8月22日 はいチーズ!の日
写真を撮るときの掛け声は、脳内ではいまでも「はいチーズ!」ですが、気恥ずかしくてあまり使ったことがないです。
では、私はどんな掛け声なのかと思い出してみると。
「はい、撮りますよー」
という、なんともいえない掛け声だった気がします。
私は写真を撮ることはあっても、撮られることはあまりありませんでした。
撮られたくない、という気持ちが強かったからです。
いまにしておもうと、撮られるのが恥ずかしいというよりは、自分の脳内イメージの自分よりカッコ悪く写っているのを見たくなかったのかもしれません。
録音された自分の声が、自分でおもっている自分の声とずいぶん違っていてショックを受けるのと似た感覚だったとおもいます。
いまは、あんまりそういうことを気にしなくなりました。
カッコよく写ったほうがうれしいけれど、よっぽど変な顔をしていないかぎり、普段から私を知っている人からみたら「いつもどおり」な私がそこに写っているのだから、そこに私が居た記録になるのだから良いじゃんと思えるようになりました。
いまではスマートフォンで簡単にスナップ写真を撮れるようになりました。
自分がみたもの、体験、経験の記録として、当時の思い出を呼び起こす記憶装置のひとつとして写真というものはとても便利だとおもいます。
毎年お正月に家族全員で撮る集合写真も、たいせつな記録で思い出になるものです。
「チー」の発音でみんな笑顔な口元になるのだそうです。
今度の集合写真では「はいチーズ!」って掛け声をかけて撮ってみようかな。
(きょうも一日、おつかれさまでした)