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8月6日 平和記念日

卒業旅行は広島だったとおもいます。

中学生か高校生、どっちだったのかは覚えていません。

広島平和記念資料館に行きました。

当時の私は、かなりこまっしゃくれていた自覚がありました。

感想文に書いていた内容を、はっきりとは覚えていませんが、とにかく大人たち同士が勝手に戦争してたことなのに、いまの自分たちに向けて、こんなのひどいよね、悲しいよね、かわいそうだよね、そんな経験しなくて済んでるあなた達は本当にしあわせなんだよ、と一方的に訴えかけられても困る、みたいなことを書いたとおもいます。

じっさいに、ひどい出来事があったのは間違いないし、悲しい出来事だったけれど、当時の私が思っていたのはたぶん、原爆がー、とかじゃなくて戦争そのものがよろしくない、ってのをもっとこう、ほかに表現の仕方がないのかしら?ってイライラしていたのだとおもいます。



いまでは、痛いのも怖いのも見たり聞いたりするだけでもつらいし、自分や大事な家族や友人が争いで命を落とすだなんてことを想像するだけで息が苦しくなります。

自分の身近なところに焦点を当てたら、平和のありがたみ、大切さなんてすぐにわかるのに。

いまも世界はあちこちで争っています。

ひとりひとりは、思いやりがあって、みんな誰かしらの家族がいるはずなのに。

単位が大きくなってくると、なんだかおかしなことになってしまう、ひとりひとりのヒトが置き去りになってしまう気持ち悪さがあります。

助け合うのも、いがみ合うのもおなじ人間なのですよね。

平和についてあらためて考えさせられる一日でした。

(きょうも一日、おつかれさまでした)

平和記念日(広島市)
1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、アメリカ軍のB29爆撃機エノラ・ゲイ号によって原子爆弾が広島に投下され、一瞬にして約14万人もの生命が奪われた。この歴史的悲劇から人類は目をそむけることなく、犠牲となった多くの人々の霊を慰め、世界平和を祈る日として広島市では「平和記念日」としている。

出典「すぐに役立つ 366日記念日事典[第4版]下巻」(日本記念日協会編者、創元社、2020年)

#日記 #記念日事典 #平和記念日