本の価値は相対価値。

今回は本のことで考えてたこと!

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「伝え方が9割」という本を2回生くらいの時に読んだ。
全部読んだわけではなかったけど、内容薄っ!てなって途中で読むの辞めた気がする。
で、そのあとAmazonのレビューみて他者の批評を読んで、やっぱりダメな本なんかーって思った記憶がある。

けど、最近読んでみたらコピーライターらしいテクニックが多く載っていて実用的で良書じゃね?って思い始めた。

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話は変わるけど、ゼミの恩師がモノと情報の価値という研究をしてた。
その中で印象的だった言葉がある。

"モノの価値は絶対価値、情報の価値は相対価値である"

例えば、カナヅチの様な形あるモノは誰の手に渡ってもカナヅチであることに変わりはない。
しかし、情報というものは誰が受け取るかによって、価値のエネルギーそのものが変化する。

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これを本で捉え直すと、

本という"モノ"は、単なる文字が書かれてる紙の集合であり、誰が受け取っても原価数十円で同じ価値である。
一方で、本の中の文字によって構成される"情報"とは受け手によって価値が変わる。

その受け手とは、本に対峙している自分である。
よって自分の本に向かう姿勢が本そのものの価値に影響する。

つまり、本の価値とは、受け手との間に生まれるもので、本自体に発生するものではない。

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てことで、
俺が「伝え方が9割」を2回目読んで良いなと思ったのは、この本に対峙している自分の姿勢が変わったから。それで、本の価値も上がった。

で、この事に気がついてたからなんか分からんけど、3回生くらいから本を読むたびに

・現状
・この本を読む目的
・発見
・これから実践すること

みたいなのをまとめ始めてた。

そしたら、本の見る目が変わった。
良い本も悪い本も、自分との境界で生まれるのであれば出来るだけ良い本を生み出せるように読書はした方が良いって考えた。
だから、これからは他人に本を薦めることはあっても全否定はしない、はず!

てことで、
本の価値は相対価値。

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