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#99 自ら呼び込んでしまう不安

還暦間近だが、何かの拍子に自分に不安を呼び込んでしまう事がある。

よく「嫌な予感がする」とか「悪い結果になるような気がする」とまだ起きてはいない嫌な事を、自分で作り上げて落ち込む事があるのだ。

私の場合それはほとんどが仕事上のことであり、今はやりの伝染病などには全く不安が無い。

仕事上という事は究極、健康や命ではなく、金銭的な不安であり、金銭欲を捨てれば簡単に解決出来るという事は、すでにずいぶん前から認識はしている。

その金銭的不安の発生の原因のほとんどは、生い立ちにあるとは判っているのだが、それほど生活に困窮しているわけでもない今でも、金銭的不安が付きまとうのは迷惑なことだと感じている。

この仕事をうまく処理出来なければ、このステージから去らねばならず、そうなれば余生の収入源はどうなるのだろう?と自らに問うのだが、そもそも定年間近なので、今去ろうが、職責を全うして去ろうが、さほど変わりが無いと、ちゃんと頭では整理されているのだが、心が整理されずモヤモヤするのだ。

これもまた、老化現象の一つなのかもしれない。

本物の人生の終活もひょっとしたら、こんな感じかもしれない。

もうすぐこの世から去らねばならないことを、頭では理解していても、心がそれを受入れきれないという事になるのだろうか?


しかし、今話題のテニスのトッププレーヤーの若い女の子も、頭では整理できても、心がモヤモヤしているようだ。

私も彼女も、少し問題から遠ざかり、何が起きても運命だと思うことが出来れば、不安が消えるような気がする。

きっと誰かが良い方向に導いてくれるだろうと、無理にでも思い込んで。

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