『ワールドトリガー』24巻感想

はじめに

こんにちは。こんばんは。綿毛です。

ちょっと今仕事が忙しくて、前回の投稿から日が空いてしまいましたーー!すみません!!

さて。
24巻は新章が本格的に始まったということで、感想文もいつもより長めになっております。

それでは早速『ワールドトリガー』24巻の感想へ。

ここから先はネタバレ満載になりますので、未読の方はご注意下さい。

では参ります。

審査官のA級隊員たち

片桐隊

A級8位の片桐隊。結束ちゃん以外は初登場かな。BBFで名前とトリガーセットは見たことありましたが、こんなメンツなんですね~。

隊長の片桐君は頭が良さそうなメガネキャラ。ポジションは銃手とのことですが、トリガーセットを見る限りイーグレットも装備してますよね!?
え、めちゃくちゃ気になる……戦闘シーン早よください。

雪丸君ダブルレイガストの使い手だそうで。
この子もなかなか癖強そうな雰囲気してますねー。と言うか、好きなものに「ランク戦」が入ってるのはバトルジャンキーのかほりがする…
(結束ちゃんに「玉狛の前衛2人は たぶんあんたたちより強いよ」と言われた時の表情を見たら尚更…笑)

狙撃手の桃園君の第一印象→「絶対この子スポーツやってたやろな〜」
好きなものを参考にするならバスケ部だったのかな?狙撃手なのがちょっと意外ではありますね。

尼倉ちゃんは、謎多き観測手スポッター
現実のスポッターは凄くざっくり言うと狙撃のサポートをする人ですが、ぶっちゃけボーダーではオペレーターがいるしなぁ。一体どういう役割のポジションなんですかね?
(観測手の解説が既出だったら私は見逃しているということになります…)

草壁隊

A級4位・草壁隊の隊長がこんな可愛い女の子だったとは……!

BBFは一通り目を通しているので「草壁隊はオペレーターの女の子が隊長である」という情報は読んだはずだったんですが、初登場した時の私のリアクションは「エッ……可愛い女の子だ!?!?!?!?」だったのですっかり忘れていたことが分かりますね!

裏表紙にて追加情報も掲載されておりましたが、木虎被害者の会のお一人なんですね……

木虎ちゃんって本当に凄い子なんだなぁと改めて思うと同時に、彼女の存在によって一体どれだけの若人の心が折られたのかなーという思いも胸に掠めるわけで。まぁ木虎ちゃんはその辺あまり意識してなさそうではある。

ただ草壁ちゃんの場合は、それをバネにしてオペ転向した結果、A級4位にまで上り詰めているのが凄いですよね。相当負けず嫌いなんだろうな〜。
でも木虎ちゃんもプライド高いからな〜。戦闘員時代は気にも留めていなかった相手に抜かされて、もしかしたら今は内心ライバル心がバッチバチに燃えてるかもしれない…

小佐野ちゃんに関する話題が出た際、「オペの腕は確かなんだから問題ないでしょ」とフォローを入れていた背景には「オペ転向時に世話になった小佐野や結束を尊敬している」という点によるものなんでしょうね。

また、戦闘員時代は諏訪さんに面倒を見てもらっていたそうなので、ぜひいつか2人の絡みが見たいものです。

万能手の佐伯君は、顔が良い(真顔)

でも割とバカっぽいというか、中身は可愛らしい犬タイプ。好きなものに「先輩に褒められること」が入ってるところ、めちゃくちゃ犬っぽい。
後輩力が高いのが良いですね!

狙撃手の宇野君は「ノーコメントスナイパー」との異名が葦原先生から付けられていましたね。
(狙撃手、異名付けられがち説)

そしてSE持ちなんですね!能力は「精密身体操作

サイドエフェクトの力で走りながら狙撃を当ててくるやばい男だが、いくら練習しても「ツイン狙撃」が再現できないため、佐鳥のセンスと努力をリスペクトしているらしい。

………………いきなり佐鳥賢の話はズルじゃん〜〜〜〜!!!!!!!!言ってよもう!!!!バカ!!!!!

うわ〜〜〜〜佐鳥賢お前……お前……そうか……(言葉にならない)

加古隊

加古隊のメンバーがようやく全員お目見えいたしました!めでたい!

オペレーターの小早川さんは思慮深そうな落ち着いた雰囲気の女の子。
黒目の比率が多すぎてちょっと怖い気もしますが……怒らせたらヤバいタイプだと予想。

トラッパーの喜多川ちゃんは、
え、えーと…………人間、で合ってますよね……?デフォルメ感の強いキャラデザ(トリオン体)ってだけですよね?えっ?…………え?

……見た目の愛らしさに反して知能指数は129!
そういえば、こういうIQ高い系のキャラって今までいなかったですね。
ワールドトリガーのキャラ、大抵賢いからなぁ笑

冬島隊

真木理佐さん、めっっっっっちゃ好みです。

ビジュアルも性格も良過ぎるんや~~~~~~!!!!!!

「フッ」が最高に似合う女。17歳でこれは罪。好き。

私はシンプルに「強い女」って概念が好きなんですけど、真木理佐さんはそこをどストレートに闊歩してきたぜ……

当然みかみかにはめろめろなのも加点しかない。

今巻は新キャラが多くて楽しいですね!!

臨時部隊のコンセプト

〜歌川1番隊〜
1番隊のコンセプトは「機動力があって長期戦にも対応できる部隊」。
歌川君としては概ねコンセプト通りのメンバーになったそう。

しかし前回の感想記事で予想していた通り、やっぱりオペレーターの小夜子ちゃんの「男性が苦手」という点はなかなかハードルが高い……
というのは歌川君も承知の上だったようで、内部通話にて空閑君と巴君にフォローをお願いしていました。ちなみにこの2人を選んだのは、小夜子ちゃんが「特に年上の男性が苦手」であることを考慮した結果なんでしょうね。

いや〜〜〜っっぱ出来る男は違うなァ……登場する度に歌川君の好感度が上がってる気がする……

あとは漆間君の存在が気になる所ではありますかね。今まで出番が無かった分、まだまだ情報が少ないので。

風間さんの「漆間が他の隊員と絡んでた記憶があまりないから そのあたりも不安材料にはなるか……」という漆間君への発言……どうやら漆間君は少し特殊な立ち位置にいるんですかね。
あと『いつもの動き』とは?

〜王子2番隊〜
2番隊のコンセプトは、「走れて剣が使えて組み合わせ的に面白そうなメンバー」。
トリオン消費も抑えやすい編成ということで、やはり王子らしくきちんと考えた上での選出だったようです。

王子「ちなみに辻ちゃんは女子が苦手だから 程よく気を遣ってあげてね」
仁礼「あーん?」

ハッ、辻君の特性〈女性が苦手〉を忘れていた……!

確かに仁礼ちゃんと帯島ちゃん相手に上手くコミュニケーション取れなさそうなのはマイナスに働くかもしれませんね。

とはいえ、閉鎖環境試験より実際の戦闘の方が心配だなぁ。女性隊員とかち合ったら終わりだもん笑

〜柿崎3番隊〜
犬飼君と影浦君って仲悪かったの???
いや、当真君の言い方だと影浦君が一方的に犬飼君を嫌ってる感じか?

刺さってくる感情と外面が一致しない」は、非常に重要な犬飼君情報ですね……ありがとうございます当真様、今後の考察に生かします。

ソリが合わない2人をあえて一緒にチームに入れた柿崎さんの意図は「A級経験者を揃えたかった」ことにあるそうで。

どこまでのアドバンテージがあるのか、今後の展開が楽しみです。

〜北添4番隊〜
菊地原君と南沢君の相性そこまで良くない説、当たってそうで草。

そもそも菊地原君のSEは、閉鎖環境では誰が一緒でも一定のストレスが掛かりそう。前に遠征行ってた時とか大丈夫だったのかな…

そういえば前巻の段階では気付いていなかったのですが、北添君以外はみんな16歳だったんですね。

「16歳組で揃えたほうが気を遣わなくていいかなって思ったんだよね」の時の表情の落差が、片桐隊の描写の時と違って悲しい笑

加古さんの「ゾエくんは慕われる性格だとは思うけど 隊長としては優しすぎるような気もするから」は後々効いてきそうな発言ですね。

一方で、長時間戦闘試験ではゾエさんの炸裂弾メテオラ×菊地原君のSEの組み合わせで大きな有利を作れるという真木さんのご意見には納得。

〜来馬5番隊〜
心優しい来馬さんとキッチリしたタイプの弓場さんの組み合わせ、やっぱ良いですね~。
「体力があってポジティブな」穂刈君、小佐野ちゃん、小荒井君っていうメンバーも良き。

「理解ったか!?おめェーら!」「「「了解!」」」のやり取りが好き過ぎる~~~~!!!!

ただ、5番隊の「機動力のバラつき」という指摘は個人的には盲点でした、なるほどな~。戦闘試験、どうなるか……

〜古寺6番隊〜
古寺君は、どちらの試験にも対応できるようにと、協調性も機動力も高い攻撃手・万能手を集めてトリオン消費を抑えた編成を心掛けたそう。
そもそものトリオン量に多少不安はあるものの、それ以外は特段問題無さそうなチームに見えます。

「賢さならうちの木虎も負けてないけどな」と語る嵐山さん、相変わらずメンバー愛が凄い。

古寺君、頭良いのは知ってたけどまさか学年トップの知恵者だとは少し予想外でした。凄い!

〜諏訪7番隊〜
ここだけ各キャラの紹介がwww

諏訪→「風間はシバく」
宇井→「ねこ」
隠岐→「ほくろがない!」
三雲→「TVに出ました」
香取→「ムカつく~~」

太刀川さんの「諏訪さんのとこはハマればなんか起きそう」という評価にはめちゃくちゃ同意。

あと、唐沢さんの「全部隊で唯一 隊長経験者が3人いるんですよ」という発言。
メンバー決まった段階で「あー隊長経験者多いなぁ」とはぼんやり思ってましたが、結構重要な要素っぽいんですね。

あとこれは大したことでは無いんですけど、24巻を読んで「隠岐君は結構受け身で生きてるんだな〜会話上手だな〜」というゆるふわな感想を抱いたので、隊長経験者が多い部隊に配属されて良かったのかもね〜と思ったりとかしました。

〜二宮8番隊〜
二宮匡貴、どうやら最低限の配慮は出来た模様。

いや別に気遣いが全く出来ない男だとは思ってないですけどね。気遣い自体は出来る男なんだけど、その気遣いを他者基準に摺り合わせすることなく出力するからデリカシー無さげに見えるのかなーと。

月見さんや太刀川さんの、東さんへの解像度の高さにニマニマしてしまった……ふへへ……そういうのもっと欲しいです……

トリオン量を考えると、長時間戦闘試験が図抜けて強そうなのはここですよね。接近されたらまずいけど、そもそも接近されて負けるイメージがあまり浮かばないのが怖い(多分二宮匡貴と東さんがいるせい)

〜水上9番隊〜

「オペが今ちゃんやったから これ頭いいやつ集めたらめっちゃ楽できるんちゃうか? って思って選びました」
「閉鎖環境試験だけで他所よそにがっつり差ぁつけて 給料ボーナス月15万狙ってるんで そのつもりでよろしく」

…と語る水上君ですが、このメンバーを選んだ時点ではまだボーナス云々の話は出てなかったので、彼が本当に給料ボーナスを狙っているのかは微妙な所ですよねぇ。全員が超秀才なので現実的には全然狙えそうですけど…

水上隊長の指示でメンバーが部屋から移動しようと背を向ける中、じとりと水上君の方を見る照屋ちゃんの姿が。

……火種が撒かれた、と解釈していいんでしょうか(わくわく)

〜村上10番隊〜
単に「くじを引いた時点で一番いいと思った駒を採った」村上君。

「至らないことがあったらすぐ『学習』するから言ってほしい」の『学習』は、SEのことを指しているんでしょうね。抵抗感無く言えるようになってるのが地味に嬉しい(謎の親目線)

ちなみに今巻での爆笑ポイントがこちら↓

烏丸「氷見先輩ってそんな落ち着いた人でしたっけ?」
小南「あの二宮隊のオペなんだから人間できてるに決まってるでしょ」

小南ちゃんwwwwww流石ですwwwwww

〜若村11番隊〜
半崎君をフォローしたのはナイスだったよ若村君!!
(なお本人は素直な気持ちを吐露しただけでフォローしたとは思って無さそうなのが肝)

半崎君の評価が「スゴうで」なのは嬉しい~~ぜひそのスゴうで狙撃を戦闘試験で見たいものです(これまでのランク戦では本来の実力に対してそこまで強い印象を残せていなかった感があるので)

なお近界民であるヒュースがいるために、閉鎖環境試験への評価はダントツで低い結果に。

遠征選抜第1試験(閉鎖環境試験)

なぜ近界民と地球人は会話による意思疎通が可能なのか?


本格的に始まった遠征選抜第1試験。
他部隊が物資のチェック等からスタートする中、若村11番隊はファイルの確認から始めました。

第1試験の規定によると、上からの指示は臨時隊長のPCに一旦全部きて、隊長が共有フォルダに入れた分だけ隊員のPCで確認可能になるみたいですね。

ここで文字が読めないヒュースの様子を見て、助け舟を真織ちゃんにお願いする若村君(ナイスアシスト!)

と、ここで「日本語は読めないけど会話は出来る理由(言い換えると、近界民と地球人はなぜ言語の壁を越えて意思疎通が可能なのか)」について、ヒュースが解説してくれました。

「……言葉が通じるのは 音声にトリオンを乗せて情報をやりとりしてるからだ」
「話し手と聞き手どちらかがトリオン体なら トリオンを介して言葉は通じる」
「お互いがトリオン体の時は 声を使わずに意思で会話ができるだろう あれの不完全版だと思えばいい」

はえ~そういう理屈だったんですね。前々からの疑問だったので、やっとすっきりしました。

隊員たち目線では「ヒュースはカナダ人である」という前提から「日本語喋れるのに文字は読めないの?」という疑問が発生しているわけですが、読者目線では「ヒュースはカナダ人ではなく近界民である」という事実が前提にあるので「何で近界民と地球人って普通に会話できてるの?」と疑問の内容が異なる中、そのどちらの疑問にも1つの答えで対応する形をストーリー中に挟んできたのが上手いし有難い!
やっぱり物語の流れに組み込んで解説してくれた方が理解しやすいですね、こういうのって。

なお、ヒュースの場合はツノがトリオン体と同じ役目を果たしてくれるらしい。便利だ。

また、なぜ若村君がヒュースが日本語読めないことを知っていたのかというと、昨日三雲君が直接連絡してきたそうで、その前日に柿崎さんが同じ目的で玉狛支部を訪れていたそうなのでそれを三雲君も見倣って…という流れだったみたい。

こういう部分こそ、柿崎さんが慕われる理由の1つなんでしょうね。素敵な気遣い、見習いたいです。

でもこのシーンの時の若村君の心情を考えると、ちょっと心が痛くなるんじゃ~~。

「削除っと」

場面は変わって水上9番隊。

先程「上からの指示は臨時隊長のPCに一旦全部きて、隊長が共有フォルダに入れた分だけ隊員のPCで確認可能になる」という規定を前述しておきましたが、それを恐らく読んだ上で、戦闘シミュレーション課題の部分をまるまる削除した状態のものを共有フォルダに入れた水上君。

その様子を見ていた冬島さんは引き気味、当真君は「おもしれーことすんなあ」と好意的な反応。真木さんは思う部分はあるものの行動そのものを否定はしていなさそうな感じ?

個人的には全く想定外の行動でしたね〜。
てか、規定なのに削除できるようになっとるんかい!!!!

いじれるようになってることがまずおかしいだろう。つまりこれって、上層部としては想定の範囲内ってことじゃない?……とまで考えたところで、水上君がやったことって結局上層部が普段からやってることとスケールの差はあれど似たようなもんなんだからそりゃ想定内か!と気付きました。

とは言え、高校生でそれやる判断出来るか?厳しくない?とは思うので、やっぱり水上敏志は恐ろしい。

試験について


第1試験の基本ルールは大きく分けて3つ。

・与えられた課題をこなすこと
・遠征艇の中にいるつもりで7日間過ごすこと
・朝9時から夜9時まではトリオン体でいること


課題は「分担課題」、「共通課題」、「特別課題」、「戦闘シミュレーション演習」の4種類。
共通課題は解答必須、分担課題は出来るだけやる。どちらも課題を閲覧解答出来るのは朝9時〜夜7時までとのこと。

共通課題、1人400問とかえぐいなぁ…
設問は全員共通のようなので、普通に考えたら中学生より大学生の方が解ける問題自体は多いのでは?分からない問題は解答を教え合えば得点が増やせそうですね。

諏訪さんは、『共通』で個人の性格と得意・不得意を見て、『分担』で部隊チームの処理能力を見ると予測した上で、
部隊としての方針はクリア必須の『共通』優先で、手が空いた人から『分担』をやればいいと皆に伝えます。
サクッと決めてくれるの、流石隊長って感じ。

「7日間ずっと夏休みの最後ラスト1日みたいなもんじゃん」という香取ちゃん、夏休み最終日に宿題やるタイプだった?

戦闘シミュレーション演習は、PCでネット越しに他部隊と対戦するというもの。

それを聞いて即座に「じゃあこの課題が一番重要ってわけね」の結論に至る香取ちゃん、良いな~。

特別課題➀


運営から予告なく出題される特別課題。
その①が各臨時部隊長のPCに届きました。内容は「今回の遠征選抜試験が、なぜ部隊をシャッフルして行われたか、その理由を部隊全員で考え、意見をまとめて提出しなさい。(400字以内)

(字数制限あるの!?!?)

水上9番隊は、秀才の集まり~って感じの雰囲気ですね。
照屋ちゃんが一番はじめに思ったことが課題内容への一意見では無くてまずは解き方に対する前提を探るところとか、その後に続く樫尾君の発言とか。

古寺6番隊は効率重視の方針に。
後々、A級評価が云々という描写がありましたが、解くための時間を決めるのは大事なことだと思いますね。

柿崎3番隊。あ、なるほどこういう感じで仲悪いんだね。これは前途多難だ……

「ストレスなんか感じないけどな〜」とあっけらかんと言った北添4番隊の海君と、恐らく現在進行形でストレス感じてる菊地原君。やっぱり行きたくない人と組まされてますよねーアハハ…

若村11番隊では、遠征希望がどうこうという話題から、若村君や北添君が今回臨時隊長に選ばれたのは香取ちゃんや影浦君が遠征に行った場合の留守番隊長なのではないか、という意見が出てきました。

来馬さんの「満点の答えを出そうとしなくてもいいんじゃないかな」
相変わらず来馬さんは言葉選びが上手だなぁ。この発言によって小佐野ちゃんの純粋な意見が出たんだと思うしね。
てか弓場さん、意外とノリ良いんですね。こらぁコンビ可愛い。

村上10番隊。蔵内君の意見を聞いて、不安なチームメイトがそれぞれ思い浮かぶ熊谷ちゃんと氷見ちゃん。
一方で、チームメイトの有り難みについて言及する村上君はめちゃくちゃ村上君らしいですね。

二宮8番隊では、二宮匡貴から割と辛口な意見が出てきていました。まあ分からんでもないな、うん。
鳩原さんに関する事実を知らない現状では、絵馬君→二宮匡貴への敵意は揺らがないんですね。でもそれを二宮匡貴にぶつけない絵馬君はやっぱりワールドトリガーのキャラだなぁと思います。

三雲修の機転


話し合いの最中、突然室内の照明が落ちた諏訪7番隊。

停電の原因がトリオン切れだと真っ先に気付いた三雲君でしたが、今回はそれが仇となってしまいましたね。その流れで三雲君がトリオンをチャージしたことで、トリオン切れを起こしてPCの電源が点かなくなるハプニングが!

(小麦粉とかのシーンも伏線だったんですかね)

「こいつが課題できなかったら他所よそと差がついちゃうじゃない!」と怒る香取ちゃんに、「そりゃそうだな どうする三雲?」と問い掛ける諏訪さん。

ここからの三雲君の行動が光ってましたよね~。

「あ はい なんとかします」という動じていませんよオーラからの、通信デバイスのカメラで他人のPCに表示されている問題文を撮り、手書きでその解答を書いておいて朝イチで自分のPCで打ち込みます宣言。

誰でも出来るしとても簡単なことだけど、サラッとその発想が出てきたのが凄い。しかもこの方法、宇井ちゃんの言う通り7時過ぎても課題が解けるのでめっちゃ良いですね〜。

(……若いのに慌てへんなあ 三雲くん)という隠岐君、君も十分若いで?

遠征選抜試験運営本部デスクにて

シーンは変わって上層部の面々。

各隊から返ってきた特別課題➀の回答を細かく見ています。その中でも特に鋭い回答をしていたのが、

「今回の試験がボーダーにとって長期的な視野での大規模な『実験』……つまり『データ収集の場』であると予想したのが 王子くんと染井くん」

東さん・荒船さん推しとしては以前からずっと「組織単位で隊員育成はしないのか?」と思っていたので、ここに来てその疑問に対する答えが少しでも提示されたのは嬉しかったですね。

でも7割なんですね!?残り3割が気になる~~~!!!

また、空閑君とヒュースの「シャッフル部隊は隊員が死亡して部隊の再編成が行われる場合を想定した予行」という、まさに近界民らしい生々しい意見も。

シビアな視点だけど、考えないといけない部分だよな~~(けどやっぱり小南ちゃんの反応がちょっと気に掛かる……)

初日終了


ということで、初日の閉鎖環境試験暫定順位が発表されました。

1位 水上9番隊 2313pt
2位 古寺6番隊 2175pt
3位 村上10番隊 2149pt
4位 二宮8番隊 1959pt
5位 来馬5番隊 1907pt
6位 柿崎3番隊 1813pt
7位 北添4番隊 1805pt
8位 王子2番隊 1790pt
9位 歌川1番隊 1703pt
10位 若村11番隊 1681pt
11位 諏訪7番隊 1642pt

諏訪7番隊。
「初日は最下位スタートだ」のコマ、隊員の表情がそれぞれ違って良いですね笑

香取ちゃんは最早顔芸。

就寝時のシーン、めちゃくちゃ良かったですね…!

いかんせん諏訪さんが男前過ぎる~~~!!!ミス前提なところも、最終的には俺に振れ=責任は俺が持つところなのも、全てが理想の上司。部下への思いやりと的確なアドバイス……まさにハッピーセット(?)

歌川1番隊。
成績が振るわなかった原因が空閑君にあると指差す漆間君。
お、やっぱ怖い子?と思いましたが、「あんま志岐さんに面倒かけんなよ 虎太郎」には少し親しみやすさも感じますね。

歌川(空閑の『外国育ち』の件 どういう設定になってるのか先に訊いておくべきだったな……)

これは三雲君(柿崎さん)の件との対比になっているんですかね。

若村11番隊。
共通課題の遅れを取り戻す方法としてヒュースが提示したのが、カンニング!
それに対し、若村君と笹森君は否定的な反応、半崎君はルール違反ではないかという指摘。
しかしヒュースは、真織ちゃんの補助のことを振り返り、状況的には答えを教え合っても不正にはならない(得点として認められる)という。
若村君はそれでも『試験』の意味が無くなるのでは?と反論しますが、ヒュースは「課題を正面から解くことだけが能力の証明になるわけじゃない」と言います。

個人的には全然アリ派ですね!
そもそも課題の説明を読んだ時点で「じゃあ全員で解答教え合えば得点アップを目指せそうだな」って思った人間なので。学校のテストとかは個人戦だけど、今回は部隊を組んでいるわけですからアリかな~って思います。
あと、ヒュースの方法は三大ルールのどれにも逆らっていないという点が私の中では大きいかもしれません。

ヒュースの提言に対し、隊長の結論を待つ隊員たち。しかし若村君に即決する判断力は無く、結論は一旦持ち越しになりました。

二宮8番隊。
東さん髪の毛まとめてる!一人暮らしだろうから料理出来るんですかね〜。

雨取ちゃん、お米持参!?そんなにお米好きだったのか……

柿崎3番隊。
ののさん、エプロン似合う~。

手伝おうか?がサラッと出てくる犬飼君、気遣いの出来る男というよりは姉妹の中で育ったから?

古寺6番隊。
もしや六田さんは鈍臭いタイプ?

そんな様子を傍目に、自隊の個人成績表を見ている古寺君。突然諏訪さんに電話を掛けて何かと思ったら、

古寺「諏訪さんの部隊の 『A級評価』が何点くらいか知りたいんですけど……」
諏訪「はあ?教えるわけねーだろアホ」

この時の諏訪さんの顔好きwww

最終的には評価点も駆け引きのアドバイスも教えてあげてましたね。
(香取以外)が強かだったな~。

てか諏訪さんの+22たっけぇ。かっこよ……

点数は計5チームに聞けたんですね。他チームには聞かなかったのか教えてもらえなかったのか、どっちなんだろう…

ぶっちゃけ、A級評価はどこまで影響するんですかねぇ。実際の遠征では当然A級隊員と行くことになるので、割と重要な気もしています。

王子2番隊。
料理を褒められて涙を流す生駒さん笑
でも料理の出来る男性は確かに素敵だと思いますよ。

てか仲良いな~19歳組。

あと20歳組の絡みが見れたのも嬉しかったですね!

試験2日目


若村11番隊の件について。隊長の結論としては「責任は取れない」ということでカンニング戦法は無しの流れに。

ん〜別に悪い判断では無いと思うんだけど、「責任は持つ」と言った諏訪さんの後にこの若村君を見ちゃうと……厳しい対比だなぁ。

そして戦闘シミュレーション演習のデータが届いたところで、24巻は幕を閉じました。

おわりに

始まりました遠征選抜試験。
各部隊、まだ大きな出来事は起こっていないものの…

迅さんの
「まー今はまだ 善し悪しのものさしがないからなー」
「チームワークが試されるのは スコアに差がつき始めてからだ」

この言葉が出されている以上、25巻で何か起こるのは自明の理というもの。

読むのが楽しみでたまりません。

それでは今回はこの辺で。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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