#57 妊活宣言!×2
今年度に入って20日ほどしか経っていないのに、違うブランチの部下2人からそれぞれ別々に、
「近々結婚して、妊活をしますのでよろしくお願い致します。」
と同じような内容を聞かされた。
確かにお二人とも30才手前でそろそろと考えるのは、それ程おかしくはないと思うが、結婚報告と同時に妊活宣言を、それも続けざまに2人から聞くとは思わなかった。
そもそもこの妊活と言う言葉自体いつから使われるようになったのだろう?
言葉というのは本当に不思議だ。
「子作りに励みます」も「子どもを作るための行為を積極的に致します」も「妊活します」に含まれているのだろうか?
私が今まで勝手に思っていた「妊活」とは結婚後ある程度(3年以上?)経ても子どもが授からず、しびれを切らして不妊治療を始める事のようなイメージだった。人工授精や卵管狭窄の治療などをすることを「妊活」だと勝手に定義していたが、どうもそこまで大げさでなくても「妊活」と言う言葉を使ってもいいらしい。
じゃあ結婚して子どもがまだいない人に、「子供はまだなの?とか子どもは作らないの?」とか聞くのはNGだが、「妊活してる?」と聞くのはOKなのだろうか?
多分それもおじさんが聞くのはNGと言われるだろうが。
ましてや、そうか頑張れ!なんなら経験に基づいて、アドバイスを色々と・・・・・・。
などと口にしようものなら大変なことになりそうだ。
文字面や言い回しで、内容が同じなのにすんなり受け入れられる言葉と、忌み嫌われる言葉があるのは、言葉に対する差別ではないか!と少し思うが、それよりも、言う者の人間性で受け取られ方が違うのだろうなぁと思う。
この2人には、「そうか、頑張ってな」と真面目な顔をなんとか繕って返事をした。
本心は「お願いだから、そのようなことは宣言しないで、そうなったら教えてくれればいいから」と言いたかったのだけれど。
でも子どもを欲しいと思ってくれる若い人がいる事はいいことだと思う。
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