎがつづいて太ること。
ーあるある~。あー食べ過ぎた~と思った次の日に限って、友達とおいしいごはんを食べに行く約束をしてたりするの。私は、生きれるぎりぎりのエネルギーしか摂取したくないと思ってるから、食べすぎが続くとイライラしてしまったりするのだけど、「たまのkummerspeckよ。食べることやおしゃべりを楽しもう。それが終わったらまた切り替えよう。」って思うことにする。

☆ぼけっと/日本語
なにも特別なことを考えず、ぼんやりと遠くを見ているときの気持ち。
ー苦手なの、ぼけっとすること。でも、出来たらいいなと思う。観光地とかに行って、せっかくの絶景なのに、何かしていないと落ち着かなくて、「ぼけっと」できないの。でも、日本の文化なのよね、「ぼけっと」。「ぼけっと」を大切にしてみることにする。

☆karelu(カレル)トゥル語
肌についた、絞めつけるもののあと。
ー私、kareluを眺めるの好きなの。爪切り後の爪が食い込んでた痕とか、長時間床に座ってて何かを踏んじゃってた時の思いもよらない痕とか。「○○の痕」って呼んでたけど、そのものずばりを表現する言葉があるなんて驚き。トゥル語はインドの南西部の地方の言葉らしいのだけど、そこの人々はどうしてそのものずばりの表現が必要になったんだろう?

☆jayus(ジャユス)インドネシア語
逆に笑うしかないくらい、じつは笑えない、ひどいジョーク。
ー私の彼の話はほんとにおもしろくなくて、一緒に居るのは楽なんだけど、別に楽しくもないの。おもしろくない話をされたときに「あぁ、またjayusやってる」って思えたらもうちょっと気楽に楽しく彼と付き合えるかなぁ。

そういえば昨日、香水の試供品をもらえる券をもらって持ってたので、もらいに行きました。「森の木陰で元気に咲くサファイア色の花。露に濡れたブルーベルの繊細な甘さにスズラン、エグランティーヌ(ローズの一種)がふんだんに混じり、パーシモンが心地よいひねりを加えています。みずみずしいライトフローラル。強く惹きつけられる香りです。」という説明のついた香り。香りもとても良かったのだけど、説明の文章が素敵で、また大好きな香りが一つ増えました。

ブルーベル

☆trepverter(トレップヴェルテル)イディッシュ語
直訳すると「言葉の階段」。あとになって思いうかんだ、当意即妙な言葉の返し方。
ーこれもめちゃくちゃある~。でも、あの時さぁ~○○って思ったんだよね~って言ったとしてもしらけちゃうから黙っておく。今度そういう時があったら、心の中で”trepverter”って唱えてニヤッとしておこう。

☆resfeber(レースフェーベル)スウェーデン語
旅に出る直前、不安と期待が入り混じって、絶え間なく胸がドキドキすること。
ー私はいつも不安でドキドキしている、旅じゃなくてもね。おさまれ~大丈夫だから~って思うけど、思えば思うほどにしんどくなっちゃう…。でも今度からは、”resfeber”ねって心の中で唱えることにする。きっと、不安だけじゃなくて期待もあるからドキドキしちゃうのよね、悪いことじゃないよって、自分で自分を安心させられる人になりたい。

☆warmduscher(ヴァルムドゥーシャー)ドイツ語
冷たい、または熱いシャワーをさけて、ぬるいシャワーを浴びる人。「少々弱虫で、自分の領域から決して出ようとしない人」を言う。
ー私のことです。自分の殻を破りたいのに破れない、そんなときは”warmduscher”って心の中で唱えよう。

読み終わりました。新しい言葉をたくさん知れて、私の人生がより穏やかで豊かになるといいなぁと思います。
この本の中には「積ん読」も載っていたのだけど、この本自体も「積ん読」になりかけ?もうなってた?の瀬戸際の1冊でした。「積ん読」でもいいのだけど、しっかりと味わうように読めてよかったと思えるような本でした。

次はアンデルセン童話集を読もうと思っています。この本を買ったきっかけは、挿絵がくらはしれいさんのイラストだったからです。おとぎ話にピッタリのとてもかわいくて上品なイラストを描かれるイラストレーターさんで、大好きです。くらはしれいさんとコラボしたお洋服もたくさん買ってしまったし、くらはしれいさん自身が語られているコスメのパッケージという夢が叶うのをとても楽しみにしている。
それから、アンデルセン童話は私にとっては、とても大切な物語なの。小さいころによく行っていた遊園地がアンデルセン童話をモチーフにしていたの。人魚姫や裸の王様の人形劇をなんどもなんども見たけど、なんど見てもわくわくできたの。
大人になってから、改めて文章で読むアンデルセン物語はどんなものだろう。

そろそろ定時です。
今日はポケモンGOの新しい機能を試しながら帰ろうかなと思います。

Tomorrow will be a good day.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?