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「線スケッチ」の立場で美術展を鑑賞してみた

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訪れた美術展の感想文です。ただし、美術展全体の紹介や感想ではなく、「線スケッチ」の視点で鑑賞した内容に焦点を絞っています。視点としては、モチーフ、構図、線描、筆さばき、配色など技… もっと読む
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#木版画

「小村雪岱」展(清水三年坂美術館):白黒挿絵の改革者雪岱。配色は鈴木春信へのオマ…

はじめに 11月2日付の下記の記事の中で、清水三年坂美術館の「小村雪岱」展が開催されている…

<ポール・ジャクレー展>太田記念美術館:フランス感覚と思いきや江戸浮世絵版画の色…

はじめに 表題の美術展に6月21日(木)と7月12日(水)に訪れました。  ポール・ジャクレー…

<ヴァロットン 黒と白展> やはり行くことにしました:黒と白はどこから? 肖像画…

(前回の記事から続く)  今回の記事で最後になります。 ヴァロットンの卓越した分野に肖像…

<ヴァロットン 黒と白展> やはり行くことにしました:黒と白はどこから? 肖像画…

(前回の記事から続く)  補足説明を始める前に、その1で示した全体感想の中から今回補足説…

<ヴァロットン 黒と白展> やはり行くことにしました:黒と白はどこから? 肖像画…

はじめにやはり行くことにしました  現在、執筆中のNoteの千葉市美術館の新版画展訪問記で、…

<新版画展>千葉市美術館 その4. 第一世代の外国人作家 エミール・オルリックの画…

(前回の記事より続く)  この回では、ヘレン・ハイドに続き、1900年に来日した第一世代の外…

<新版画展>千葉市美術館 その3. 第一世代の外国人作家 ヘレン・ハイドの画業と生涯

(前回の記事から続く:その1.,その2.は末尾に示します) 外国人作家の活動:年表による概観 最初に外国人作家が来日してから亡くなるまでの活動年表を示します。  前回の記事でお断りしましたように、基本的には「江戸東京博物館の「よみがえる浮世絵 ーうるわしき大正新版画展」の図録(平成21年9月発行)(以降、大正新版画展図録と略する)のデータを参考にしています。  外国人作家の活動は、三つのステージがあることが見えてきます。  なお、小川周子氏の博士論文では、それぞれの期

<新版画展>千葉市美術館 その2. それは無名の外国人作家の抜擢から始まった! 起…

はじめに この記事は訪問した美術展に対して「線スケッチ」の立場から気づいたことについて書…

<新版画展>千葉市美術館 その1. なぜ「新版画」?、なぜ異国の作家なの?「新版画…

 表題の美術展に先月末、駆け込みで行ってきました。「新版画」の美術展は可能な限り見ること…

<アーツ・アンド・クラフツとデザイン展>府中市美術館 モリスは創作作家? 職人? …

はじめに 先月末、府中の「線スケッチ」教室が終わったあと、府中の森公園に出かけ、府中市美…